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21 南西のダンジョン攻略④
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青い扉を開けて入った先には、犬風味の二足歩行の魔物が待ち構えていた。
その敵の手には剣を持っている。
「あれが……このダンジョンのボス?」
「うん、コボルトだよ」
そう、あの犬風味の魔物こそがこのダンジョンのボス、『コボルト』である。
「奴は剣を使った攻撃がメインで、しかも魔法系の者を優先して狙う。 俺ができるだけそうさせないようにするから、モニカとココアは魔法でのサポートを頼む。 アリスは二人を守りながら攻撃に参加してくれ」
「了解だよ、お兄ちゃん!」
「分かりました」
「が、頑張ります!」
「来るぞ!」
こっちの気配に気づいたのか、コボルトが即座に仕掛けて来た。
レクスを避けて、モニカ達を狙おうとしたが……。
「させないよ!!」
「グアッ!!」
そこにアリスが割って入り、槍で左肩を突き刺す。
突き刺された痛みにたまらずコボルトが距離を離していく。
「バニッシュラン!!」
「グエッ!?」
そしてすぐにレクスが相手を挫く袈裟斬りでコボルトの動きを止める。
「今です! 【シールド】!!」
それを見たココアが【シールド】の魔法をレクスに掛ける。
これでレクスはある程度のダメージは気にせずにコボルトに仕掛けられる。
モニカの方は、まだ詠唱中だ。
なので、出来るだけモニカが狙われないようにしないといけない。
「グオォォォ!!」
「くっ!!」
(何だ、このコボルト……!? やけに攻撃が重い!?)
コボルトの攻撃を剣で防いだ時、レクスは違和感を覚えた。
相手の剣の攻撃がいつもより重いのだ。
レクスが経験したコボルトのそれより攻撃力が高まってるように感じた。
(まさか……!?)
「ココアちゃん、私とモニカちゃんにも【シールド】を!!」
「は、はい! 【シールド】!!」
アリスもコボルトの攻撃の違和感に気付き、ココアに【シールド】を張るように頼んだ。
すぐにココアが【シールド】を唱え、モニカとアリスに防御の膜を包み込んだ。
「避けて、お兄ちゃん! せぇぇぇぇい!!」
そして、アリスは槍を全力で投げた。
レクスはそれを避けるように左に移動。
その直後にコボルトの腹部にアリスの投げた槍が貫通した。
「ギャアァァァァァ!!」
「今っ! 【ヒートストーム】!!」
槍で腹部を貫かれたコボルトは激痛で悲鳴を上げる。
それと同時に詠唱が終わったモニカは【ヒートストーム】を放った。
「グギャアァァァァァ!!」
彼女が放った炎の渦巻きを避ける事が出来ず、コボルトはその炎に包まれた。
瞬く間に炎上したコボルトの身体は、炎に包まれたまま灰になったようだ。
「やったのか?」
「うん、完全にモニカちゃんの魔法で灰になったよ。 でも、いつものコボルトじゃなかったね」
「ああ、攻撃に重さが感じられた。 本来よりランクが上がった感じだな」
「あ、兄様、アリス姉様」
「ココアちゃん?」
「アリス姉様の槍にこれが刺さってましたよ」
「あれ……、これは……?」
「魔石……なのか?」
ココアがアリスの槍を拾おうとした所、先端に何かが刺さっていたのに気づき、話し合っていたレクスとアリスの元にそれを持ってきた。
二人はそれが魔石の類ではと勘繰るが、それ以上は分からないままだ。
「ひとまずそれはギルドに持っていって解析して貰おう」
「うん。 早くダンジョンコアを触れておかないとね」
「そうですね」
レクス達は魔石っぽいものはギルドに持っていき、解析を頼むことにして、すぐにダンジョンコアに向かった。
コアはやや大きめの丸い球体で、それを四人一斉に触れると一気に景色が変わり、ダンジョン入り口に転移した。
「よし、四人全員がダンジョンの外に出たな」
「うん。 証明の宝石もあるよ」
「じゃあ、早くギルドに戻ろう。 魔石を解析して貰わないといけないしな」
そう言いながら四人は足早に町へと戻っていく。
