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第2章
第8話 ショッピングモールpart1
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駅に着いた僕と霞はとりあえず近くにあった銀行でお金を下ろし、その後ビジネスホテルで一泊することにした。
2人とも制服だったため、大人っぽく見せるために2人で近くにあったショッピングモールに向かった。そこでひとしきり服を揃えてる。
「何だかんだ初めてじゃない? 」
霞ははにかんだ笑顔でそう言う。
「何が? 」
突然すぎて反応に困り、とっさに出た言葉がこれだった。流石に男の僕でもわかるレベルでどうかと思う。最低と言われてもしょうがないレベルだ。
それに対して霞は
「初めてだよねって一緒に買い物するの。それくらい分かれ。馬鹿。」
とツンツンしている。これはこれでありだなとも思ったが、流石に霞が可哀想なので。
「ごめんごめん。ほんと付き合いは長いのにな。」
「朝もこれが原因なんだから。もう少し気をつけたらどうなの?」
とからかいと怒りが混じったような表情で言った。これには僕も動揺して
「面目無いです。」
と真顔で返すしかなかった。
「分かればよろしい。」
霞は満足気に微笑むと
「それより今日の服は当然、歩夢が全額負担してくれるんだよね?」
さっきの表情からは想像できないような人の悪い笑みで頼んだ。
「う、うん。もちろん。」
これには少し怯んだが、今朝のことがあるため否定できずあっさりと白旗を上げてしまった。
「歩夢の奢りならちょっと高めのブランド物にでも手を出してみようかな。」
「1年の頃にバイトで稼いだ金で買える範囲な?」
ここは腹をくくるしかないと思ったが霞は冗談だったららしく唖然としている。だがすぐに少し疑わし気な視線で
「ほ、ほんと?」
と訪ねてきた。
「出せるといっても5万が限界だからな。そんな高いものは無理だぞ。追加で金下ろすから、選んでて。」
と言い残し、僕は近くの銀行に向かおうとしたが。
「待って私も行く。」
「選んでればいいのに。」
「朝の分と昼の分一緒にいたいだもん。」
と言って霞は笑った。
ショッピングモールから歩いて3分ほどの場所に銀行はあった。コンビニでおろすことも考えたが、この近くにコンビニはなかったのだ。今時そんな場所あるのかとも思った。だがよくよく考えてみるとおそらく殆どがスーパーも中にあるこの大型ショッピングモールで揃えられるのだろう。ここでのコンビニの必要とするユーザーなんてかなり限られるというわけだ。そのため売り上げも見込めない。おそらくではあるがこれがコンビニのない理由だろう。そんなことを考えながらコンビニへ向かった。
「歩夢やり方知ってるの? 」
「知ってなきゃ来ないよ。」
「じゃあ歩夢の口座でおろし方教えて? 」
「う、うん…?いや、ちょっと待て…
お前暗証番号知りたいだけだろ?」
「…… 」
霞は完全に気づかれたかという表情をしている。いくら彼女でも暗証番号を知られるのは流石にきついので
「お前と結婚できたら教えてあげるから。」
「ほ、ほんと?」
銀行内では歓声が沸き起こった。だがその歓声は一瞬にして悲鳴に変わり、とても大きな爆発音が聞こえた。
2人とも制服だったため、大人っぽく見せるために2人で近くにあったショッピングモールに向かった。そこでひとしきり服を揃えてる。
「何だかんだ初めてじゃない? 」
霞ははにかんだ笑顔でそう言う。
「何が? 」
突然すぎて反応に困り、とっさに出た言葉がこれだった。流石に男の僕でもわかるレベルでどうかと思う。最低と言われてもしょうがないレベルだ。
それに対して霞は
「初めてだよねって一緒に買い物するの。それくらい分かれ。馬鹿。」
とツンツンしている。これはこれでありだなとも思ったが、流石に霞が可哀想なので。
「ごめんごめん。ほんと付き合いは長いのにな。」
「朝もこれが原因なんだから。もう少し気をつけたらどうなの?」
とからかいと怒りが混じったような表情で言った。これには僕も動揺して
「面目無いです。」
と真顔で返すしかなかった。
「分かればよろしい。」
霞は満足気に微笑むと
「それより今日の服は当然、歩夢が全額負担してくれるんだよね?」
さっきの表情からは想像できないような人の悪い笑みで頼んだ。
「う、うん。もちろん。」
これには少し怯んだが、今朝のことがあるため否定できずあっさりと白旗を上げてしまった。
「歩夢の奢りならちょっと高めのブランド物にでも手を出してみようかな。」
「1年の頃にバイトで稼いだ金で買える範囲な?」
ここは腹をくくるしかないと思ったが霞は冗談だったららしく唖然としている。だがすぐに少し疑わし気な視線で
「ほ、ほんと?」
と訪ねてきた。
「出せるといっても5万が限界だからな。そんな高いものは無理だぞ。追加で金下ろすから、選んでて。」
と言い残し、僕は近くの銀行に向かおうとしたが。
「待って私も行く。」
「選んでればいいのに。」
「朝の分と昼の分一緒にいたいだもん。」
と言って霞は笑った。
ショッピングモールから歩いて3分ほどの場所に銀行はあった。コンビニでおろすことも考えたが、この近くにコンビニはなかったのだ。今時そんな場所あるのかとも思った。だがよくよく考えてみるとおそらく殆どがスーパーも中にあるこの大型ショッピングモールで揃えられるのだろう。ここでのコンビニの必要とするユーザーなんてかなり限られるというわけだ。そのため売り上げも見込めない。おそらくではあるがこれがコンビニのない理由だろう。そんなことを考えながらコンビニへ向かった。
「歩夢やり方知ってるの? 」
「知ってなきゃ来ないよ。」
「じゃあ歩夢の口座でおろし方教えて? 」
「う、うん…?いや、ちょっと待て…
お前暗証番号知りたいだけだろ?」
「…… 」
霞は完全に気づかれたかという表情をしている。いくら彼女でも暗証番号を知られるのは流石にきついので
「お前と結婚できたら教えてあげるから。」
「ほ、ほんと?」
銀行内では歓声が沸き起こった。だがその歓声は一瞬にして悲鳴に変わり、とても大きな爆発音が聞こえた。
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