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七章 試練
迷宮攻略7-2
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アルファの名を持つ魔物は、まだ未知数なことが多いが、一つ確定していることがある。それは基礎ステータスに重きを置いているということだ。その代わりスキル、それも動きが制限されるスキルは特に少ないらしい。
こいつは見た目筋力特化だが、見た目でだましている線もあるだろう。どう来る!
そう考えていたところで、アルファイエティの体がふっと消えた。
敏捷特化とは、俺の一番苦手なタイプかよ!
俺との相性が特に悪い敏捷。それもそのはず、とらえられない敵に対してどうやって弾丸を当てるというのだ。
そろそろ拘束系魔法覚えたいなぁ、でもあれ文字はともかく強度が難しいんだよなぁ......
足の速い敵に対してはその足を止めることが有効だというのは誰でも思い浮かぶだろう。そもそもの魔法の命中云々は置いといて、それが一番取りやすい対策であることは間違いない。
やはり、とらえられたら、の話であるが。
今俺の周りをぎゅんぎゅんと雪を巻き上げ風を起こして走っていくアルファイエティ。
いつ、どこから攻撃してくるかわからない、とでもしたいのだろう。しかし、その攻撃に弱点があることはもう考えついた。
「お前がずっと俺の周りをまわるのなら、魔弾を射出せずにとどめて置いたら果たしてどうなるのだろうか?」
そう言ってやったが、アルファイエティはもちろん人語を理解できないので、げらげらと笑いながら回っている。時たま聞こえてくるむせた音がこいつがどれだけ考えなしかを如実に表しているとさえ言える。
俺は確実に倒すため、魔力を一気に千万ほど込める。
千万の魔弾と聞いて強そうだと思うだろうが、実際は弱い。
というのも、比較対象が千万の魔力を込めた上級属性魔法だからなのだが。
同じ魔力の消費でも、威力の差ができるのはわけがあるのだが、今はいいだろう。この比較的弱い魔弾で倒せるのだから。
アルファイエティの走っている道の上に魔弾を構える。
大抵のことではびくともしない魔弾へと、豪速のアルファイエティが突っ込んだ。
「ギョオオオオオオオオオアアアアアアアアアア!!!」
醜い叫び声をあげながら、アルファイエティは胸元に魔弾をめり込ませて倒れた。
そして霧となっていくそれを見ながら、俺は反省を行う。
まず、敵があれだけ油断をしてくれたから俺は生きている。あいつが見つけてすぐに俺を殺そうとしていたら俺はなす術がなかっただろう。まずはそれに対する対策。
次に、中遠距離タイプといってもいい魔弾戦闘なのに、ここまで接近を許さないといけないこの地形に対して対策だ。
そしてやはり、俺の特化型ステータスは上をとれないと負ける。上というのは単純なレベルやステータスもあるが、戦いにおいていかにペースを握れるかにかかっている。
実際、今のアルファイエティは俺に対してペースをとったつもりでいたのだろう。雪の抉れかたとかでどこにいるかばれてしまい、結果半分自滅のような形になってしまったが、あの戦い方は雪でなければまだ有効だ。しかしその時は、まだイエティと呼ばれているかどうかを先に議論したほうがよさそうだ。
これから山を登るのもなんだし射出で飛んでもいいか
と考えたがその考えをすぐに捨て去る。
風の音に交じって聞こえる、大量の鳥の鳴き声。
なんでこんな寒いところに鳥がバカスカ湧いてんだよ、もっとあったかいところの住民じゃないのか! 渡り鳥とかいるんだし、迷宮くらい空を自由にさせてくれよ!
まぁそれはともかくとして、いくつかの反省点に対してどうにかして解決しないと百階層がしんどそうだ。
『わらわにも考えさせてくれ、もうおぬしが死ぬのはみとうない』
魔銃も対策法を考えてくれるらしい。俺もなにか案を出したいもんだ。
対策を話しながらも、俺たちは着実に山を登っていく。
こいつは見た目筋力特化だが、見た目でだましている線もあるだろう。どう来る!
そう考えていたところで、アルファイエティの体がふっと消えた。
敏捷特化とは、俺の一番苦手なタイプかよ!
俺との相性が特に悪い敏捷。それもそのはず、とらえられない敵に対してどうやって弾丸を当てるというのだ。
そろそろ拘束系魔法覚えたいなぁ、でもあれ文字はともかく強度が難しいんだよなぁ......
足の速い敵に対してはその足を止めることが有効だというのは誰でも思い浮かぶだろう。そもそもの魔法の命中云々は置いといて、それが一番取りやすい対策であることは間違いない。
やはり、とらえられたら、の話であるが。
今俺の周りをぎゅんぎゅんと雪を巻き上げ風を起こして走っていくアルファイエティ。
いつ、どこから攻撃してくるかわからない、とでもしたいのだろう。しかし、その攻撃に弱点があることはもう考えついた。
「お前がずっと俺の周りをまわるのなら、魔弾を射出せずにとどめて置いたら果たしてどうなるのだろうか?」
そう言ってやったが、アルファイエティはもちろん人語を理解できないので、げらげらと笑いながら回っている。時たま聞こえてくるむせた音がこいつがどれだけ考えなしかを如実に表しているとさえ言える。
俺は確実に倒すため、魔力を一気に千万ほど込める。
千万の魔弾と聞いて強そうだと思うだろうが、実際は弱い。
というのも、比較対象が千万の魔力を込めた上級属性魔法だからなのだが。
同じ魔力の消費でも、威力の差ができるのはわけがあるのだが、今はいいだろう。この比較的弱い魔弾で倒せるのだから。
アルファイエティの走っている道の上に魔弾を構える。
大抵のことではびくともしない魔弾へと、豪速のアルファイエティが突っ込んだ。
「ギョオオオオオオオオオアアアアアアアアアア!!!」
醜い叫び声をあげながら、アルファイエティは胸元に魔弾をめり込ませて倒れた。
そして霧となっていくそれを見ながら、俺は反省を行う。
まず、敵があれだけ油断をしてくれたから俺は生きている。あいつが見つけてすぐに俺を殺そうとしていたら俺はなす術がなかっただろう。まずはそれに対する対策。
次に、中遠距離タイプといってもいい魔弾戦闘なのに、ここまで接近を許さないといけないこの地形に対して対策だ。
そしてやはり、俺の特化型ステータスは上をとれないと負ける。上というのは単純なレベルやステータスもあるが、戦いにおいていかにペースを握れるかにかかっている。
実際、今のアルファイエティは俺に対してペースをとったつもりでいたのだろう。雪の抉れかたとかでどこにいるかばれてしまい、結果半分自滅のような形になってしまったが、あの戦い方は雪でなければまだ有効だ。しかしその時は、まだイエティと呼ばれているかどうかを先に議論したほうがよさそうだ。
これから山を登るのもなんだし射出で飛んでもいいか
と考えたがその考えをすぐに捨て去る。
風の音に交じって聞こえる、大量の鳥の鳴き声。
なんでこんな寒いところに鳥がバカスカ湧いてんだよ、もっとあったかいところの住民じゃないのか! 渡り鳥とかいるんだし、迷宮くらい空を自由にさせてくれよ!
まぁそれはともかくとして、いくつかの反省点に対してどうにかして解決しないと百階層がしんどそうだ。
『わらわにも考えさせてくれ、もうおぬしが死ぬのはみとうない』
魔銃も対策法を考えてくれるらしい。俺もなにか案を出したいもんだ。
対策を話しながらも、俺たちは着実に山を登っていく。
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