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【第七章】本性
【第十六話】緊急会議①
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「2人とも!!無事か!!」
クレイアらしき刺客を片付けてから数分。
突如、
アベルトの声が聞こえた。
森の中からスーツのまま1人で走ってきたアベルトは、そのまま2人に近づくと、2人を見て大きく安堵の息を吐く。
「無事なようで何よりだ。森に仕掛けたセキュリティに反応があったから大急ぎで駆け付けたんだが……問題なさそうで良かったよ」
アベルトの顔は本気だった。
よく見ればスーツの生地が所々破けているし、靴も土や傷で汚れている。
森の中を脇目も振らずに駆け抜けてきたのだろう。
額には大粒の汗が浮かんでいた。
「大袈裟だよ~。そんな梃子摺る相手でもないし」
ユウカが軽口を返す。
アベルトはそれで周囲を見回した。
丘の上に転がる死体が2つに、森の中にも数体転がっている。
アベルトは片手で頭を掻きむしった。
「……一刻も早く対処しなければならないが、その前に状況確認だな。2人とも、とりあえずは家の中で話を聞かせてくれ」
アベルトがそう言うと、取り急ぎ死体は放置したまま、3人は家の中に入っていった。
家の中は盗聴器や盗撮器ばかりでゾッとしたが、3人で手分けして機材を見つけ出し、破壊する。
いつものリビングに3人集まると、アベルトはドッと疲れた顔をこちらに向けた。
「さて……それでは聞かせていただこうか。転校初日で……一体どうなればこんな惨事になるのか」
アベルトの顔は恭司に向いていた。
恭司は気まずそうに頬を描きながら、ユウカとのこと等を除いて今日1日のことを丁寧に説明する。
アベルトはまたしても「はぁ~~」とため息を吐いた。
「……ククルさんの事案、本来ならユウカに言ってすぐにでも私に連絡してもいいものじゃないか。何故自分たちだけで対処しようとした」
「彼女は私たちのことを酷く気にかけ、警戒していました。そんな中で連絡をするのは至難の業です。下手をすれば敵に情報を与える可能性もありました」
「……君なら、それくらいは問題なく対処出来るという前提で話をしているのだが?」
「お言葉ですが、彼女は大変ユニークで、強い力を持っていました。あの影の薄……潜伏能力は一級品です。私でもどうにか出来るとは確信できませんでした」
「今、影が薄いと言わなかったかね?」
「言っていません」
途中危ない所はあったが、恭司は今日の出来事をありのままに話した。
アベルトはまだ訝しんでいるようで、次はユウカに目を向ける。
クレイアらしき刺客を片付けてから数分。
突如、
アベルトの声が聞こえた。
森の中からスーツのまま1人で走ってきたアベルトは、そのまま2人に近づくと、2人を見て大きく安堵の息を吐く。
「無事なようで何よりだ。森に仕掛けたセキュリティに反応があったから大急ぎで駆け付けたんだが……問題なさそうで良かったよ」
アベルトの顔は本気だった。
よく見ればスーツの生地が所々破けているし、靴も土や傷で汚れている。
森の中を脇目も振らずに駆け抜けてきたのだろう。
額には大粒の汗が浮かんでいた。
「大袈裟だよ~。そんな梃子摺る相手でもないし」
ユウカが軽口を返す。
アベルトはそれで周囲を見回した。
丘の上に転がる死体が2つに、森の中にも数体転がっている。
アベルトは片手で頭を掻きむしった。
「……一刻も早く対処しなければならないが、その前に状況確認だな。2人とも、とりあえずは家の中で話を聞かせてくれ」
アベルトがそう言うと、取り急ぎ死体は放置したまま、3人は家の中に入っていった。
家の中は盗聴器や盗撮器ばかりでゾッとしたが、3人で手分けして機材を見つけ出し、破壊する。
いつものリビングに3人集まると、アベルトはドッと疲れた顔をこちらに向けた。
「さて……それでは聞かせていただこうか。転校初日で……一体どうなればこんな惨事になるのか」
アベルトの顔は恭司に向いていた。
恭司は気まずそうに頬を描きながら、ユウカとのこと等を除いて今日1日のことを丁寧に説明する。
アベルトはまたしても「はぁ~~」とため息を吐いた。
「……ククルさんの事案、本来ならユウカに言ってすぐにでも私に連絡してもいいものじゃないか。何故自分たちだけで対処しようとした」
「彼女は私たちのことを酷く気にかけ、警戒していました。そんな中で連絡をするのは至難の業です。下手をすれば敵に情報を与える可能性もありました」
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「今、影が薄いと言わなかったかね?」
「言っていません」
途中危ない所はあったが、恭司は今日の出来事をありのままに話した。
アベルトはまだ訝しんでいるようで、次はユウカに目を向ける。
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