異世界転生あるあるで無双出来ると思ったら違った。意外と厳しい

おじいちゃん

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第一章

初手

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 …きて、起きて!

 女の子の声で目が覚める。ここ…宿の2階か

 そして気がつくと
 かわいい女の子達に囲まれていた。ハーレムだ。
 天国か?可愛い子から美人系。スレンダー系から巨乳系。お姉さん系からロリ系。男の夢が全て詰まった全種類の女の子達が目の前にいた。

 凄い数だ。もう視界に収まりきらない。多分宿の一室なのだが人が溢れている。窓の外にまでいる。まるで音楽野外フェスのようだ。行った事無いけど。

 …きて、起きて!
 ハッとして目を覚ました。流石に夢だった。しかし先程の夢程の数ではないが何人かの好みの女の子達がうるうるした目で見つめて覗き込んでいる。

 こんな近くで可愛い子達を見たのは初めてだ。しかも囲まれている。そしてそのうちの1人が手を握りしめて来た。

 女の子に触られた事がなく耐性がなかった為、興奮しすぎて鼻血を出してまた気絶した。

 起きて。
 3度目の正直ようやく起きた。だが先程より少し冷たい気がした。人も減っている。

 仏の顔も三度までなのかなと思いながら目を開けていると1人の女の子が喋りかけてくれた

「やっと起きてくれたのですね勇者様」

 かわいい。好きだ。多分聖職者系のシスターかな?清楚巨乳だなと鼻の下を伸ばしていた。

「デュフフ」
 やばい変な声が出てしまった。固まるシスター

 いけない、どうやら僕は勇者の様だ。胸が熱くなった
 ここは勇者らしく振る舞わなければ

 飛び切りのスマイル
 決まった。そう思ってドヤ顔をしているとシスターはやはり固まりながら

「どうしたんですか勇者様。」
 とドン引きしていた。

 あれ、対応間違えたかな。何か張り詰めた空気を感じる。でもこれ以上の返しがわからない。何故ならコミュ障だからだ。急に恥ずかしくなり弁明しようとする。

「あの…これは…その、あの」
 弁明しようとするが女の子との喋り方がわからないので吃ってボソボソ喋る。

「え、何ですか?」
 聞き返された。恥ずかしくて赤面する。

 …会話が続かない。気まずい雰囲気が流れる。
 このままではらちが明かないと思ったのかシスターが話し始めた。

「えーっと…よし!多分勇者様は頭を打ってしまって喋れないようですね。とにかく皆さんを呼んできますね。」

 違う。喋れないのはコミュ障だからだ。そうか異世界転生したからといってコミュ障はコミュ障のままなのか

 何も喋らず俯いていると。居た堪れない様子でシスターが部屋をあとにした。

 それにしてもあのシスター堪らない。服の上からでもわかるスタイルのよさ、そしてジロジロ体を見ていたときのシスターの戸惑った顔。正直興奮してしまった。熱くなる。

 そんな事を思っているとシスターが戻って来た。



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