35 / 68
五章 星王会議
おまけのような会議
しおりを挟む
「それでは、会議を行いましょうか」
そう言い放ったのは天秤座だ。この会議において進行役を担っているらしい。まぁ、このお母さんみたいな感じを見るに適任だろう。
「双子座のためにはじめから説明しますが、この会議ではこの端末を耳に着けてもらいます。これから翻訳された音声が聞き取れるので、外国語無理だよぉ!っていう双子座と魚座、一応まだ水瓶座もそっちを聞いてください。ついてこれなくても自己責任です」
少なくともその四人は日本人らしい。十二分の四って三分の一が日本人って、結構確率高いな......
「今回の会議の議題は......そうですねぇ、どのような戦力配置にするか、ってとこですかねぇ? まぁ、それでは会議、はじめ」
そう、少し投げやりに始められた会議。
俺はわからないことばかりなので、とりあえず情報を聞くしかないだろう。
「情報整理もかねて、一度すべて話してはくれないだろうか?」
「それがいいだろう、私から概要を説明させていただく。」
そう声を発したのは天秤座だった。やはりお母さんの資質があるようだ。
「内容はこうだ。夏の初め、来るべき日が訪れる。この運命は不変である。遥か彼方より送られた戦士は、この地球を侵略する。防ぐためには、十三人の星、九の到達者の二十二人で迎え撃て。これが第一節だ」
不変の運命? 遥か彼方の戦士? 星? 到達者?
謎は多いものの、少しずつ落ち着いて考えよう。
不変の運命はもう確定してしまった未来。遥か彼方の戦士......迷宮みたいなどこか別の世界か、それとも宇宙侵略とか? まぁ、今の情報では何も決められない。次。星は......これは、おそらくこの星王会議に来ている人たちだろう。この空席を埋めるってことか。そして到達者か......どこかに到達した人ってことか。スキルがマックスとか? いや、それならここの人たちも到達者でないとおかしいだろう。 技術......は判断基準がない。ならば.......ステータスだ。それが到達すると何かが......?
まぁ、これ以上は考えても仕方ないだろう。おそらくこれはほかの誰もがわかっているだろう。
「ここで第二節を......と思ったが、正直めんどくさい。今回は宇宙が戦場で全方位から攻撃された時の配置を決める。」
「ここは星座順でいいのではないだろうか?追加能力で星座の出ている時期に能力が向上したとの報告もあった。全員のベストパフォーマンスを考えるなら、無理に動かすべきではない。」
そう言ったのは今まで口を閉ざしていた体格の大きな人。
「まぁそう結論を焦るな獅子座。今回は到達者七名のことだ。そいつらをどう配置しようものか。」
「データがない以上、上と下に三人ずつ、一人は遊撃が妥当じゃねぇか?」
「そうだね。情報が入り次第、また連絡を入れるよ」
ほとんどというより全部天秤座と獅子座が決めてしまった。
「さて、会議も終わったことだし、車で爺さんに元の場所へ戻ってもらって構わないよ。めぼしい情報もなかったようだし。」
と天秤座。ならば俺は課題とテスト勉強をしてもかまわないのか!
「わかりました、一応双子座に情報を集めてもらいますが、期待はしないでください」
「それは助かるよ」
話が終わったので、俺は車で送ってもらって自宅へと帰り、双子座に頼むと俺は課題とテスト勉強へと励むのだった。
そう言い放ったのは天秤座だ。この会議において進行役を担っているらしい。まぁ、このお母さんみたいな感じを見るに適任だろう。
「双子座のためにはじめから説明しますが、この会議ではこの端末を耳に着けてもらいます。これから翻訳された音声が聞き取れるので、外国語無理だよぉ!っていう双子座と魚座、一応まだ水瓶座もそっちを聞いてください。ついてこれなくても自己責任です」
少なくともその四人は日本人らしい。十二分の四って三分の一が日本人って、結構確率高いな......
「今回の会議の議題は......そうですねぇ、どのような戦力配置にするか、ってとこですかねぇ? まぁ、それでは会議、はじめ」
そう、少し投げやりに始められた会議。
俺はわからないことばかりなので、とりあえず情報を聞くしかないだろう。
「情報整理もかねて、一度すべて話してはくれないだろうか?」
「それがいいだろう、私から概要を説明させていただく。」
そう声を発したのは天秤座だった。やはりお母さんの資質があるようだ。
「内容はこうだ。夏の初め、来るべき日が訪れる。この運命は不変である。遥か彼方より送られた戦士は、この地球を侵略する。防ぐためには、十三人の星、九の到達者の二十二人で迎え撃て。これが第一節だ」
不変の運命? 遥か彼方の戦士? 星? 到達者?
謎は多いものの、少しずつ落ち着いて考えよう。
不変の運命はもう確定してしまった未来。遥か彼方の戦士......迷宮みたいなどこか別の世界か、それとも宇宙侵略とか? まぁ、今の情報では何も決められない。次。星は......これは、おそらくこの星王会議に来ている人たちだろう。この空席を埋めるってことか。そして到達者か......どこかに到達した人ってことか。スキルがマックスとか? いや、それならここの人たちも到達者でないとおかしいだろう。 技術......は判断基準がない。ならば.......ステータスだ。それが到達すると何かが......?
まぁ、これ以上は考えても仕方ないだろう。おそらくこれはほかの誰もがわかっているだろう。
「ここで第二節を......と思ったが、正直めんどくさい。今回は宇宙が戦場で全方位から攻撃された時の配置を決める。」
「ここは星座順でいいのではないだろうか?追加能力で星座の出ている時期に能力が向上したとの報告もあった。全員のベストパフォーマンスを考えるなら、無理に動かすべきではない。」
そう言ったのは今まで口を閉ざしていた体格の大きな人。
「まぁそう結論を焦るな獅子座。今回は到達者七名のことだ。そいつらをどう配置しようものか。」
「データがない以上、上と下に三人ずつ、一人は遊撃が妥当じゃねぇか?」
「そうだね。情報が入り次第、また連絡を入れるよ」
ほとんどというより全部天秤座と獅子座が決めてしまった。
「さて、会議も終わったことだし、車で爺さんに元の場所へ戻ってもらって構わないよ。めぼしい情報もなかったようだし。」
と天秤座。ならば俺は課題とテスト勉強をしてもかまわないのか!
「わかりました、一応双子座に情報を集めてもらいますが、期待はしないでください」
「それは助かるよ」
話が終わったので、俺は車で送ってもらって自宅へと帰り、双子座に頼むと俺は課題とテスト勉強へと励むのだった。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
二十年仕えた王女が私を敵に売った。それでも守ることにした
セッシー
ファンタジー
二十年間、王女殿下の護衛騎士として仕えた。その殿下が、私を敵に売った。
牢の中で事実を知り、一分考えて——逃げることにした。殿下の目的を、まだ果たしていないから。
裏切りの真相を確かめるため、一人王都へ戻る護衛騎士の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる