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【第四章】学園生活
【第九話】フェルビア学園⑧
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エレベーターに乗ると、ユウカはカードキーをかざし、『20階』のボタンを押した。
職員室は最上階だとユウカが言っていたため、つまりはこの校舎は20階建てということだ。
もちろん、普通の学校と比べれば有り得ない階数だが、恭司としてはむしろ意外に感じる面が強かった。
なんせ、この校舎は周りの他のビルを圧倒する高さを有しており、他のビルは最低でも30、おそらくは40~50階以上ありそうだったからだ。
純粋に計算が合わない。
「あ、もしかして階数のこと気にしてる?」
恭司が疑問を感じているのを察して、ユウカが尋ねてきた。
恭司は頷く。
「正直、もっと高いのかと思ってた。他のビル、多分最低でも30階以上あるだろう?」
恭司の問い返しに、ユウカも頷く。
「実は、この校舎は防火防水はもちろん、ありとあらゆる衝撃に耐えられるよう設計されてるらしいの。そのおかげで1階1階の壁が途轍もなく厚くて、1フロアが他のビルの2~3階分くらいになっているんだよね」
「へぇ……。それはやっぱり、戦闘に長けた人間が校舎内に多いからか?」
「まぁそうだね。てか、ここ武芸科だから、授業内容も当然そういう系になるし、喧嘩っ早いのも沢山いるから、ある意味必然かな。体育館やグラウンド以外にも、トレーニングルームやら格技場やら色々と揃ってるし」
「その結果が実質40~50階相当の20階校舎か……。ラウドみたいな貴族も通ってるんだよな?」
「そうだね。あの獣ももちろんいるし、貴族は全員Aクラスだね。Aクラスの使う教室や施設はそれこそ半端ないよ。どんな衝撃にも耐えるって感じ」
「へぇー、ちなみに、そのカードキーでエレベーターを操作するのか?」
ユウカが階数を押す前にカードをかざしたことを思い出し、尋ねる。
エレベーター使用者のクラス階級はそこで認識されているということだ。
「まぁ、一応そうだね。恭司にも渡されると思うよ。ただ、見たら分かると思うけど、このエレベーター、行けるところが限られてるから、結局、C以下のクラスが乗っても意味ないんだけどね。カードキーは補助的な役割かな」
「あー、なるほど……」
エレベーターの階数表示の所を見てみると、そもそも選択肢が1,2,6,10,14,17,18,19,20しか無かった。
エレベーターに乗れる人間が下りるであろう所しか選択出来ないというわけだ。
カードキー問題が解決しても、C以下の人間がコレに乗った所で自分のクラスには行けないようになっているのだろう。
下のクラスの人間が混雑に紛れて上位エレベーターを使うことは出来ないということだ。
「シビアな話だなぁ……。ちなみに、そんなに実力主義な制度とってるってことは、クラス変えのチャンスもあったりするのか?」
恭司は尋ねる。
アベルトからの依頼をこなすためには、そもそも恭司もBクラスのままではダメだということだ。
世の中を武術主義にするためには、世の中を変える権限を持つ人間……貴族と対等の立場にならなくてはならない。
戦闘力だけで図られるべきものではないのかもしれないが、第一歩としてはそこではないかと思った。
「もちろんあるよ。でも、そのあたりの話はまた今度かな。最上階着いちゃった」
職員室は最上階だとユウカが言っていたため、つまりはこの校舎は20階建てということだ。
もちろん、普通の学校と比べれば有り得ない階数だが、恭司としてはむしろ意外に感じる面が強かった。
なんせ、この校舎は周りの他のビルを圧倒する高さを有しており、他のビルは最低でも30、おそらくは40~50階以上ありそうだったからだ。
純粋に計算が合わない。
「あ、もしかして階数のこと気にしてる?」
恭司が疑問を感じているのを察して、ユウカが尋ねてきた。
恭司は頷く。
「正直、もっと高いのかと思ってた。他のビル、多分最低でも30階以上あるだろう?」
恭司の問い返しに、ユウカも頷く。
「実は、この校舎は防火防水はもちろん、ありとあらゆる衝撃に耐えられるよう設計されてるらしいの。そのおかげで1階1階の壁が途轍もなく厚くて、1フロアが他のビルの2~3階分くらいになっているんだよね」
「へぇ……。それはやっぱり、戦闘に長けた人間が校舎内に多いからか?」
「まぁそうだね。てか、ここ武芸科だから、授業内容も当然そういう系になるし、喧嘩っ早いのも沢山いるから、ある意味必然かな。体育館やグラウンド以外にも、トレーニングルームやら格技場やら色々と揃ってるし」
「その結果が実質40~50階相当の20階校舎か……。ラウドみたいな貴族も通ってるんだよな?」
「そうだね。あの獣ももちろんいるし、貴族は全員Aクラスだね。Aクラスの使う教室や施設はそれこそ半端ないよ。どんな衝撃にも耐えるって感じ」
「へぇー、ちなみに、そのカードキーでエレベーターを操作するのか?」
ユウカが階数を押す前にカードをかざしたことを思い出し、尋ねる。
エレベーター使用者のクラス階級はそこで認識されているということだ。
「まぁ、一応そうだね。恭司にも渡されると思うよ。ただ、見たら分かると思うけど、このエレベーター、行けるところが限られてるから、結局、C以下のクラスが乗っても意味ないんだけどね。カードキーは補助的な役割かな」
「あー、なるほど……」
エレベーターの階数表示の所を見てみると、そもそも選択肢が1,2,6,10,14,17,18,19,20しか無かった。
エレベーターに乗れる人間が下りるであろう所しか選択出来ないというわけだ。
カードキー問題が解決しても、C以下の人間がコレに乗った所で自分のクラスには行けないようになっているのだろう。
下のクラスの人間が混雑に紛れて上位エレベーターを使うことは出来ないということだ。
「シビアな話だなぁ……。ちなみに、そんなに実力主義な制度とってるってことは、クラス変えのチャンスもあったりするのか?」
恭司は尋ねる。
アベルトからの依頼をこなすためには、そもそも恭司もBクラスのままではダメだということだ。
世の中を武術主義にするためには、世の中を変える権限を持つ人間……貴族と対等の立場にならなくてはならない。
戦闘力だけで図られるべきものではないのかもしれないが、第一歩としてはそこではないかと思った。
「もちろんあるよ。でも、そのあたりの話はまた今度かな。最上階着いちゃった」
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