魔力極振りの迷宮探索

大山 たろう

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最終章 きっと

嫉妬

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 装備の最終確認をしていると、突然に通達の時と同じ声が聞こえた。

 ・最終魔物暴走ラスト・スタンピートが開始されます

 俺は一気に戦闘モードへと切り替え、探知をする。


 一気に魔力を放出し、周囲を探る。

 しかし、どこにも来る様子は見られない。何処だ、と思っていたら、連絡が来る。



 襲撃の根幹は『月』だ


 その連絡を見た俺は、一気に体を射出で空へと飛ばす。


 仮面をつけているとどこでも呼吸ができるらしいので、俺はそれをつけておく。
 ほかの人たちも、それぞれ呼吸対策をしているようだ。

 一気に宇宙に展開すると、展開する。

 さぁ、ラストバトルだ。

「『魔弾!』」

 装備で知力をフルに強化した俺は一万を優に超える魔弾を二人で放つ。


 ドンドンと地球に向かって来るウサギ。

 こちらへと近づいてくる前に、片っ端から撃ち落とす。
 ほかの人たちも以前からさらに強くなったため、魔力の消費が多くなっている。俺も魔力が増えているが、二十人の成長には追い付けない。少しずつ減っている魔力に少しうれしさを感じるとともに、このままだと限界を迎えると俺が何もできずにお釈迦だ。

 とかしている間に、波が止まる。


「本命は明日、別の敵から襲撃がある」

「マジっすか......」

「幸い、魔力も体力も消費がないことが不幸中の幸いだろう。」

 俺と同じように、体力を譲渡できる、ぽっちゃり体系の彼がいた。

「少しは役に立てたかなぁ?」

 そういう彼。この話し方を見ると、徹と司を思い出す。が、彼らは来ることができなかったようだ。主に宇宙まで到達する方法と、呼吸する方法、そしてその状態で戦闘をしたうえで、足手まといにならない戦いができないと嘆いていた。

「今のうちに月の拠点を叩く。総員、前進!」

 一気に月へと向かう。

 やっとパーツがそろった。四年前、突如月からの通信が断絶したこと。七つの大罪の名を関しているくせに、地球に六つしかなかったこと。答えは、月に七つ目が存在していたのだろう。


 月に降り立つ。そこに存在していたのは、そこまで高くない塔。

 中に入ると、ずっと大きな部屋が続く。

 恐らく先ほどまでの敵をそこにため込んでたのだろう。

 そのまま先へと進む。

 最奥にいたのは、竜だった。

「明日に運命レベルの強敵が現れるというのに.......仕方ない、総員、戦闘開始!」

 皆が攻撃を開始した。

 火の玉、風の刃、土の矢、水の蛇。

 大量の魔法攻撃が飛び交い、近接職がひたすらに攻撃をする。

 が、気にも留めない竜は、その尾で一気に周囲一帯を薙ぎ払った。

「ぐはっ」

 そう聞こえたのは俺の隣。体力譲渡の彼が一撃で限界に達した。

 回復できる人はひたすらに彼を回復している。が、近接職もダメージをのこしているため、彼にかかりっきりにはなれない。

 盾を使える者が前に出て、時間を稼ぐ。

「僕に、任せてほしい。体力の回復を」

 そういったのも、やはり隣のぽっちゃり。何か奥義でも存在するのだろうか。

 自動回復で一気に回復した彼は、かけてもらったクイックで一気に懐へと入り込む。

「『体力神』そして『ライフバースト』ぉ!」

 その瞬間、竜の体がはじけ飛ぶ。

 一撃で持って行ったその攻撃。が、代償はそれなりに大きいらしい。

「ごめんね、これを使うと、三日間体力一固定、回復無効なんだよぉ......」

 仕方がないという結論。が、明日の戦いは一気に不利になってしまった。

 敵がわからなければ、何も知らない俺たち。
 打開策など、どうしようもないだろう。
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