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第2章
第4話 つみました。
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斯くして普通の日常にひとまず戻った。といってももちろんまだ傘は呪い(魔法)を宿していてるが… 流石に傘による事故死は少なくなった。だが今度は殺人の方が多くなっている。そしてまだ僕たちは傘を持っているのが当たり前のままなのだ。だから特段ブランド物の傘を手にした人がいても違和感を特に感じない。だから未遂に防げていないのだ。
「ねぇ。歩夢? なんでそんな難しい顔してるの? 」
そんなこと考えながら朝食を食べていた僕に霞は尋ねる。
「いや、なんでもない。少し考え事をしていただけ。」
「それが気になるんだよ!」
その霞の朝からのパワーに圧倒され、
つい、最近の若者は元気だな、とおじいちゃんっぽいことを考えてしまう。
「考えてても仕方ないか。」
そう言って今まで散々考えていたことを強引に終結させ、食事を再開した。
ちょうど食べ終わって少し寛いでいる頃にはそこそこいい時間になっていたため、家を出る。
「霞、そろそろ出ないか? 」
「あっ⁉︎ もうそんな時間か。」
霞はまだ寛いでいたかったのか少々名残惜しそうにカバンを持った。
「霞、ほら早く。」
「はいはい。せっかちだとモテないよ? 」
「いや霞だけでいいから。」
などと真顔で返すと、少し頰を赤らめた。自分で言った台詞にも関わらず心の中で “ どこのバカップルだ‼︎ ” と叫んだ。もちろんその声は誰にも届かない。
(あれ?今まで独り言多かったのにな。)
最近、感情コントロールが思ったことをすぐ口に出す癖が治ってきている。
思わぬ成長を感じ、内心で自分を盛大に褒め称えた。
「何、ニヤニヤしてるの? 」
霞からの冷酷な視線が刺さる。
「い、いや別に…? 」
さらに怪しそうな目をでこちらを見てくる。
「精肉店のお姉さんとかがタイプなの? 」
「えっ? あっ… うん。」
ちゃんと話を聞いてなかったので曖昧な返事で返した。はずが…
僕の人生は詰んだみたいです。
ーーーーーーーーーーーーーーー
今回も完読ありがとうございます
久しぶりの投稿ですみません。
前回からストーリー進行をどうしようかと迷ってました。(泣)
それと幕→話に変更しました(^^)
幕だと堅苦しい感じがしたので思い切って変更いたしました。
24話分、辛かったです(;ω;)
そんなわけでこれからもよろしくお願いします。
「ねぇ。歩夢? なんでそんな難しい顔してるの? 」
そんなこと考えながら朝食を食べていた僕に霞は尋ねる。
「いや、なんでもない。少し考え事をしていただけ。」
「それが気になるんだよ!」
その霞の朝からのパワーに圧倒され、
つい、最近の若者は元気だな、とおじいちゃんっぽいことを考えてしまう。
「考えてても仕方ないか。」
そう言って今まで散々考えていたことを強引に終結させ、食事を再開した。
ちょうど食べ終わって少し寛いでいる頃にはそこそこいい時間になっていたため、家を出る。
「霞、そろそろ出ないか? 」
「あっ⁉︎ もうそんな時間か。」
霞はまだ寛いでいたかったのか少々名残惜しそうにカバンを持った。
「霞、ほら早く。」
「はいはい。せっかちだとモテないよ? 」
「いや霞だけでいいから。」
などと真顔で返すと、少し頰を赤らめた。自分で言った台詞にも関わらず心の中で “ どこのバカップルだ‼︎ ” と叫んだ。もちろんその声は誰にも届かない。
(あれ?今まで独り言多かったのにな。)
最近、感情コントロールが思ったことをすぐ口に出す癖が治ってきている。
思わぬ成長を感じ、内心で自分を盛大に褒め称えた。
「何、ニヤニヤしてるの? 」
霞からの冷酷な視線が刺さる。
「い、いや別に…? 」
さらに怪しそうな目をでこちらを見てくる。
「精肉店のお姉さんとかがタイプなの? 」
「えっ? あっ… うん。」
ちゃんと話を聞いてなかったので曖昧な返事で返した。はずが…
僕の人生は詰んだみたいです。
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今回も完読ありがとうございます
久しぶりの投稿ですみません。
前回からストーリー進行をどうしようかと迷ってました。(泣)
それと幕→話に変更しました(^^)
幕だと堅苦しい感じがしたので思い切って変更いたしました。
24話分、辛かったです(;ω;)
そんなわけでこれからもよろしくお願いします。
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