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LESSON19 side:涼一 ※

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二人を気分転換させるために学校を休んで出掛ける事にした。
行先を俺が提案して、二人が行きたい所を選ばせた。
水族館、遊園地、展望台。
今日現実的に周れる所を考えてこの三ヶ所にした。


水族館なんか滅多に来ないが、売りが魚だけじゃない事を初めて知った。
こういうのもたまには良いもんだと思った。
柚希は楽しそうに、リシェールは物珍しそうに見て、それぞれ楽しんでいる。
リシェールが言い出しそうな事が予想出来たので、早速水槽の技術者を探して連絡しておく。
一通り見て回ると二人共満足そうな顔をしていた。


昼を挟んで遊園地へ。
感情が無かった俺はここで一度も楽しんだ事が無かった。
「随分久し振りに来たなぁー。」
柚希も最近来ていなかったらしい。
子供の頃の後はデートまでは余り来なくなるのが一般的だしな。
園内図を見ても何をどう楽しむのかわからなかった為、近場から順に回る事にした。
大体が二人乗りだった為、柚希とリシェールに譲った。
二人は凄く楽しそうだったから、俺は二人を撮影する側に回らせてもらった。
一応絶叫アトラクションには乗ってみたものの、多少速い乗り物やら回転する程度の為、やはり楽しいとは感じなかった。
他人が悲鳴を上げているのも全く解せなかった。

だいぶ暗くなってくると、アトラクションや周囲がライトアップされた。
夜はそれが楽しめてお得感がある。
三人で観覧車に乗って地上を見下ろす事にした。
「綺麗だねー。」
柚希もリシェールも目を輝かせている。
「柚希の方が綺麗だ。」
「っ…あ、有難う…。」
つい言ってしまった言葉に柚希が顔を赤くする。
「どうしたらそういう言葉がさらっと出て来るのか…。」
見ていたリシェールも少しだけ顔を赤くして、溜息混じりにぼやく。
「思ったままを何も考えず言うとこうなるな。」
本当の事しか言わないので別段恥ずかしい事ではない。
「ある程度考えて言わないと失言する事は無いのか?」
「俺はいつも言ってから後悔するタイプだからな。」
思い当たった柚希が空笑いする。
「でも、飾らないで言ってくれる涼一さんが好……っ!」
柚希が思わず言ってしまったという感じで慌てて口を押さえた。
外をちらっと見てタイミングを測っていた俺は、観覧車が天辺に来た瞬間に柚希を引き寄せて舌を差し込むキスをした。
「んっ!ん…ふっ!」
こんな場所でと言いたげに赤くなって慌てる柚希。
でも決して柚希は自分から離す事は無い。
俺が解放する気は無いとわかると、目を閉じてしまう。
暫くの間、柚希の口内を味わった。
リシェールは完全に外を見てガン無視を決め込んでいた。
もうすぐ地上に着くという所で柚希を解放すると、真っ赤な顔でグッタリ凭れ掛かって来た。


遊園地を出ると夕食を挟み、展望台へ。
暗くて光は全て下の為、光を楽しむなら遊園地やイルミネーションの方が良さそうだ。
田舎なら星が楽しめるんだろうが。
「成程…。星空を取るか利便性を取るか、か…。」
リシェールが景色を見ながら考える。
「まあ、今のところ星空を犠牲にする必要は無いだろう。」
リシェールの国はまだ星空が凄い。
急いで便利にする必要も無いだろうと助言した。


寮に着くとなかなかな時間になっていた。
明日は学校に行くつもりだが……。
「お風呂入ったらすぐに寝ないとだね。」
欠伸しながら言う柚希の服を脱がし、俺も脱ぐ。
慌てる柚希をシャワールームに引っ張って行った。

「まさか柚希があんな所で煽るなんてな……。」
「えっ、煽っ…?」
「人前で外にも関わらずあんな可愛い事を言われたら……。今度はこういう時の為に屋外でヤれそうな場所を見繕わないとな。」
「おっ、屋外だめーっ!」
「じゃあ、もっと可愛い事を言って、俺を慣れさせないとな?」
「うぅ……えっと……。」
「時間切れ。」
唇にキスをしながらシャワーを出して柚希を洗っていく。
キスを受けながら自分もやらないとと思っているようでシャンプーを手探りで探し始める柚希。
舌を舐めるとそちらに集中して手が止まる。
手早く頭を洗うと、柚希の身体を洗いながら愛撫する。
「んっ…!」
身体が俺の手の動きの通りにビクビク震えるのが可愛い。
早く寝かしてやらないとと思ってはいるが、柚希の反応が可愛くて触り心地も良い為、撫で回す手が止められない。
「んっ…ふぅ!」
お尻を撫で回すと腰を押し付けて来る為、自然に股間が互いの身体にくっつく。
当然俺は勃起しているのだが、柚希も勃起していた。
まあ、ずっとキスしながら弄っていたからな。
涙目で頬をすっかり紅潮させた柚希の顔を見ながら唇を離す。
「キスと愛撫、どっちで勃った?」
「…りょうほぅ…。」
身体まで赤くして羞恥の表情を浮かべて答える柚希。
その表情がまた俺を滾らせる。
柚希の片足を抱え上げ、ソープを手に取って柚希の後孔に指を埋めていく。
「んぅっ…!」
自然に孔がきゅっと締まりそうになるが、泡の力で指が簡単に肉襞を押し分けて進む。
「ああ…っ…ぬるぬるするぅ…っ!」
柚希の中に泡を塗り付けると指を引き抜き、滑りを利用して一気に中に押し入る。
「あっああっ!」
柚希の甘い嬌声がシャワールームに響き渡る。
それだけで興奮材料だ。
奥まで入り込むと柚希の身体をしっかりと抱き締め直し、背中を撫でながら様子を見る。
柚希が呼吸を少し整えてから俺を見る。
「つ…繋がってる時って幸せな感じするよね?」
もじもじしながら照れ笑いで殺し文句を言う柚希には、愛おしさしか感じない。
理性がどっかへ行ってしまい、ガンガン突き上げる。
「はげし……っ!ふぁあっ!イっちゃ…うよぉっ!!」
明日は学校に行かせてやる為にも、短時間で終わらせてやりたい。
「ふああっ!もうきちゃうっ…!!ああぁ――っ!!」
柚希がイくと中が締まるので摩擦が強くなって気持ち良く、すぐに俺も達し中に放つ。
ここでイかないで続けてしまうと、明日はまた、柚希を学校休みにしてしまう。
柚希から引き抜くと、紅潮した顔で柚希がうっとり見て来る。
こんな表情を見せられると、また興奮してしまうのに柚希には自覚が無い。
どうにか遣り過ごして洗うのを再開した。
柚希の中に放った物を指で掻き出すと艶かしい声を出すので、危うくまた一戦しそうになった……。


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