魔女と魔女狩り

NachtKraehe

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魔女と魔女狩り

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西の外れに聳える峻険な岩山をくり抜いて作られたその巌窟の中には、よく手入れされた家具や豪華な調度品で彩られた、驚くほど快適な空間が広がっていた。
その最深部。蝋燭の光で昏く照らされたその部屋が、魔女の居室であった。

「待っていたわ、ミュスカ。今日こそ私を殺してくれるのかしら?」
深紅のフードを目深にかぶったその女は、赤い唇を歪ませ、悪戯っぽく笑った。
「妖眼の魔女!言われなくても今日が貴女の命日よ!」
結わえられた柔らかな髪を靡かせながら、魔女狩りの少女が愛用の剣を構える。

「ふふ、楽しみだわ。今日は貴女の為に新しい魔法を編み出してみたの」
魔女の両目が妖しい光でミュスカの眼を射抜く。
「くっ……」

咄嗟に視線を逸らし、魔女の攻撃を防ぐ。魔女は瞳で人の心を操る。ミュスカのような一流の魔女狩りでなければ、魔女のひと睨みで心を奪われ、発狂させられていたかもしれない。
ミュスカは剣を構え、魔女に向き直る。

「そう簡単に食らうものですか」
「ふふ、流石ね」

幸い、ミュスカの身体には何の影響もないようだ。
伊達に何度も魔女に挑んでるわけではない。
魔女狩りの鉄則は先手必勝。いつものようにこの切っ先を魔女の心臓に突き立ててれば、それで終いだ。いつものように。

「これで終わりよ!妖眼の魔女……!」
ミュスカは「いつものように」剣を投げ捨てると、空いた両手を「いつものように」自らの両胸にあてがい、指に力を込めて布越しに揉み始めた。
少女のふたつのふくらみが、自らの指の刺激でふにふにと形を変えていく。
背筋をぞくぞくとした快感が走り抜ける。

「ふあぁッ……!!?」
少女は自分自身が上げた声に驚いて、攻撃の手を止めてしまった。

「あはは、どうしたの?可愛らしい声をあげて」

──な…なんで?いつものように自分の胸を揉んでいるだけなのに、何で変な声が出ちゃうの!?

「んんッ、ふぁあぁんっ!」
繊細な両手が少女の胸をこねる度に、むず痒いようなくすぐったさが、少女の双乳で暴れまわる。

───うぅ……恥ずかしい……っ!で、でも、魔女を倒すためにはこうしないと……! 

「ひぁんっ!」
「ふふ、今日も可愛いわよ、ミュスカちゃん♪ねぇ、どうしておっぱいを揉むと私を倒せるのか、説明してくれるかしら?」

「は……はぁ?……くぅう……!」
突然、余りにも当たり前の事を聞かれ、少女は呆気にとられる。

───混乱させようっていうの……?その手には乗らないわ……!魔女だって心臓をひと突きすれば死ぬんだから、こうやって心臓を……胸を……あ、あれ?おかしいな……?

胸を揉み続ければ魔女を倒せるという当たり前の事に対しての自信が揺らぐ。

「ねぇ、おっぱい揉むの気持ちいい?どうしてそれで私を倒せるの?」
「う、うるさい!私を惑わそうったってそうはいかないわよ!見てなさい!」

ミュスカは迷いを振り払うように、指に力を込め、双乳を激しく揉みしだく。
「くふぅっ……はンッ……!」
それは、自らの身体にさらなる責めを与えることに他ならない。
胸のくすぐったさに耐えられなくなり、背筋が震え、熱い吐息を漏らしてしまう。

「素敵よ、ミュスカ。もっと可愛らしい姿を見せて頂戴?」
「ふ……ざけるな……っ!」
ミュスカの両手が一旦、胸から離れる。
ぱちん、ぱちん、と留め具やボタンを外し、胸を隠していた衣服を脱ぎさっていく。
不可解なことに、脱げば脱ぐほど動悸は早くなり、肌は紅潮していく。

「こ、これならどおっ!?」
魔女の前に素肌を晒す、魔女狩りの少女。
手のひらに丁度おさまるほどの、白く、可愛らしい2つのふくらみが、突き出されてふるりと揺れた。

───は、恥ずかしい……っ!で、でも魔女に柔らかさを見せてあげないと!

「わ、私のおっぱいの柔らかさを、目に焼き付けるといいわ!」
すると少女は両胸を軽く持ち上げて、ぷるぷると揺らして見せた。
少女の繊細な双乳が、愛らしく上下左右に揺れ踊る。

「すごいわ、そんなにおっぱいをえっちに揺らしたら、私にも効いてしまうかもしれないわね♪」
妖眼の魔女は、淫らなダンスを楽しそうに眺めながら、嘲るように笑った。

───これ以上の攻撃は無いはずだわ…!なのに、なんで、こんなに恥ずかしいのよぉっ!

普段の魔女狩りと何も変わらないというのに。剣など使わずに、自分の胸を揉んだり、揺らすのを見せているだけなのに。

「わ、私に何をしたっていうの……?」
「ふふっ、ミュスカちゃんがいつもよりちょっとだけ大胆になるおまじない、かな?」
「ど、どういう事よっ!?」

───何を企んでいるの!?いつものように戦ってるだけなのに、恥ずかしくなっちゃう魔法ってこと!?

