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12話
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ジュンセside
俺がスケジュールの打ち合わせとインタビューをしている間、チビとチアのことが頭から離れる事がなく、インタビューとインタビューの間に設けられた休憩になると、俺は作業室に戻ってはふたりの様子を見に行った。
チビはチアにもたれ掛かりながらちゃあのぬいぐるみを抱いて、チアが買ってくれたタオルに顔を埋めてチアに甘えていた。
C「ジュンセ…トイレ行きたいからチビちゃんのことお願いしてもいい?」
J「うん。」
チアの膝の上でウトウトと眠りに落ちそうになっていたチビを抱き上げた。
チアが作業室を出てしばらくすると、チビはチアがいなくなった事に気づきたのか突然、ムクっと起き上がり周りをキョロキョロとする。
するとジワジワと泣き顔になりはじめ、焦った俺は立ち上がりチビが笑顔になるように変な動きをしてあやす。
J「大丈夫大丈夫…すぐにちゃあちゃん帰ってくるから!」
そう言ってもチビの耳に届くことはなく、父ちゃんと呼ばれる俺がそばに居るのにも関わらず、チビはチアの姿を探し求めてそれはもう誰も手に負えないほどの声で大泣きをしていた。
「ぶぅえぇぇぇぇぇ~~~ん(><)ちゃあちゃんどこ~やだ~チビのちゃあちゃん~!!」
そうやって泣くから俺は床にあったちゃあという名のウサギのぬいぐるみをチビに抱かせる。
しかし、チビはこのちゃあじゃなくてちゃあちゃん!!と言ってさらに泣きはじめカオス。
N「泣き方までジュンセにそっくりだね。」
M「チアがいなくなると泣くとか…ジュンセと全く一緒じゃん。」
俺が必死になってチビをあやしてる間、出社した同じ事務所のナリくんとミナグくんは泣き声に吸い寄せられ、まるで野次馬のように作業室の扉から顔だけ覗かせてそんなことを言って俺を揶揄う。
J「だから俺の子じゃないですって!!」
Y「このチビと同じ顔してそれは無理がある。誰がもう見てもお前の子供だ。チアもいないんだし正直に言えよ…この坊主…どこのどいつと作ったんだ?」
スタッフは俺の子供だなんて1ミリも疑わなかったのに、不思議と事務所の仲間であるナリくんとミナグくん、そしてユウくんだけはチビを見て俺の子供だと疑ってくる。
チビの泣き声だけでも頭が痛くてふらふらしそうなのに、みんなのそんな言葉で俺の頭はさらに痛くなり既にもうお手上げ状態。
俺はみんなを無視したままチビをあやし、お菓子やらぬいぐるみやらおもちゃを次から次にチビに渡してみるが…
一向に泣き止まない。
J「チアどこ!?」
俺が必死な顔でそう言うと、俺よりもさらに必死な顔をしたセイジさんが作業室の扉を開けた。
セ「大変だ!!チアが倒れて階段から落ちた!!」
J「え!?」
泣き叫ぶチビを抱きあげ、セイジさんと一緒にチアの元に向かうとスタッフ達に取り囲まれているチアが額から血を流して横たわっていた。
J「救急車は!?」
セ「もう呼んでる!」
俺はチビを下ろし、タオルでチアの額を押さえると今まで泣き叫んでいたチビはピタッと泣き止み、フルフルと震えながら声を押し殺すようにして涙だけをこぼしていた。
チビの小さな手はチアの体に触れ、チビはもたれ掛かるようにチアに甘えようとするので俺は思わず万が一の事を考えチビを抱いて止めた。
「ちゃあちゃん……」
今までの泣き方とは違う泣き方で、チビは俺の胸に顔を埋めて静かに泣いている。
そうしていると救急車が到着し俺も一緒に病院に向かおうとするとセイジさんに止められた。
J「俺も一緒に!!」
セ「ダメだ!俺が行く。すぐに連絡するから。」
そう言って俺は仕方なく諦め、セイジさんがチアの病院に付き添った。
