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学生の日の誤ち

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10年前私達は同じ国が運営するエリート育成大学の研究室で研究をしていた仲間だった。

しかし、同じ研究生でも君とわたしではだいぶ差があった。私は国や親学友や先生達に期待され、君は研究室内でも浮いた存在だった。

その当時の私は国や親からの期待に心が押しつぶされそうになっていて、何の期待もせず私と向きあってくれた君との交流はありのままの自分をさらけ出せる貴重な時間だった。

そんな学生生活を送っていたある日、私はとんでもない過ちを犯してしまった。

国や政府に研究成果を発表する研究発表会を前日に控えた私は周りの期待に押しつぶされ自分の研究成果に自信を持てなかった。

だからわたしの周りから落ちこぼれと評価されていた君の研究成果をみる事で自分と比べて安心したかったンダ。

そして君の研究成果を見たたわたしはその成果が予想以上に凄かった事に嫉妬してしまった。  

そして、私はあろう事か君が研究していた電脳生物論理の研究成果を盗み、発表してしまった。

その結果、君が他の研究員に誤解され、私の研究成果を盗んだ奴だと言われ、いじめられているのを見て見ぬふりをした。

それが、私の真実だ。謝っても許されないことをしたのは理解している。それでも謝らせてくれ。

アマレットは土下座をして謝った。
すまなかった。
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