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第八十二話
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ユオサイド
純太くんが急にお父さんみたいな事を言いはじめた。
露出しすぎだから着替えろだって!
純太くんがこの服選んだんでしょーが!
でも、ちょっと守られてるみたいで嬉しかった…ほんのちょっとだけね?
Y「さぁ!行きますよ~!」
美「ユオ?どこ行くの?」
Y「水族館!」
S「ベタですね~お姉さん!」
J「なんで水族館なの?魚好きなの?」
純太くんは不思議そうにそう問いかける。
私は少し恥ずかしがりながら言った。
Y「私の憧れのデートだからです!はいっ!行きますよ~!」
美「やだぁ~ユオったら可愛すぎる。」
Y「美沙さん!私キモくない?大丈夫!?」
私は美沙さんにくっつきながら問いかけた。
ちょっと重かったかな…?
ちょっとキモかったかな…?
ダルって思われたらどうしよう…
憧れのデートとか言ったら重くては引いちゃうよね…
そう不安を抱えながらチラッと純太くんの顔色を見つめると純太くんは言った。
J「憧れのデートから最高の想い出に変えなきゃだね。全然キモくなんかない!誰がなんと言おうとユオは俺の可愛い恋人だよ?」
そう言った純太くんは私と手を繋いだ。
Y「もう…恥ずかしいです。やめてくださいよ…」
私は照れながら肩をすくめる。
J「ホントにやめていいの?顔は喜んでるように見えるけど…」
純太くんはそう言って私の顔を覗き込む。
Y「やめないでくださいってばぁん。」
私はニヤニヤしながら純太くんの手を強く握り返した。
はじめて純太くんと手を繋いだらすごく恥ずかしくて、くすぐったくて、手のひらが脈打つ感じだった。
モジモジしながら美沙さんをみると美沙さんも誠司さんと手を繋いで顔を真っ赤に染めていた。
J「美沙さんも照れてるね?」
私と美沙さんの顔を交互に見ながら純太くんが笑った。
S「本当に2人は仲良しだね?妬いちゃう。」
うん?一体、誠司さんはなんの話をしてるんだ?
Y「私たちなにか妬いちゃうようなことしました?」
S「内緒。なぁ?純太?」
J「はい。内緒です。」
Y美「なにそれ。あ…」
美沙さんと私はハモリ、私たちは目を合わせる。
そんな私たちに純太くんと誠司さんは吹き出し、私たちは笑が絶えないまま水族館に向かった。
水族館 到着
早くイルカショーがみたい私はワクワクと胸が高鳴る。
美「ユオ!ペンギン見に行こ。」
Y「行こう行こう!」
私たち2人のテンションは高め。
いつもクールな美沙さんもいつもとは違いハイテンション。
後ろに歩く男の2人のテンションはペンギンよりも食べ物が売ってるのを見るたびに上がっている。
そんな2人を見て私は小声で美沙さんに伝えた。
Y「あの2人、食べ物ばっかりで若干…拗ねてないですか?ヒソヒソ」
そうすると美沙さんも小声で私の耳元に近づく。
美「私も思ってたよ。純太くんなんて食い物見てない時は時計ばっかりみてるし。ヒソヒソ」
Y「ですよね~。ホント子供だから困ったもんですよ。」
美「そんなとこも…スキ…でしょ?」
私は美沙さんの言葉に笑うしかなかった。
だってその通りなんだもの。
Y「純太くん、誠司さん、一旦別行動しません?」
J「はぁっ?誠司さんと2人で水族館とか勘弁!」
S「こっちだって勘弁だわ!!」
それを聞いた私は思わず吹き出す。
Y「違いますよ。私と純太くん。美沙さんと誠司さんに決まってるじゃないですか。」
そう言いながら私が純太くんの横にベッタリくっつき手を繋ぐと純太くんの鼻息が荒くなった。
美沙さんはしれっとした顔をして誠司さんにくっつき手を繋ぐと、誠司さんの鼻の下はデレデレと伸びきっていた。
Y「美沙さんまた後でね~」
美「うん、また連絡する。」
そう言ってお互い違う方向に行ったにも関わらず、なぜか行く場所行く場所で遭遇ばかりしてしまう私たちカップルと美沙&誠司カップル。
純太くんとランチを食べてる時、横に美沙さんと誠司さんが案内された時はさすがに吹き出すかと思った。
J「もうさ?別行動の意味なくない?」
S「ホント!別行動しても結局2人が行きたい場所が同じだから会っちゃうもんね?」
J「あれでしょ?次はイルカショーでしょ?」
美「なんで…分かったの?水族館といえばイルカショーだからね。もしかして純太くんは…」
J「エスパーではない。ユオが俺の話を無視してパンフレットでイルカショーの時刻表ばっかみてたから。」
Y「えぇ…純太くんは私のエスパーじゃなかったんですね…」
J「エスパーにならなくてもこれからユオの事はわかるように努力するよよ?」
純太くんはなぜかドヤ顔でそう言った。
つづく
純太くんが急にお父さんみたいな事を言いはじめた。
露出しすぎだから着替えろだって!
