悪魔の宰相とお転婆令嬢

アラセイトウ

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歓迎

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そこは教国の玉座の間だった。
教王はそこで重臣や騎士たちの報告を受けたり外から聞こえてくる怒声に耳を澄ませていた。

「おい!見つかったか!」

「いや、何処にもいない!というか罠だらけで見つからん!」

「くそ!お転婆令嬢の名は伊達ではないみたいだな!」

「氷の姫が逃げ出したぞー!」

「風の騎士もいない!」

「まさか!どういう事だ!あいつらは本当に女なのか!」

「というか、貴様ら何故女なんかに負けているのだ!しかもたった3人に!」

と教王が馬鹿にすると玉座の間の扉が木っ端微塵に吹っ飛んだ。

そこには大穴が開いていて外には倒れ伏した騎士や重臣が見え扉だったものの前には3人の少女や女性が立っていた。

一人は氷の姫らしくいくつもの氷の塊を背後に浮かべ、一人は風の騎士らしく剣を構え、一人はお転婆令嬢らしく元帝国から手に入れた銃を構えていた。

氷の姫は姫らしくふんわりと微笑みながら玉座に向かって歩き、
風の騎士は背後を気にしながら騎士らしく堂々と歩き、
お転婆令嬢は楽しげに弾むよう銃口を教王に向けながら歩く。
光が彼女達の背後から差している彼女達の行動を歓迎するかのように。


教王の内心はこいつら本当に王侯貴族なのか!
人質は人質らしく大人しくしていろよ!
お前らの国と交渉中なのだぞ!
とか、
お前ら全員、儂の妾にしてやろうと思っていたのに!
神に等しい儂に逆らうとは何事か!
こいつらは全員奴隷にしてやる!
搾り取れるだけ国から搾り取ってやる
など、後は口では言えない事などを内心で撒き散らしていた。

教王は騎士達に自分を守らせ3人を攻撃させるように命令した。

その数約100人。
絶望的な差であった。
3人でなければ。
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