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8話
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次の日
彼の運転でショッピングモールへと向かった。
ご機嫌なのかずっと鼻歌を歌いながら運転をしている彼の姿を見て自然と私にも笑みがこぼれた。
ショッピングモールに到着し目的が何なのか知らない私はただ彼の大きな背中について回る。
J「ルリ、あそこあそこ!」
そう言って彼が入って行ったのは可愛いインテリアが揃う家具屋さん。
*「家具なんて買うの?」
J「うん。これとかどう思う?」
そう言ったのはどう見ても女の子が好きそうな薄いピンクの女優ライトが付いたドレッサー。
ははぁ~ん。わかったぞ~?彼女にプレゼントだな?これ。そう気づいた私はいつも以上に気合いを入れて品定めをする。
*「ねぇ、もしかして彼女にプレゼント?」
J「そんじゃないけど~これどう思う?」
彼女と言う言葉が勘に触ったのかちょっと不満気な様子で彼は私にそう問いかける…最近の若い子は私にはまだよく分からんがまだ、彼女ではないって事ね。
*「まぁ、その子の趣味がどんなのか知らないからなんとも言えないけど?私はシンプルなコッチのデザインの方が好きかな?」
私は横に置いてあったオフホワイトの猫足のドレッサーを指差した。
J「へぇ~そうなんだ?じゃこれにしよ。ここで適当に待ってて~」
そう言って彼はスタッフさんの所へとウキウキしながら向かった。
彼を見て生意気だな~って思ってたけど女の子にプレゼントって可愛いとこあるじゃん。
まぁ、家具ってのが金持ちのボンボンらしいけど。
なんて思いながら私はお店の周りをフラフラしながら彼を待った。
J「ごめんごめんお待たせ~。配達してもらうのに住所とか書いてたら遅くなっちゃった。」
*「全然、大丈夫だよ。そうそう家の冷蔵庫に食材って何かあった?」
私は出る際に冷蔵庫の中身を確認してくるのを忘れて彼に問いかけた。
J「昨日、ルリにパスタ作る時みたけどほとんど空っぽだったわ~。ついでに食材も買って帰ろうか?」
*「そうだね。私もタダで住まわせてもらう訳だからご飯ぐらいはちゃんと作るよ。一応、家政婦だし。」
そう言うと彼が嬉しそうに笑いながら財布を取りだし中から何かを取り出した。
J「これ。買い物とか出来るだけ俺も一緒に行くつもりだけど何かあったら困るだろうしルリも1枚持ってて?」
そう言って渡されたのはブラックカード…まさかの物に私は驚きを隠せない。
*「いやいやいや、何考えてんのよ。そんな大切なモノ預かれる訳ないでしょ。」
彼の手を押し返すとその倍ぐらいの力でまた、押し返してくる。
J「食材とか日用品とかここから出して?じゃなきゃ、俺から給料もらう前に貯金が底ついちゃうんじゃない?」
彼はちょっと嫌味に笑いながらそう言うと私に無理矢理カードを渡してきて、確かにその通りだと思った私はそのカードを受け取った。
*「わ…わかった。」
J「まぁ、ルリの欲しいものがあったら別にそれもそこから買っていいからね?」
そう言ってまた、年下のくせに私の頭をポンポンと撫でる。
少しイラッとするものの今は年下でも私の大切な雇い主だからニコッと愛想笑いをする。
*「じゃ、限度額まで使いこもっと。」
J「お好きにどうぞ~限度額なんてないけど~。」
私の冗談に生意気な彼はそう言って余裕な笑顔をみせた。
つづく
彼の運転でショッピングモールへと向かった。
ご機嫌なのかずっと鼻歌を歌いながら運転をしている彼の姿を見て自然と私にも笑みがこぼれた。
ショッピングモールに到着し目的が何なのか知らない私はただ彼の大きな背中について回る。
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そう言って彼が入って行ったのは可愛いインテリアが揃う家具屋さん。
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J「うん。これとかどう思う?」
そう言ったのはどう見ても女の子が好きそうな薄いピンクの女優ライトが付いたドレッサー。
ははぁ~ん。わかったぞ~?彼女にプレゼントだな?これ。そう気づいた私はいつも以上に気合いを入れて品定めをする。
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*「まぁ、その子の趣味がどんなのか知らないからなんとも言えないけど?私はシンプルなコッチのデザインの方が好きかな?」
私は横に置いてあったオフホワイトの猫足のドレッサーを指差した。
J「へぇ~そうなんだ?じゃこれにしよ。ここで適当に待ってて~」
そう言って彼はスタッフさんの所へとウキウキしながら向かった。
彼を見て生意気だな~って思ってたけど女の子にプレゼントって可愛いとこあるじゃん。
まぁ、家具ってのが金持ちのボンボンらしいけど。
なんて思いながら私はお店の周りをフラフラしながら彼を待った。
J「ごめんごめんお待たせ~。配達してもらうのに住所とか書いてたら遅くなっちゃった。」
*「全然、大丈夫だよ。そうそう家の冷蔵庫に食材って何かあった?」
私は出る際に冷蔵庫の中身を確認してくるのを忘れて彼に問いかけた。
J「昨日、ルリにパスタ作る時みたけどほとんど空っぽだったわ~。ついでに食材も買って帰ろうか?」
*「そうだね。私もタダで住まわせてもらう訳だからご飯ぐらいはちゃんと作るよ。一応、家政婦だし。」
そう言うと彼が嬉しそうに笑いながら財布を取りだし中から何かを取り出した。
J「これ。買い物とか出来るだけ俺も一緒に行くつもりだけど何かあったら困るだろうしルリも1枚持ってて?」
そう言って渡されたのはブラックカード…まさかの物に私は驚きを隠せない。
*「いやいやいや、何考えてんのよ。そんな大切なモノ預かれる訳ないでしょ。」
彼の手を押し返すとその倍ぐらいの力でまた、押し返してくる。
J「食材とか日用品とかここから出して?じゃなきゃ、俺から給料もらう前に貯金が底ついちゃうんじゃない?」
彼はちょっと嫌味に笑いながらそう言うと私に無理矢理カードを渡してきて、確かにその通りだと思った私はそのカードを受け取った。
*「わ…わかった。」
J「まぁ、ルリの欲しいものがあったら別にそれもそこから買っていいからね?」
そう言ってまた、年下のくせに私の頭をポンポンと撫でる。
少しイラッとするものの今は年下でも私の大切な雇い主だからニコッと愛想笑いをする。
*「じゃ、限度額まで使いこもっと。」
J「お好きにどうぞ~限度額なんてないけど~。」
私の冗談に生意気な彼はそう言って余裕な笑顔をみせた。
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