天狗さんと電化製品

ビッグバン

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天狗さんと空中浮遊

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あの後、何故か、わからんがオレ達は釈放された。

あの結局何がしたかったんだあの刑事自称天狗が料理完食したらショックで倒れて部下に連れて行かれてもう帰れって言われたから出てきたがこれからどうしよう。

分かってんですか。約束したってんですから。連れて行って下さいってんですよ。

とりあえず、この自称天狗をどうにかしなければ、そうだ。

おい。コスプレ娘。お前、天狗なら空飛べるだろ。それで、俺を乗せてひとっ飛び頼むよ。

だから、何度も言ってんだからいい加減分かれってんですよ。本物だってんですよ。がってんですよ。

これで一緒に飛ぶですよ。

そう言って自称天狗は下駄を渡して来た。

俺はその下駄を履いた。その瞬間、地面が水の様になり、俺は沈み出した。

おい、どうなってんだこれ。天狗

ふふふん。どうだってんですか。これこそ、その下駄の力、地面を水の様に、空中を地面の様に出来る優れものだってんですよ。

いいから助けろ。沈む。ギャアァア。

そこで、俺の意識はなくなった。
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