異世界転生あるあるで無双出来ると思ったら違った。意外と厳しい

おじいちゃん

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第一章

野宿

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 尋常じゃない寒さで目が覚める。
 あれ、ここは何処だ?ベッドは?そうだ自分は異世界転生したのだった。しかも今遭難している。家に帰りたい。朝露と涙でふくが少し濡れているが悩んでいても仕方ないので生きる為何とか気持ちを切り替える

 そう言えばサバイバルチャンネルでもまずは火と水そして住居と食べ物が必要だと言っていた

 そうすれば体を温めたり虫よけにもなる
 そして暫く水を飲まずに脱水症状になると思考も鈍り非常に危険だと

 住居を作る技術があればこんなに濡れる事はなかったがしょうがない。昨日の実の残りを食べて葉っぱについた朝露をすすり座り込む

 確か山で遭難した時は登るといいって見たな。しかしここは山ではなく森だ。とりあえず地形を把握して正しい道を探す。そして道すがら実を採って火が着きそうな乾いた木と枝と草を探す。あわよくばウサギを仕留めよう。よし思ったより自分は冷静だぞえらいぞ自分

 自分を褒めて何とか精神を維持する。でなければすぐにでも折れてしまいそうだ。

 木々の間から木漏れ日が差す。どうやら本格的に夜が明けたようだ。少しでも暖かい日光はありがたかった

 それにしても木の実は色々と見つかるが森を出る道は見つからない。あせる。

 ガサガサ
 緊張が走る

 ウサギだ。今度こそ仕留めようと後ろから近づく

 カサッ
 音が立ってしまった
 耳をピンとはりこちらにウサギが気付く

 まずい、逃げられる!走って近づき思い切り木の棒を振り落とした

 ゴンっ
 派手に地面をぶっ叩いた。ウサギは一目散に逃げていった。成る程これが脱兎の如くかと感心する。

 こんな森の中をあの速さで逃げられたらひとたまりもない。次からはちゃんと静かに近付いて距離感も考えなければ

 しかし獲物を獲ろうと息を殺して近付くのは想像以上に疲れる。銃を持っているにしろ現代の猟師は凄いなと思った。

 心臓の鼓動が落ち着き移動を始める
 そういえばサバイバルチャンネルで川沿いに降りるのはいいとか悪いとか言っていたな、どちらだっけ。
 まぁもう正しい道も見つかりそうにないので水も確保できそうだし川を探して下流に降りる事にした。

 きっとこういう時は判断が早い方が良いはずだうん、と自分にいい聞かせて川を探す

 途中乾いているっぽい木と枝、草を見つけた
 これで火が起こせるぞ!

 陽が傾いてきた。急がねば

 チョロチョロ
 水の音が聞こえる。そちらの方向に進む。
 ゴブリンや熊がいないか心配だったが丁度喉も乾いて来たのでどんどん進んだ。

 開けた場所にでた。川がある。先程より下流な気がする。いや下流であって欲しい。
 もう暗くなろうとしていたので今日は河原の開けた場所で野宿する事にした。はぁまた野宿か、ベッドの上で寝たい。とりあえず今日は乾いた木があるからこれを擦って火を起こしてみようと暫く擦った。

 全然火がつかない。

 おかしいなもっと擦ってみる
 それでも火がつかない。

 どのくらいたっただろうか、もう辺りはとっぷりと暮れていた。ダメだ諦めよう、諦めも肝心だ。ああ今日は火であったまってキノコ焼いて食べてみたかったなと思い木の実をまたほうばって寝る事にした。

 遠吠えが聞こえる。オオカミだろうか、めちゃくちゃ怖い。

 昨日は明け方寒かったのでめちゃくちゃ草を集めて敷いてでっかいはっぱもありったけかけて恐怖に震えながら丸まって寝た。
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