純太くんがこの服選んだんでしょーが!
でも、ちょっと守られてるみたいで嬉しかった…ほんのちょっとだけね?
Y「さぁ!行きますよ~!」
美「ユオ?どこ行くの?」
Y「水族館!」
S「ベタですね~お姉さん!」
J「なんで水族館なの?魚好きなの?」
純太くんは不思議そうにそう問いかける。
私は少し恥ずかしがりながら言った。
Y「私の憧れのデートだからです!はいっ!行きますよ~!」
美「やだぁ~ユオったら可愛すぎる。」
Y「美沙さん!私キモくない?大丈夫!?」
私は美沙さんにくっつきながら問いかけた。
ちょっと重かったかな…?
ちょっとキモかったかな…?
ダルって思われたらどうしよう…
憧れのデートとか言ったら重くては引いちゃうよね…
そう不安を抱えながらチラッと純太くんの顔色を見つめると純太くんは言った。
J「憧れのデートから最高の想い出に変えなきゃだね。全然キモくなんかない!誰がなんと言おうとユオは俺の可愛い恋人だよ?」
そう言った純太くんは私と手を繋いだ。
Y「もう…恥ずかしいです。やめてくださいよ…」
私は照れながら肩をすくめる。
J「ホントにやめていいの?顔は喜んでるように見えるけど…」
純太くんはそう言って私の顔を覗き込む。
Y「やめないでくださいってばぁん。」
私はニヤニヤしながら純太くんの手を強く握り返した。
はじめて純太くんと手を繋いだらすごく恥ずかしくて、くすぐったくて、手のひらが脈打つ感じだった。
モジモジしながら美沙さんをみると美沙さんも誠司さんと手を繋いで顔を真っ赤に染めていた。
J「美沙さんも照れてるね?」
私と美沙さんの顔を交互に見ながら純太くんが笑った。
S「本当に2人は仲良しだね?妬いちゃう。」
うん?一体、誠司さんはなんの話をしてるんだ?
Y「私たちなにか妬いちゃうようなことしました?」
S「内緒。なぁ?純太?」
J「はい。内緒です。」
Y美「なにそれ。あ…」
美沙さんと私はハモリ、私たちは目を合わせる。
そんな私たちに純太くんと誠司さんは吹き出し、私たちは笑が絶えないまま水族館に向かった。
水族館 到着
早くイルカショーがみたい私はワクワクと胸が高鳴る。
美「ユオ!ペンギン見に行こ。」
Y「行こう行こう!」
私たち2人のテンションは高め。
いつもクールな美沙さんもいつもとは違いハイテンション。
後ろに歩く男の2人のテンションはペンギンよりも食べ物が売ってるのを見るたびに上がっている。
そんな2人を見て私は小声で美沙さんに伝えた。
Y「あの2人、食べ物ばっかりで若干…拗ねてないですか?ヒソヒソ」
そうすると美沙さんも小声で私の耳元に近づく。
美「私も思ってたよ。純太くんなんて食い物見てない時は時計ばっかりみてるし。ヒソヒソ」
Y「ですよね~。ホント子供だから困ったもんですよ。」
美「そんなとこも…スキ…でしょ?」
私は美沙さんの言葉に笑うしかなかった。
だってその通りなんだもの。
Y「純太くん、誠司さん、一旦別行動しません?」
J「はぁっ?誠司さんと2人で水族館とか勘弁!」
S「こっちだって勘弁だわ!!」
それを聞いた私は思わず吹き出す。
Y「違いますよ。私と純太くん。美沙さんと誠司さんに決まってるじゃないですか。」
そう言いながら私が純太くんの横にベッタリくっつき手を繋ぐと純太くんの鼻息が荒くなった。
美沙さんはしれっとした顔をして誠司さんにくっつき手を繋ぐと、誠司さんの鼻の下はデレデレと伸びきっていた。
Y「美沙さんまた後でね~」
美「うん、また連絡する。」
そう言ってお互い違う方向に行ったにも関わらず、なぜか行く場所行く場所で遭遇ばかりしてしまう私たちカップルと美沙&誠司カップル。
純太くんとランチを食べてる時、横に美沙さんと誠司さんが案内された時はさすがに吹き出すかと思った。
J「もうさ?別行動の意味なくない?」
S「ホント!別行動しても結局2人が行きたい場所が同じだから会っちゃうもんね?」
J「あれでしょ?次はイルカショーでしょ?」
美「なんで…分かったの?水族館といえばイルカショーだからね。もしかして純太くんは…」
J「エスパーではない。ユオが俺の話を無視してパンフレットでイルカショーの時刻表ばっかみてたから。」
Y「えぇ…純太くんは私のエスパーじゃなかったんですね…」
J「エスパーにならなくてもこれからユオの事はわかるように努力するよよ?」
純太くんはなぜかドヤ顔でそう言った。
つづく
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