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爺さん襲来
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ついにこの日が来た。
今日、爺ちゃんが上京してくる事がわかった。
もちろん、事前に連絡はなかったが、気を利かした兄貴から連絡がきた。
「俺の命もここまでか・・・」
「・・・リョウくん、なんで死にそうな声だすの?」
「ミウ~俺は爺ちゃんに何させられるのかな?」
「大丈夫だよ、お爺ちゃん優しいし。」
「ミウにだけだよ。」
「そうかな?リョウくんに厳しいのはそれだけ期待されてるのだと思うのだけどね。」
「ミウそれは甘いぞ、曹長様はそんな甘い方ではあるまい。」
この場にミウの祖父竜蔵さんもいた。
「なんでお爺ちゃんもいるの?」
「曹長様が来るのに出迎えをしなければ後が怖い。」
竜蔵さんは恐怖で震えていた。
「わかります。俺もどうなる事か。」
二人で震えていた。
「えらい言われようじゃのぅ。」
「爺ちゃん!」
そこにはリョウの祖父アキラがいた。
「リョウ、お主上京して気が緩んでおるのぅ~」
「そんな事はないと・・・」
「少々鍛え直す必要があるのぅ~」
「うっ!イヤ大丈夫だよ・・・」
「曹長様、御無沙汰しています。」
「これは少尉殿じゃないか、お主もだいぶ老けたのぅ。」
「はい、しかし、曹長様もお元気そうで何よりです。」
「じゃがお主、ワシの家柄に不満があるようじゃのう?腰抜少尉が偉くなったものじゃ。」
「そのような事はございません。曹長様の御孫様なら孫の婿になんら不満などございません。」
「そうか、ならよいが反対するようならなぁ~」
鋭い眼光が竜蔵を刺す。
「決してその様な事は・・・ミウも望む事です。私は二人を応援しております。」
竜蔵は早々降伏に成功した。
「お爺ちゃん、聞いてよ~リョウくんね、すぐ浮気するの!」
ミウは爺ちゃんにチクっていた。
「おい、ミウ・・・さん?やめてくれるかな?」
イタズラな顔をしてミウは続ける。
「すぐに女の子を捕まえて困ってるの、お爺ちゃんが叱ってくれないかな?」
「ミウや、男が浮気するのは仕方ないんじゃ、そこは正妻として広い心を持つべきじゃろ。」
まさかの浮気肯定派だった。
「お爺ちゃん?」
「それにの女がよって来ないような情けない男をミウは選ぶのかね?ワシはリョウをミウちゃんにふさわしい男に育てておるつもりじゃ。もしふさわしくないようなら婚約等破棄じゃ!その時は性根を叩き直してやる!」
「お爺ちゃん、リョウくんはふさわしいからね、リョウくんしかいないから。」
「ミウが言うなら今はいいがな、リョウ気合いを入れて性根を直せよ、孫の婿にふさわしいか見張っておるからな!」
「爺ちゃん、孫は俺!ミウは他の家の子だよ。」
「些細な問題じゃ!」
「些細じゃないよ!」
「リョウくん、時間の問題だよ。」
「それもちっがーう!」
「リョウ、紹介状を書いておいた、ここに行って鍛え直してこい!」
「爺ちゃん?ここは?」
「ワシの昔の知り合いがやっておる道場じゃ。」
「イヤな予感しかしないなぁ~」
「グダグダ言うな、病院は今日で退院じゃ!ここで療養してこい!竜蔵、仕事の調整はお前がしておけ!」
「はっ!曹長様の御命令通りに。」
「わかったよ、明日にでも行ってくる。」
「わかったな!それじゃワシは帰るからな!」
爺さんは言いたい事だけ言って帰って行った。
「リョウくん大丈夫?」
俺は紹介状を見ながら
「何させられるのだろう・・・」
不安しかなかった。
今日、爺ちゃんが上京してくる事がわかった。
もちろん、事前に連絡はなかったが、気を利かした兄貴から連絡がきた。
「俺の命もここまでか・・・」
「・・・リョウくん、なんで死にそうな声だすの?」
「ミウ~俺は爺ちゃんに何させられるのかな?」
「大丈夫だよ、お爺ちゃん優しいし。」
「ミウにだけだよ。」
「そうかな?リョウくんに厳しいのはそれだけ期待されてるのだと思うのだけどね。」
「ミウそれは甘いぞ、曹長様はそんな甘い方ではあるまい。」
この場にミウの祖父竜蔵さんもいた。
「なんでお爺ちゃんもいるの?」
「曹長様が来るのに出迎えをしなければ後が怖い。」
竜蔵さんは恐怖で震えていた。
「わかります。俺もどうなる事か。」
二人で震えていた。
「えらい言われようじゃのぅ。」
「爺ちゃん!」
そこにはリョウの祖父アキラがいた。
「リョウ、お主上京して気が緩んでおるのぅ~」
「そんな事はないと・・・」
「少々鍛え直す必要があるのぅ~」
「うっ!イヤ大丈夫だよ・・・」
「曹長様、御無沙汰しています。」
「これは少尉殿じゃないか、お主もだいぶ老けたのぅ。」
「はい、しかし、曹長様もお元気そうで何よりです。」
「じゃがお主、ワシの家柄に不満があるようじゃのう?腰抜少尉が偉くなったものじゃ。」
「そのような事はございません。曹長様の御孫様なら孫の婿になんら不満などございません。」
「そうか、ならよいが反対するようならなぁ~」
鋭い眼光が竜蔵を刺す。
「決してその様な事は・・・ミウも望む事です。私は二人を応援しております。」
竜蔵は早々降伏に成功した。
「お爺ちゃん、聞いてよ~リョウくんね、すぐ浮気するの!」
ミウは爺ちゃんにチクっていた。
「おい、ミウ・・・さん?やめてくれるかな?」
イタズラな顔をしてミウは続ける。
「すぐに女の子を捕まえて困ってるの、お爺ちゃんが叱ってくれないかな?」
「ミウや、男が浮気するのは仕方ないんじゃ、そこは正妻として広い心を持つべきじゃろ。」
まさかの浮気肯定派だった。
「お爺ちゃん?」
「それにの女がよって来ないような情けない男をミウは選ぶのかね?ワシはリョウをミウちゃんにふさわしい男に育てておるつもりじゃ。もしふさわしくないようなら婚約等破棄じゃ!その時は性根を叩き直してやる!」
「お爺ちゃん、リョウくんはふさわしいからね、リョウくんしかいないから。」
「ミウが言うなら今はいいがな、リョウ気合いを入れて性根を直せよ、孫の婿にふさわしいか見張っておるからな!」
「爺ちゃん、孫は俺!ミウは他の家の子だよ。」
「些細な問題じゃ!」
「些細じゃないよ!」
「リョウくん、時間の問題だよ。」
「それもちっがーう!」
「リョウ、紹介状を書いておいた、ここに行って鍛え直してこい!」
「爺ちゃん?ここは?」
「ワシの昔の知り合いがやっておる道場じゃ。」
「イヤな予感しかしないなぁ~」
「グダグダ言うな、病院は今日で退院じゃ!ここで療養してこい!竜蔵、仕事の調整はお前がしておけ!」
「はっ!曹長様の御命令通りに。」
「わかったよ、明日にでも行ってくる。」
「わかったな!それじゃワシは帰るからな!」
爺さんは言いたい事だけ言って帰って行った。
「リョウくん大丈夫?」
俺は紹介状を見ながら
「何させられるのだろう・・・」
不安しかなかった。
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