異世界転生あるあるで無双出来ると思ったら違った。意外と厳しい

おじいちゃん

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第一章

医者

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 一見すると普通の一軒家にしか見えない。大丈夫だろうか。そんな不安がっているのをリーダーに見透かされたのか
「大丈夫。腕は確かだ。もし不安だったら辞めておくか?」と言われた。

 すっかり2人ともリーダーを信じていたのでそのまま入る事にした。ドアを開けて一緒に中に入ると本当に普通の民家でそのまま廊下を進んで突き当たりの部屋に入ると処置室に誰かが座っていた。

「ドクター、患者を連れて来たぞ。」
 リーダーがそう呼ぶと座っていた人物が振り向く

「はぁ、またお前か。忙しいんだからほいほい患者を連れてくるな。」そう言うとその人物はこちらを観た。
 ドクターと呼ばれたその女の人はトンガリ帽子を被っていて何やら怪しげなローブを着込んでいる。どう見ても魔女だ。

「お嬢ちゃん怖がらせてしまったらごめんなさいね。私はここで治癒魔法で患者を治している魔女なんだけどそんな事してるから皆んなからはドクターって呼ばれてるの。こっちにおいで」おずおずと近づく妹ちゃん。

 妹ちゃんが対面の椅子に座るとドクターの持った杖から淡い緑の光が出て妹ちゃんの疲れがみるみる取れていった。

「ありがとうございます!何だか疲れが取れました。あなたも無詠唱で魔法が使えるんですね!」すっかり疲れがとれて初めて自分以外に無詠唱魔法を使える人物をみたのが嬉しかったのか興奮状態の妹ちゃん

 びっくりするドクター
「あなたも無詠唱で使えるの!?私はモンスターを研究してこの杖を開発して使える様になったわ。お陰でこんな所で研究する羽目になってしまったけど…」

 妹ちゃんは嬉しそうに炎を指先にともしてみせた。
「おいおい気を付けてくれよまだ制御できないんだから」リーダーが注意する

「凄い!無詠唱でしかも触媒なしで魔法を使える人間は初めて見たわ!まだ制御が出来ないのならば制御の仕方は私が教えてあげるから暫くここで研究させてくれない?お給金も出すわ!」興奮気味に提案するドクター

「わ、私でよければ。どうする勇者?」
 急に話題を振られて面食らう

「妹ちゃんが良ければ…」
 声を振り絞る
「ほんと!?ありがとう!そしたらよろしくお願いします。」目をキラキラさせてドクターにお辞儀する妹ちゃん

「すまねぇなドクターは研究になるとつい興奮してしまうみてぇで。まぁ結果お互いにいい結果になったみたいでよかった。」そうかリーダーはドクターの無詠唱魔法を見ていたから妹ちゃんの無詠唱にそんなに驚かなかったのかと納得した。

「あなたは黙ってて。そしたらお嬢ちゃんは明日から魔法の制御の仕方を練習しましょうか」
 そう言ってその日は解散する事にした。
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