LOVE LESSON

本多 真弥子

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EX

side:涼一 2月14日 バレンタインデー1 ※

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「これ…二人から貰った物に全然追い付かないんだけど…。」
寮に戻ってから柚希が俺とリシェールにチョコらしき物を渡してくれる。
申し訳無さそうにしなくてもいいのに。
「チョコは姉さんに選んで貰ったから心配ないと思うんだけど……。」
ん?チョコは?
その言い回しにリシェールも気付いてすぐに包みを開けると、一枚のカードが入っていた。
『何でも一日お願いを叶える券』
とんだプラチナチケットが入っていた。
「外に行くなら今日は混んでると思うから、明日からね。」
「有難う柚希!家宝として祀っておくことにする!」
「いや、使ってね、リシェール…。」
「有難うな柚希。確かにこれは金額に換算出来ない国宝級のお宝だな。」
「国宝…?」
「それじゃ俺は柚希を外に連れ出したいから週末にする。リシェールが外じゃないなら先に譲るぞ。」
「ああ、それでは柚希、明日で良いので国に来て欲しい。あちらで色々お願いしたい事がある。」
「うん、わかった。じゃあ明日学校終わったら行こう。」
二人でデートの邪魔はさすがにしないが、警護として俺は二人をつける事にはする。
取り敢えず今は貰ったチョコを柚希に食べさせるタイミングを見計らっている。
美月さんはその為に敢えてこれを選んだのに間違い無い。
リシェールのとは包みが違っていたから、このチョコは俺に対するメッセージだろう。
そこで、リシェールを追い出す良い方法を思い付いた。
「リシェール、明日行くなら今からでも先に国に帰って段取りを組んでおいた方がいいんじゃないか?」
「!?そ、そうだな!」
気付いたように慌ててリシェールは出て行った。
後を見送ると、柚希を抱き上げてベッドへ。
「さてと、柚希も一緒に食べよう。」
「え?でも…。」
「一緒に食べた方が美味いだろう?」
「うん、そうだね。」
早速箱から一つ出して摘まみ、自分の口に入れると、口移しでチョコを半分食べさせる。
「ん!苦い!もしかしてこれお酒?」
「ブランデー入りのチョコだな。子供でも食べられるから安心していい。」
とは言え柚希が酒に弱いのは知っている。
どうなるのか興味はあった。
今までは眠ってしまっていたが、量は上手く加減出来たと思う。
「気分は悪くないか?」
「ん-、ふわふわする。」
返事しながら頭を俺の胸にくっつけてくる柚希。
柚希が自分から滅多にして来ない甘え方だ。
リシェールを追い払って良かったと思った。
居たら絶対に取り合いになっていたに違いない。
「柚希、何かして欲しい事はあるか?」
「お水が飲みたいな。」
口調もちょっと幼い感じがまたいい。
冷蔵庫から水を取って来て飲ませる前に顔を見ると、すでに頬が赤く目がトロンとしていた。
艶っぽく見えて生唾を飲んでしまう。
初めてアルコールの偉大さを知った。
「んっ……美味しい、もっと。」
水を口移しに飲ませると、飲んですぐに柚希が瞳を覗き込んでお願いしてくる。
「どっちをねだってるんだ?」
「両方。」
いつもだったらもっと恥ずかしがって言うだろう言葉がするっと出た。
「チューだけでいいのか?」
「…意地悪ぅ。」
『拗ねた顔をする柚希(Uレア)』
と心の中で悶えた。
「怒ったか?」
「怒るわけ無いよ。意地悪する涼一さん含めて好きなんだから。」
すぐ笑顔に変えて言ってくれる柚希。
可愛さに堪え切れなくなり、水を置いてから唇を吸う。
「んっ…んぅ……。」
柚希の唇が更に赤味を帯びる程吸いまくった。
もう少しだけ、いつもとは別の可愛さを表す柚希を堪能したかったが、雪崩コースが確定してしまった。
可愛過ぎて股間が辛い。
柚希の上に覆い被さり、服を脱がして俺も脱いだ。
「柚希が愛し過ぎて辛い。」
「僕も涼一さん無しじゃ、きっともう生きていけないよ?」
「嬉しいけど…酔わせて言わせる事じゃ無いよな。」
