紅龍  RED DRAGON

紋目

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 食事が終わり、丘の上にある屋敷へと向かって いた。

 ティールとルナの前を、レヴィとファウンが何か話し込みながら歩いている。 
 ルナが何を話しかけても、考え事でもしている のだろうか、 ティールは返事をしない。
 「ねえ、ティール?」
 ルナがティールの袖を引っ張ると、ティールは少し驚いたようにルナの顔を見た。
「どうしたの?」
「いやっ別に……」
 ティールは又、黙り込んでしまった。

 門の前に着くとレヴィは自分で開ける。
「ゲーシュはどうしたんだろう? いつもなら飛ん でくるのに……'」
 中に入り敷へ向かっていると、屋敷の方からゲーシュが慌ててやってきた。
「レヴィ申し訳ありません。 お出迎えもせずに 今晩ガネッシュ様がお客様を連れて帰られるそう なので急いで準備をしておりました」
 レヴィは怪訝な顔をする。
「父が客を連れて来るだって?明日帰るんじゃなかったのか?」
「とても大事なお方で、こちらの方に用事があって来られるとか……」
 ゲーシュは困った顔をしている。
「おい、レヴィ困ってるじゃねえか」
 ファウンがやれやれといった顔をする。
「別にそんなつもりは……」
 レヴィまで困った顔をしてしまった。
「あの、私達お邪魔なんじゃぁ」
 ルナが申し訳なさそうな顔でレヴィを見上げる。
「あっいや、別にいいんだ、父が客を連れて来るなんて珍しいもんだから」
  レヴィは困った顔をしたまま笑う。 
 ファウンがレヴィの肩を叩いた。 
「なぁレヴィ、夜になるまでまだあるし、北の森へ行かねぇか?」
「ああそうだな。じゃあ荷物置いて早速行こう」
 ルナとティールは、どうして良いのか判らず然としていた。
 嬉しそうに笑っていたレヴィは、ティール達に振り向くと誘う。
「ファウンと二人で良く行く場所ななんだ。一緒に行こう」

 強引に話を進められ、森の中の細い道を訳の解らないまま、レヴィとファウン後を二人は歩いていた。
「あっ! ごめん。久し振りに行くからはしゃいじゃって……」
 レヴィが振り向いて照れたように笑い、ルナの隣を歩き出す。
 ティールは二人が話し始めたので、後ろへ下がる。
 いつの間にかファウンが、ティールの横へ来て歩いていた。
 ティールとファウンは少しの間、前を向いたま ま何も話さずに歩いていたが、ファウンが気不味そうに話しかけてきた。
「さつきは悪かったな……」
 ティールはファウンの顔を見上げ、すぐに下を向く。
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