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ビッグバン

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夜中の学校

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野球部の部室は本校舎の一階にある。本来はグランドの隅に建てられた部室があったのだが、近年の大会の成果と実績のなさでサッカー部に部室を取られてしまい今では更衣室として使っていた場所が部室になっている。

さあ行くでよ。サクッと終わらせてこの状況変えてやるんでい。


俺は興奮のあまり変な口調になりながら校舎に足を踏み入れた。


すると、突然校内放送が流れ始めた。

キンコーン。カンコーン。キンコーン。カンコーン。

口で言うんかい。はっ。それにこの声このパターンは。ドンウィル。お前だな。

大当たりだよ。田舎もん。大正解だよ。そんな勇気と意外に賢い君にはボーナスステージの挑戦権を与えちゃうぞ。

お前の下らない。ゲームに付き合ってるヒマはねえ。オラは今すぐにやらなきゃならねえ事があるだ。

ふん。そう面白くないな。まあ強制参加だけどね。それに。今回はあくまでご褒美だよ。
僕ちゃん君みたいなはみ出し者で個性ある勇敢な無謀と豪傑の紙一重見たいな奴が大好きなんだ。だからちょっとしたエコひいきダスよ。

それに今回のゲームは絶対に君は死なない絶対安全なゲーム。心ゆくまで楽しんでね。

今回のゲームはね。心臓探し。死人がうろつく学校内で朝になるまで。死者の心臓を見つけ出してこの世に生き返らせれる大チャンスだよ。
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