宇宙人の遺産

ビッグバン

文字の大きさ
上 下
7 / 8

世界の真実

しおりを挟む
メルは落ち着いた口調で淡々と話し始めた。

端的に言いますと三年前に地球に旅行にやって来た一人の宇宙人がいました。彼は地球人が作り出すマンガやアニメなどの創作物が大好きで良くこの宇宙船にも大量にあるのはその為です。彼は地球が大好きで地球人も愛していました。ところが、

そんな彼に悲劇が起きました。そう、地球人による攻撃です。彼はただそこにいるだけで侵略者として見なされたのです。しかし、彼は怒るどころかそれを受け入れ一芝居打つ事にしました。そうすれば、人類が一丸となり自分が愛する地球に平和が訪れるのではないかと考えたのです。彼は故郷から使ってない古い宇宙船5台を取り寄せると地球を責める振りをしました。勿論。人間達に死者は愚か、物すら一切壊していません。今まで可笑しいと思いませんでしたか。宇宙人によって殺されたとされる人が極端に少ないのに。


しかし、彼にも予想外の事が起こりました。地球人は5人の戦士を爆弾として送り込み5つの宇宙船を爆破しょうとしたのです。彼はすぐに彼らの爆弾を外し別世界に送りました。さっきの様に。そして、自分の身勝手さに地球人を巻き混んでしまったと悔やんだ彼はこの宇宙船と共に爆破され、地球人が勝利したという事にし自分の死がこの地球の平和の礎になるだろうと考え、さらに、それが、彼らに対する懺悔になると考えた彼は三年前この宇宙船と共に爆破されました。しかし、人類は敵がいなくなったらご存知のとおり一度結んだ手を開いて決別しました。そして、私はその宇宙船の一部がまだ残っていて再生して復活したのが私です。
しおりを挟む

処理中です...