128 / 193
ジュリ
億千の
しおりを挟む
「ねぇ本当にあいつ一人で良かったの?」
パーティは開かれた。見慣れた顔が椅子に座って余り物をバクバク食べている。
ナツの意思を継ぐもの達。
ゴルガナが椅子に変な座り方をしながら聞いてきた。
あいつ1人、というのはリッカ達の足止めだ。
わざわざ足止めせず普通に招けば良いのだが、歯止めが聞きそうにないので行かせてあげた。
分かったかもしれないが足止めに行ったのはイチバンだ。
「新参者はこういうのじゃなきゃな」
過去にもこのようなことがあったな。
「俺はなんてったってリッカを下に見てる訳では無い。なんなら俺より強いかも。若いモンはそういうところニブイよな」
───
いつもは着ないコートに慣れないバックパック。
周りから見ればただのハイキングに来た旅行者か何かだろう。
僕達は順調にトンポリの街に向かっていた。
「まずは街の人達の避難、それが優先だ」
そんなことを言っていたら気配を感じる。
いや普通に草が動く音だ。
誰かが歩いている。すぐそこで。
しかも大量に、だ。
大胆に灯りを炊いて歩く集団の先頭にはミスノルフさんがいた。
そして言ってきた。
「リッカ!?何故ここに...まぁいいこいつらを安全な場所まで避難させて欲しい。俺は戻ってあの破壊野郎をやってくる」
それは本気の目だった。
パーティは開かれた。見慣れた顔が椅子に座って余り物をバクバク食べている。
ナツの意思を継ぐもの達。
ゴルガナが椅子に変な座り方をしながら聞いてきた。
あいつ1人、というのはリッカ達の足止めだ。
わざわざ足止めせず普通に招けば良いのだが、歯止めが聞きそうにないので行かせてあげた。
分かったかもしれないが足止めに行ったのはイチバンだ。
「新参者はこういうのじゃなきゃな」
過去にもこのようなことがあったな。
「俺はなんてったってリッカを下に見てる訳では無い。なんなら俺より強いかも。若いモンはそういうところニブイよな」
───
いつもは着ないコートに慣れないバックパック。
周りから見ればただのハイキングに来た旅行者か何かだろう。
僕達は順調にトンポリの街に向かっていた。
「まずは街の人達の避難、それが優先だ」
そんなことを言っていたら気配を感じる。
いや普通に草が動く音だ。
誰かが歩いている。すぐそこで。
しかも大量に、だ。
大胆に灯りを炊いて歩く集団の先頭にはミスノルフさんがいた。
そして言ってきた。
「リッカ!?何故ここに...まぁいいこいつらを安全な場所まで避難させて欲しい。俺は戻ってあの破壊野郎をやってくる」
それは本気の目だった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
9
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる