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プロローグ
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「この話はここで終わりだ、後の事は頼んだぞ」
「はい、わかりました」
貫禄のある木を用いて作られたアンティーク調の机を挟んで、柚(ゆ)木崎(きざき)萌(はじめ)は向かい合う相手に返事をした。
話を終えて部屋を出ろと無言の圧力を掛けてくる相手に従う形で会釈をして、後ろを向こうとした時、ふと思い立ったように柚木崎は動きを止めた。
「約束は、守っていだたけるんですよね?」
その言葉に相手は少し嫌な顔をして言った。
「そんなに確認しなくても分かっている。だが、そうなるかはお前次第でもあるという事を忘れるな」
「…わかりました」
踵を返すと萌は今度こそ部屋を出て行った。
「はい、わかりました」
貫禄のある木を用いて作られたアンティーク調の机を挟んで、柚(ゆ)木崎(きざき)萌(はじめ)は向かい合う相手に返事をした。
話を終えて部屋を出ろと無言の圧力を掛けてくる相手に従う形で会釈をして、後ろを向こうとした時、ふと思い立ったように柚木崎は動きを止めた。
「約束は、守っていだたけるんですよね?」
その言葉に相手は少し嫌な顔をして言った。
「そんなに確認しなくても分かっている。だが、そうなるかはお前次第でもあるという事を忘れるな」
「…わかりました」
踵を返すと萌は今度こそ部屋を出て行った。
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