本音である事は間違い無いが、内に秘めている事を内緒で聞いてるような気になって来たので、水をもう一度飲ませようと思った。
「もう酔ってないよ。」
「いつからだ?」
「唇がすっごく吸われた辺りから。」
まだ顔が赤いが、羞恥も含まれているとわかった。
「酔った柚希も可愛いが、やはり素の柚希が一番だ。」
「なかなか涼一さんが求めてる事が、恥ずかしくて口に出すのに時間が掛かるけどね。」
「柚希が何をしても言っても愛しいんだ。極論を言ったら無言の柚希ですら愛してるぞ。」
「うん、有難う…。」
目に見えて赤くなる柚希。
もう股間がMAXになったので、柚希の両足を抱えて、尻の窄まりを吸う。
「ふゃああ!」
快感よりも恥ずかしさの方が強いようで、可愛らしい悲鳴を上げながら身体を赤く染める柚希。
すぐに窄まりの中に舌を抽挿させる。
「ああんっ!ざらざらがぁっ!」
孔が俺の動き通りに収縮して、腰もくねらせて快感を得ようとしている。
出来る限り舌を奥に捩じ込んで、届く範囲を舐め回す。
「ああっ、奥が…っ、うずうずするよぉ!」
呼吸荒く柚希が焦れて懇願の眼差しを向けて来たので、上に摺り上がって、一気に柚希の中に押し入った。
「あっああっ!きもちいぃっ!もっと擦って!もっとぉっ!」
突き上げる前からいつもよりも柚希のペースが早いのは、まだ酔いが残っているせいなのか?
「酔って、無いよな?」
突き上げ始めながら確認する。
「ないっ…!あぁっ…けどぉ、なかが…あつい…よぉ!」
やはりアルコールのせいか。
「後で、水いっぱい飲もうな。」
ガンガンに奥を前立腺を突き擦ると、柚希が首に腕を回して来た。
「りょ…いちさ…っ、ちゅうしてぇっ!」
相変わらず煽る煽る。
ぎゅっと可愛く抱き付きながらおねだりされて、言う通りにしない男が居るだろうか。
「ん…可愛いな、俺の柚希…っ…。」
「ん…ふっ!ああっ、好きっ!りょういちさんで…っ、いっぱいにしてぇっ!」
キスの合間の柚希の喘ぎが俺を更に煽って、簡単に限界寸前になる。
「くっ…柚希…っ、いっぱい出すからな…っ!」
「あっああっ!きてぇっ!あっあああ――っっ!!」
柚希が強く俺に抱き付きながら全身をビクビク跳ねさせて、自分のお腹に射精し、俺を強く締め付けて達する。
その締め付けに導かれて俺も達し、柚希の奥深くに放った。
「っふあぁぁ!出てるぅ!なか、あぁんっ!!」
続けて中出しで達してしまった柚希が中を収縮させるので、もう一度大きくしてひたすら擦ってやる。
「あああっ!またイ…っちゃあああ――っっ!!」
もう一度中に放つと結合部から俺が放った精液が僅かに溢れ出る。
2度3度と続けてイく柚希。
ビクビクが止まらないのでしっかり背中へ手をやって抱き締める。
「は…ぁっ……はっ……死んじゃうかと…思った…ぁ…。」
「うん?苦しかったか?」
「……気持ち…よすぎて……。」
恥ずかしいからか視線を逸らして言う柚希。
「全く、可愛くて俺の方が萌え死にしそうだ。」
「萌え…?」
「深く考えなくていい。」
柚希の上から退いて横に寝ると、柚希を抱き直して背中を頭を頬をと撫で回して愛しむ。
「ずっと触ってられるな。」
「ん、気持ちいい…。」
「もちろんいつもの柚希が好きだが、偶にもう少しだけ量を減らして酔ってみるか?いつも見れない柚希が見れて俺も嬉しい。」
キスをしながら訊ねる。
「ん、偶にね。」
恥ずかしそうにする柚希に唇を強く押し付けてから離し、背中を軽く叩いて寝かし付けに入る。
アルコールが入ったせいか、すぐに柚希は意識を落としていった。
「お休み柚希……。」
柚希の額にそっとお休みのキスをする。
柚希が寝息を立て始めてから暫く柚希を眺め続ける……どれぐらいそうしていたのだろう。
ようやく意識が落ちたのは、空が白み始めた頃だった。


(リシェール編は『少年王子はゲーム世界に翻弄される EX3 side:リシェ LOVE LESSON 2月14日 バレンタインデー1より 2A』 になります)


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