相手の魔法の正体が分からない以上、手遅れになる前に一刻でも早く魔女を仕留めるしかない。
しかし、どんなに攻撃をしても、魔女は苦しむどころか、喜んでいるようにしか見えない。

───やせ我慢に決まってるわ……!どんなに強くても、こうやって胸を弄り続けていれば…っ

少女の白い指が、白い乳肌を直に揉みはじめる。淑やかなふくらみに、細い指が押し込まれ、少女の身体に快楽を与える。
「きゃは……ッ!?」

「あははは、また可愛い声が出ちゃったわよ?」
「そ、そう言ってられるのも今のうちよ!こうやって胸を揉めば、揉めばぁ……あひっッ!!?」

少女の指と、滑らかな乳肌が擦れ合う、柔らかな感触が、少女の身体を甘く痺れさせていく。
その甘いくすぐったさから逃れようと指の動きを早めるたびに、その刺激はますます激しくなっていく。

「あははは、ミュスカちゃん、最高よ」
「ふざ……けるなぁっ!」
倒すべき魔女の前で、柔らかな胸を揉み続ける魔女狩りの少女。

───く、くすぐったいぃ……!もうダメっ……!もっと、もっと胸をくすぐらないとっ!
「ひゃああぁんッッ!!」

───な、なんで胸をくすぐるほどくすぐったくなるのよ~!そ、そんな筈ないわ!私はいつも通り服を脱いで胸を触ってるだけなのにっ……!

「うふふ、かーわいい♪」
魔女は頬杖をつき、ミュスカの必死の攻撃を楽しそうに鑑賞する。

「はひッ……くひゃぁ……んんッ」

───ま、まさか私の攻撃が効いていないの!?こんなに胸の柔らかさを見せつけてるのに……まだ足りないっていうの……!?もっといやらしく胸を揉まなきゃ……!で、でも何でこんなに恥ずかしいの……!?

「ねえ、ミュスカ、そんなに私の前でおっぱいふにふにして、恥ずかしくなぁい?」
「な、なんで……そんなわけ……!」

ミュスカは少しでも羞恥心を和らげようと、胸をこねる両手の動きに変化をつける。玉の汗が浮かぶ両のふくらみを、円を描くように揉みこんだり、両乳をぎゅっと押し付けて深い谷間をつくると、見せつけるようにむにゅむにゅと揉み合わせる

「あひゃッ、きゃふぅ、ひゃァアんっ!!」
くすぐったさも、気持ち良さも、恥ずかしさも、ミュスカの行動と裏腹にどんどん高まっていく。 

───や、やだ、くすぐったいよぉ……っ!指一本触れられてないのに、なんでこんなに切なくなっちゃうの……?私の身体、一体どうなっちゃったの!?

「は、恥ずかしいぃ……!な、なんでぇ……?」
「うふふ、ミュスカちゃんってば大胆♪」
「な、なめないでっ!」

───なんで、何で効かないのよっ!?こんなに、胸を揉んだり、揺らしたりしてるのに……っ!
こんなに恥ずかしいのに……っ!

「ふふっ、そろそろ限界なんじゃないかしら?」
「げ、限界なのは貴女の方でしょっ!?私の胸、し、しっかり見てなさいよ!」

───負けちゃダメよミュスカ!もっといやらしくおっぱいを揉んで魔女の目を愉しませないと……!なのに、何でこんなに恥ずかしくなっちゃうの!?
こ、こうなったら一刻も早く勝負を決めるしかないわ!

「へ、変な魔法で私のむ、胸をくすぐったくしてるみたいだけど、全然き、効いてないわよっ……!」

ミュスカは両手の指を艶めかしく蠢かせ、清らかなふくらみに淫らな刺激を与えていく。
胸のふくらみを柔らかく揉みながら、儚げに震えるその先端を、指で押し込み、くりくりとこね回す。

「んきゅぅっ!」
ふたつの頂きから、快楽の電流が駆け上り、背筋を震わせる。

───う、嘘でしょっ!?胸の先、触れば……くすぐったくなくなるはずなのにっ!恥ずかしくなくなるはずなのにぃっ!!

得体の知れない快楽から逃れようと、ミュスカは美しい胸をめちゃくちゃに揉みしだきながら、その先端をぐにぐにと弄り回す。

「そう、気持ちいいでしょ?そのままイッちゃいなさい♪」
「や、やらぁああああっっ!!」

快楽から逃れようと指の動きを激しくするほど、逆に凄まじいまでの快楽とくすぐったさが2つの胸を駆け上り、脳髄を痺れさせる。
「ああぁあああアあァっっ!!」

少女の両手が敏感な両胸を激しく握り込み、その先端を人差し指が同時に弾いた瞬間、
「ひぁああああッッ!ふぁぁあああんっっッッッッ!!!!」
ミュスカの全身を甘い電流が迸り、少女は絶頂に達した。
その身体から力が抜かれ、魔女狩りの少女はぽす、と魔女の身体に倒れこんだ。
 
───イッちゃった…?こんな、こんな奴の目の前で……

「はひッ……くゃあ……」
一筋の涙が悔しげに流れ落ちるとともに、少女は魔女の胸の中で眠りに落ちた。
妖眼の魔女は荒い呼吸を続ける少女の髪を優しく撫でる。

「今日も楽しかったわ、ミュスカ。貴女がこうして殺しに来てくれるのが、私の何よりの楽しみなのよ」
そう言うと魔女はミュスカを愛おしげに抱きしめたまま、その頬にキスをした。

「ふふ、お休みなさい、ミュスカ。明日も遊びましょうね」


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