色々あったものの、何とかモニカとココアにとっての初のダンジョン攻略は成功したのだった。
その敵の手には剣を持っている。
「あれが……このダンジョンのボス?」
「うん、コボルトだよ」
そう、あの犬風味の魔物こそがこのダンジョンのボス、『コボルト』である。
「奴は剣を使った攻撃がメインで、しかも魔法系の者を優先して狙う。 俺ができるだけそうさせないようにするから、モニカとココアは魔法でのサポートを頼む。 アリスは二人を守りながら攻撃に参加してくれ」
「了解だよ、お兄ちゃん!」
「分かりました」
「が、頑張ります!」
「来るぞ!」
こっちの気配に気づいたのか、コボルトが即座に仕掛けて来た。
レクスを避けて、モニカ達を狙おうとしたが……。
「させないよ!!」
「グアッ!!」
そこにアリスが割って入り、槍で左肩を突き刺す。
突き刺された痛みにたまらずコボルトが距離を離していく。
「バニッシュラン!!」
「グエッ!?」
そしてすぐにレクスが相手を挫く袈裟斬りでコボルトの動きを止める。
「今です! 【シールド】!!」
それを見たココアが【シールド】の魔法をレクスに掛ける。
これでレクスはある程度のダメージは気にせずにコボルトに仕掛けられる。
モニカの方は、まだ詠唱中だ。
なので、出来るだけモニカが狙われないようにしないといけない。
「グオォォォ!!」
「くっ!!」
(何だ、このコボルト……!? やけに攻撃が重い!?)
コボルトの攻撃を剣で防いだ時、レクスは違和感を覚えた。
相手の剣の攻撃がいつもより重いのだ。
レクスが経験したコボルトのそれより攻撃力が高まってるように感じた。
(まさか……!?)
「ココアちゃん、私とモニカちゃんにも【シールド】を!!」
「は、はい! 【シールド】!!」
アリスもコボルトの攻撃の違和感に気付き、ココアに【シールド】を張るように頼んだ。
すぐにココアが【シールド】を唱え、モニカとアリスに防御の膜を包み込んだ。
「避けて、お兄ちゃん! せぇぇぇぇい!!」
そして、アリスは槍を全力で投げた。
レクスはそれを避けるように左に移動。
その直後にコボルトの腹部にアリスの投げた槍が貫通した。
「ギャアァァァァァ!!」
「今っ! 【ヒートストーム】!!」
槍で腹部を貫かれたコボルトは激痛で悲鳴を上げる。
それと同時に詠唱が終わったモニカは【ヒートストーム】を放った。
「グギャアァァァァァ!!」
彼女が放った炎の渦巻きを避ける事が出来ず、コボルトはその炎に包まれた。
瞬く間に炎上したコボルトの身体は、炎に包まれたまま灰になったようだ。
「やったのか?」
「うん、完全にモニカちゃんの魔法で灰になったよ。 でも、いつものコボルトじゃなかったね」
「ああ、攻撃に重さが感じられた。 本来よりランクが上がった感じだな」
「あ、兄様、アリス姉様」
「ココアちゃん?」
「アリス姉様の槍にこれが刺さってましたよ」
「あれ……、これは……?」
「魔石……なのか?」
ココアがアリスの槍を拾おうとした所、先端に何かが刺さっていたのに気づき、話し合っていたレクスとアリスの元にそれを持ってきた。
二人はそれが魔石の類ではと勘繰るが、それ以上は分からないままだ。
「ひとまずそれはギルドに持っていって解析して貰おう」
「うん。 早くダンジョンコアを触れておかないとね」
「そうですね」
レクス達は魔石っぽいものはギルドに持っていき、解析を頼むことにして、すぐにダンジョンコアに向かった。
コアはやや大きめの丸い球体で、それを四人一斉に触れると一気に景色が変わり、ダンジョン入り口に転移した。
「よし、四人全員がダンジョンの外に出たな」
「うん。 証明の宝石もあるよ」
「じゃあ、早くギルドに戻ろう。 魔石を解析して貰わないといけないしな」
そう言いながら四人は足早に町へと戻っていく。
色々あったものの、何とかモニカとココアにとっての初のダンジョン攻略は成功したのだった。
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