Blue〜歪んだ愛と本当の愛〜

樺純

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40話

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テラside

屋敷に車が着くとヨナが飛び出してきて車から降りたジニさんに抱きついた。

Y「火事になったって聞いて…めちゃくちゃ心配した。」

J「ごめんな…心配かけて。でも大丈夫…俺もケイトも…もちろんヨナの大切なテラも無事だよ。」

ジニさんは優しい声でそう言うと、ヨナの背中をポンポンと優しく撫でた。

K「屋敷に入りましょう。」

私たちはケイトの部下にお出迎えをされながら屋敷の中へと入って行く。

すると、私を抱き寄せていたケイトの体が微かに震え始め、不思議に思った私がケイトを見ると思わず目を疑った。

T「ケイト…?ケイト!?血が…!!」

ケイトの肩から血が滲み出ていてシャツが真っ赤に染まっていた。

ケイトの額には汗が滲み始め、思わず私はケイトの頬を包み込む。

T「ケイト…!?ケイトしっかりして!!」

K「だ…だいじょ……」

ケイトはそこまで呟くとそのまま意識を失い私の胸にもたれ掛かるようにして倒れた。

周りにいたケイトの部下たちがケイトを慌てた様子で部屋に運んで行く。

私はその後ろからついて行き、溢れそうになる涙を堪えながら必死でケイトの名を呼んだ。

ゆっくりとベッドに寝かされたケイトの横に私は跪き、ケイトのそばに寄り添って涙を流す。

すると、ジニさんが私の肩をポンポンと撫でた。

J「少し、ケイトの肩の傷を見たいたから…テラ後ろのソファで待っててくれる?」

T「いや…ケイトのそばにいたい!」

J「すぐ終わるから…」

Y「テラ、みんな同じ気持ちなの。ケイトがこんな目に遭って悲しいのはテラだけじゃない。ここにいるみんなが同じ気持ちなのよ。すぐ終わるから…後ろのソファで待ってて。」

私はヨナにそう言われ仕方なくケイトの元から離れ、後ろのソファに座りケイトを見守る。

ジニさんがゆっくりとケイトのシャツのボタンを外していくと、そこには痛々しく包帯が巻かれてあった。

ヨナが包帯を外すと私は傷口を見るのが怖くて、思わず横たわるケイトから視線を逸らす。

身体が強張り膝の上に置いた手はガクガクと震え、自然と溢れ出していた涙がポタポタと自分の手の甲に落ちていった。

ただケイトの無事だけを祈りながら私はジッとその場で待つ。

するとポンポンと肩を叩かれ、顔を上げるとそこにはジニさんとヨナが立っていた。

T「ケイトは…?」

Y「傷口が開いたかと思って焦ったけど大丈夫だったよ。今消毒して包帯巻き直したから安心して…熱が下がれば目覚めるよ。」

ヨナはそう言って私の頭をポンポンと撫でた。

J「テラも大変な目に遭ったんだから少し部屋で休みな…」

そう言ってくれたジニさんに私は首を横に振る。

T「ケイトのそばにいたい……」

J「分かったよ…じゃ、今日はここで休みな。何かあったら外にいるププに声かけるんだよ。」

T「うん……ジニさんありがとう。」

J「ヨナは離れにある俺の部屋で寝かせるから。」

ジニさんはそう言うと部屋にいたププに合図を送り部屋を出て行った。

ようやくケイトと2人になれた部屋…

私は額に汗を滲ませベッドで横たわるケイトの元に駆け寄り、そっと額の汗を拭う。

ケイトは悪夢を見ているのだろうか…?

苦しそうな顔をして何度も首を横に振りながら苦しそうな声を上げていた。

T「ケイト…ごめん…ごめんね……」

私は苦しんでいるケイトに何もしてあげられなくて、ケイトが眠る横でただ泣き続ける事しか出来なかった。

つづく
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