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何の知らせ?
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これは私がボロアパートから少し良いマンションに引っ越した時の話です。
ある夏の日私は、東京の西から東京にかなり近い埼玉に引っ越しました。当時埼玉は物価も安く、家賃も東京より安かったので少し良いマンションに引っ越す事ができました。
そこでは、お風呂が沸いた時、お湯張りをする時など、音声で知らせてくれました。
調理機器も、炊けたり、焼けたりすると音楽が流れて教えてくれます。
たまに遊びにくる兄の私物の家電がいくつかあって、やはり音声や音楽で何かを知らせてくれて、ボロアパートに住んでいた私には新鮮でした。
私は子供の頃から機械には弱く、説明書を見ていると頭が痛くなるので1つずつ何の知らせの音楽か覚えて行きました。
当時友人のさっちゃんに、その事を楽しそうに話していた自分を覚えています。
やがて1年間が過ぎた頃、さっちゃんとランチに出かけたました。
「もうお知らせの音声や音楽にも慣れたでしょ?」
と言う何気ないさっちゃんの問いに、当時気になる事があった私は、
「うん、そうなんだけど……。」
と、口ごもりました。
「どしたん?」
「それがさあ、リビングで眠った時だけ夜中に聞こえる音楽があって、何のお知らせかわからないんだ。今まで2回しか聴いてない。」
「ふーん、何だろうね?場所的には音が出そうなものは何があるの?」
「そこはテレビや兄のゲーム機があるかな。」
「お兄さんが何かの設定変えたとか?」
「それ聞いてみたんだけど、音声とか音の設定触ってないって。それに夜中は電源入ってないしね。」
「その何の知らせかわからない音楽に関係ありそうな事で家の周りで変わった事はあった?」
私は少し考えてから、
「隣の部屋の室外機が厳寒のドアの横の上の方に吊ってあるんだけど、そこに青い綺麗な鳥が巣をつくっていて卵を抱いてたんだけど、隣の冷たい感じのおじさんが巣を撤去した。」
「うん、何の関係も無いね。」
さっちゃんは苦笑をした。
隣の部屋の奥さんは妊娠していてもうすぐ子供が生まれる。そんな時期に幸せの青い鳥が卵を抱いていた。それを躊躇なく撤去するなんて不吉な気がしていたのです。
ある夏の日私は、東京の西から東京にかなり近い埼玉に引っ越しました。当時埼玉は物価も安く、家賃も東京より安かったので少し良いマンションに引っ越す事ができました。
そこでは、お風呂が沸いた時、お湯張りをする時など、音声で知らせてくれました。
調理機器も、炊けたり、焼けたりすると音楽が流れて教えてくれます。
たまに遊びにくる兄の私物の家電がいくつかあって、やはり音声や音楽で何かを知らせてくれて、ボロアパートに住んでいた私には新鮮でした。
私は子供の頃から機械には弱く、説明書を見ていると頭が痛くなるので1つずつ何の知らせの音楽か覚えて行きました。
当時友人のさっちゃんに、その事を楽しそうに話していた自分を覚えています。
やがて1年間が過ぎた頃、さっちゃんとランチに出かけたました。
「もうお知らせの音声や音楽にも慣れたでしょ?」
と言う何気ないさっちゃんの問いに、当時気になる事があった私は、
「うん、そうなんだけど……。」
と、口ごもりました。
「どしたん?」
「それがさあ、リビングで眠った時だけ夜中に聞こえる音楽があって、何のお知らせかわからないんだ。今まで2回しか聴いてない。」
「ふーん、何だろうね?場所的には音が出そうなものは何があるの?」
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