エレメントマスター

エレメント入門

日野は混乱していた。気がつけばそこは山の中だったからだ。日野があたりを見回していると仙人の様な男が近づいて来てこう言った。

「エレメントマスターになるための学校五行山ようこそ。君はこれまで持て余していた力をここで生かし方を学ぶのだ。」

日野は答えた。

「なんで俺がそんなマネしねえといけねえんだよ。」

仙人は答えた

「それが君の役目だからだよ。日野君君は自分が孤児で一人で生きてきたと思ってるかもしれないが違うのだよ。君は日の一族というものでね。鍛えたくてもエレメントが使える優秀な人材なのだよ。それ故に火の一族の者は自分の力に溺れぬ様に幼少期を一人で過ごさせ、自分の
未熟さを痛感させるのだ」

それを聞いた日野は言った。

「そのエレメントととやらを学べば両親と合わせてくれるのか」

仙人は答えた。

「勿論だ。無事卒業できたらな。」

こうして、俺はエレメントマスターを目指すことになったのだった。