ぼくはキミの守護霊さま。

樺純

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第十一話

真中ハヤテサイド

バランスを崩し俺の胸の中に倒れ込んできた山城さんは俺の胸元をギュッと掴んだその弾みで互いの唇が重なってしまい、俺の心臓が暴れ出す。

想像よりもしっかりと触れ合っていた俺たちの唇。

俺はその唇の感触にムラムラとし、山城さんは俺の筋肉の谷間をなぞるように手を置くもんだから俺は山城さんをギュッと抱きしめた。

互いの舌が絡まり全身がゾクゾクし頭がおかしくなりそうだ。

山城さんが俺とのキスを拒まないと言うことは…

俺のこと受け入れてくれたと思ってもいいんだよね?

ゆっくりと山城さんを解放すると、山城さんの柔らかい唇は赤く染まり、潤んだ瞳で俺を見つめるから…

俺は自分の唾液がついてしまった山城さんの唇を指で拭った。

H「言うこと聞かない罰。」

俺の胸に置かれた山城さんのその手はギュッと俺の服を掴んでいて、俺とキスしたばかりのその唇をペロっと舐める。

俺はそんな山城さんにドキドキしながら少し離れようとすると、山城さんが俺の身体をギュッと抱きしめ、俺の心臓は爆発するかと思った。

H「山城…さん…?」

K「もっかい…キスして…」

山城さんのその言葉を聞いて我慢が限界な俺は、自分を受け入れてくれたと思い山城さんにチュウと口付け、俺たちの唇は次第に深くなっていき、山城さんの舌に自分の舌を絡めると山城さんは不器用なりにそれに応えてくれて俺をゾクゾクさせる。

やばい…初めてだこんなキス…

俺はそのまま山城さんをソファに組み敷き、山城さんの背中をすーっと撫でると、山城さんはまるで初めて誰かに身体に触れられたかのような反応でギョッと目を閉じ俺の肩を掴んだ。

H「山城さん?」

そう言った俺の目を山城さんは潤んだ瞳で見つめてきて、半開きの口からは微かにキラりと光る舌が見えて俺を誘う。

たまんねぇ…

俺はゆっくりと山城さんに近づきまた唇を塞ぐと突然、山城さんの身体が硬直し、思わず強く抱きしめすぎたかと思い少し離れると、山城さんが目尻からポロポロと涙を流し微かに震えていて俺は我に返った。

H「山城さん…な…泣いてる…?」

K「こ…こわい……」

潤んだ瞳で涙を零しながらそう言った山城さん。

怖い…?俺が?

拒む素振りなんて微塵も見せなかったのに山城さんは俺に怯えているの?

確かに山城さんは知らない人間に付き纏われていた。

つい昨日も怖い思いをしたばかりだというのに守る立場にいるはずの俺がなにやってんだ。

その場の勢いに任せて山城さんにこんな事をしてしまった俺はとんでもない後悔が押し寄せる。

我に返った俺は無言のままゆっくりと山城さんの上から降りると俺はパソコンに向かい業者に電話した。

H「鍵を家の中にインロックしてしまったので今すぐ来てください。」

そう言って電話を切り山城さんの方を振り返ると、山城さんは肩を縮こめ眉を下げて俺を見つめていた。

H「すいません、怖がってるのに…あんな事して…山城さんをこれ以上傷つけるつもりはないので…安心して下さい。10分後に鍵屋がくるので開けてもらってくださいね。」

俺はそういい残すと山城さんのいるリビングから出て頭を冷やすように寝室へと入った。

つづく
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