いつの間にか泣き疲れて眠ってしまったチビを抱き、作業室に戻るとソファに座ってセイジさんからの連絡をジッと待った。
つづく
俺がスケジュールの打ち合わせとインタビューをしている間、チビとチアのことが頭から離れる事がなく、インタビューとインタビューの間に設けられた休憩になると、俺は作業室に戻ってはふたりの様子を見に行った。
チビはチアにもたれ掛かりながらちゃあのぬいぐるみを抱いて、チアが買ってくれたタオルに顔を埋めてチアに甘えていた。
C「ジュンセ…トイレ行きたいからチビちゃんのことお願いしてもいい?」
J「うん。」
チアの膝の上でウトウトと眠りに落ちそうになっていたチビを抱き上げた。
チアが作業室を出てしばらくすると、チビはチアがいなくなった事に気づきたのか突然、ムクっと起き上がり周りをキョロキョロとする。
するとジワジワと泣き顔になりはじめ、焦った俺は立ち上がりチビが笑顔になるように変な動きをしてあやす。
J「大丈夫大丈夫…すぐにちゃあちゃん帰ってくるから!」
そう言ってもチビの耳に届くことはなく、父ちゃんと呼ばれる俺がそばに居るのにも関わらず、チビはチアの姿を探し求めてそれはもう誰も手に負えないほどの声で大泣きをしていた。
「ぶぅえぇぇぇぇぇ~~~ん(><)ちゃあちゃんどこ~やだ~チビのちゃあちゃん~!!」
そうやって泣くから俺は床にあったちゃあという名のウサギのぬいぐるみをチビに抱かせる。
しかし、チビはこのちゃあじゃなくてちゃあちゃん!!と言ってさらに泣きはじめカオス。
N「泣き方までジュンセにそっくりだね。」
M「チアがいなくなると泣くとか…ジュンセと全く一緒じゃん。」
俺が必死になってチビをあやしてる間、出社した同じ事務所のナリくんとミナグくんは泣き声に吸い寄せられ、まるで野次馬のように作業室の扉から顔だけ覗かせてそんなことを言って俺を揶揄う。
J「だから俺の子じゃないですって!!」
Y「このチビと同じ顔してそれは無理がある。誰がもう見てもお前の子供だ。チアもいないんだし正直に言えよ…この坊主…どこのどいつと作ったんだ?」
スタッフは俺の子供だなんて1ミリも疑わなかったのに、不思議と事務所の仲間であるナリくんとミナグくん、そしてユウくんだけはチビを見て俺の子供だと疑ってくる。
チビの泣き声だけでも頭が痛くてふらふらしそうなのに、みんなのそんな言葉で俺の頭はさらに痛くなり既にもうお手上げ状態。
俺はみんなを無視したままチビをあやし、お菓子やらぬいぐるみやらおもちゃを次から次にチビに渡してみるが…
一向に泣き止まない。
J「チアどこ!?」
俺が必死な顔でそう言うと、俺よりもさらに必死な顔をしたセイジさんが作業室の扉を開けた。
セ「大変だ!!チアが倒れて階段から落ちた!!」
J「え!?」
泣き叫ぶチビを抱きあげ、セイジさんと一緒にチアの元に向かうとスタッフ達に取り囲まれているチアが額から血を流して横たわっていた。
J「救急車は!?」
セ「もう呼んでる!」
俺はチビを下ろし、タオルでチアの額を押さえると今まで泣き叫んでいたチビはピタッと泣き止み、フルフルと震えながら声を押し殺すようにして涙だけをこぼしていた。
チビの小さな手はチアの体に触れ、チビはもたれ掛かるようにチアに甘えようとするので俺は思わず万が一の事を考えチビを抱いて止めた。
「ちゃあちゃん……」
今までの泣き方とは違う泣き方で、チビは俺の胸に顔を埋めて静かに泣いている。
そうしていると救急車が到着し俺も一緒に病院に向かおうとするとセイジさんに止められた。
J「俺も一緒に!!」
セ「ダメだ!俺が行く。すぐに連絡するから。」
そう言って俺は仕方なく諦め、セイジさんがチアの病院に付き添った。
いつの間にか泣き疲れて眠ってしまったチビを抱き、作業室に戻るとソファに座ってセイジさんからの連絡をジッと待った。
つづく
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