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柚希と涼一の二回目の結婚式 1/3
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「みんな、三年くれないか?」
子供達を集めて、アレク様がそう言った。
「…頭が沸いたのか?」
自然に代表してリシェールが言い返す。
「地球に行けるのがいつまでかわからない。それなのに俺と柚希はまだ結婚してないんだ。」
「あ、涼一さんとリシェ=シェイネスのことだよ。」
アレク様の言葉に付け足した。
涼一さんっていうのは地球でのアレク様の事で、柚希は地球での僕の事だというのは子供達には言ってはあったけど。
「つまり、三年間二人で地球に行きっぱなしで、その間我々に二人の不在を埋めろと言いたいのだな?」
「さすがリシェール、飲み込みが早いな。」
「何故三年も掛かるんだ!」
了承したように見せたリシェールが、どう見ても断る方向で返事する。
「柚希が三年経過しないと結婚出来ないから、地球に三年居続けて柚希の肉体を成長させたいからだ。」
子供達は黙った。
アレク様が僕の事になると残念になるのはわかっているから。
「父上、三年経過させる意味がありません。だって母上の身体は保存させているだけで、そこに法律は介入しないのでは?」
エイリシュが考えた末、アレク様に告げてみる。
「…わかってはいるが、正式に結婚したいという段取り的な……。柚希の成長も見たい……。」
アレク様が三年どうしても過ごしたいらしいけど、三年使ってまで主張するべきでは無い事がわかってるから、珍しく言い訳っぽくなってる。
僕も正式にどれだけ経過したかわからないけど、僕達の存在は法律を越えてるからね。
未成年がどうのは既に終了してる。
普段のアレク様なら効率を選ぶはずなのに、相当『柚希との結婚』に前のめりになってるんだなって。
「私も行く!!」
今度はリシェールが希望を告げる。
「お前はまだ通れないだろう。」
「行きたい行きたい行きたい!!」
リシェールが珍しく駄々を捏ねる。
リシェールのそんな姿を見たら、他の子供達まで地球への憧れを抱いてしまって。
他の子達も当然行きたいと言い出したので、今年は結婚は取り止めになってしまった。
それから三年後。
「リシェール!お前今年行けなかったら結界に閉じ込めて置いて行くからな!」
なかなか結婚が出来ないアレク様が、相当イライラしてリシェールに宣言した。
「コツがわからないのだから仕方ないだろうっ!」
リシェールも毎年毎年だから頭を抱えてる。
「リシェもいい加減腹立ってないか?」
「うーん、僕は毎年、今年は結婚出来るかなってワクワクしてるよ。あと、リシェールの成長を見守れて嬉しいな。」
「リシェ…。」「母上…。」
僕の感想を聞いて二人が何だか…。
「おっとり属性は心温まる…。」
「母上は私の事だけを考えてくれている!」
「…お前の事って、母目線の子供の成長って事だぞ?」
「子供の立場をおおいに利用して、甘えまくるからいい。」
「置いていく。」
また喧嘩始まっちゃった…。
「早く早く、リシェール、ほら、行って行って!」
地球への道にリシェールを押して喧嘩を中断させた。
「大丈夫、リシェールは今強い。」
リシェールの背中をポンポンと叩きながら応援する。
アレク様は僕を迎える為に先にログアウトした。
その時、リシェールの身体がアレク様の転移の魔法に反応し、消えてしまう。
「良かった、成功したね。」
安心して見届けると、僕も遅れてログアウトした。
子供達を集めて、アレク様がそう言った。
「…頭が沸いたのか?」
自然に代表してリシェールが言い返す。
「地球に行けるのがいつまでかわからない。それなのに俺と柚希はまだ結婚してないんだ。」
「あ、涼一さんとリシェ=シェイネスのことだよ。」
アレク様の言葉に付け足した。
涼一さんっていうのは地球でのアレク様の事で、柚希は地球での僕の事だというのは子供達には言ってはあったけど。
「つまり、三年間二人で地球に行きっぱなしで、その間我々に二人の不在を埋めろと言いたいのだな?」
「さすがリシェール、飲み込みが早いな。」
「何故三年も掛かるんだ!」
了承したように見せたリシェールが、どう見ても断る方向で返事する。
「柚希が三年経過しないと結婚出来ないから、地球に三年居続けて柚希の肉体を成長させたいからだ。」
子供達は黙った。
アレク様が僕の事になると残念になるのはわかっているから。
「父上、三年経過させる意味がありません。だって母上の身体は保存させているだけで、そこに法律は介入しないのでは?」
エイリシュが考えた末、アレク様に告げてみる。
「…わかってはいるが、正式に結婚したいという段取り的な……。柚希の成長も見たい……。」
アレク様が三年どうしても過ごしたいらしいけど、三年使ってまで主張するべきでは無い事がわかってるから、珍しく言い訳っぽくなってる。
僕も正式にどれだけ経過したかわからないけど、僕達の存在は法律を越えてるからね。
未成年がどうのは既に終了してる。
普段のアレク様なら効率を選ぶはずなのに、相当『柚希との結婚』に前のめりになってるんだなって。
「私も行く!!」
今度はリシェールが希望を告げる。
「お前はまだ通れないだろう。」
「行きたい行きたい行きたい!!」
リシェールが珍しく駄々を捏ねる。
リシェールのそんな姿を見たら、他の子供達まで地球への憧れを抱いてしまって。
他の子達も当然行きたいと言い出したので、今年は結婚は取り止めになってしまった。
それから三年後。
「リシェール!お前今年行けなかったら結界に閉じ込めて置いて行くからな!」
なかなか結婚が出来ないアレク様が、相当イライラしてリシェールに宣言した。
「コツがわからないのだから仕方ないだろうっ!」
リシェールも毎年毎年だから頭を抱えてる。
「リシェもいい加減腹立ってないか?」
「うーん、僕は毎年、今年は結婚出来るかなってワクワクしてるよ。あと、リシェールの成長を見守れて嬉しいな。」
「リシェ…。」「母上…。」
僕の感想を聞いて二人が何だか…。
「おっとり属性は心温まる…。」
「母上は私の事だけを考えてくれている!」
「…お前の事って、母目線の子供の成長って事だぞ?」
「子供の立場をおおいに利用して、甘えまくるからいい。」
「置いていく。」
また喧嘩始まっちゃった…。
「早く早く、リシェール、ほら、行って行って!」
地球への道にリシェールを押して喧嘩を中断させた。
「大丈夫、リシェールは今強い。」
リシェールの背中をポンポンと叩きながら応援する。
アレク様は僕を迎える為に先にログアウトした。
その時、リシェールの身体がアレク様の転移の魔法に反応し、消えてしまう。
「良かった、成功したね。」
安心して見届けると、僕も遅れてログアウトした。
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