33 / 38
第2章
第12話 魔術戦争
しおりを挟む
中に入るとそこには、やや大きめなソファと本が数冊があった。本はどれもきゅうじたいで書いてあるので僕には読めそうにもない。そして空気穴と思わしきところから少量の光が差し込んでちょっと幻想的だった。それを見ると少しホッとできたので、今のうちに眠っておこうと思った。霞はひどく疲れてもうグッタリしている、僕の支えがなくなったらすぐに倒れてしまいそうだった。少し屈み、霞の足元から腕を上げ抱きかかえる。世に言う「お姫様抱っこ」という体勢になった。それから霞をソファに運び寝かしつける。
といってももう既に寝ているような状況なので手の位置を楽そうな位置に変えるくらいなのだが。その後ソファに寄りかかる形で眠りにつく。いつもは寝付くまでに時間がかかるのだが、今日は疲れているのか、気付いた時には眠ってしまっていた。もしかしたら霞がそばにいてくれるというのもあるかもしれないが…
一方外は戦場と化していた。
神無月家は副業として傭兵もやっていたので、忍術というか古式魔術くらいは余裕できる。それで傘対古式魔術の戦いみたいな風になっていた。今はこちらが有利だが、いつ不利になるかわからない状況だった。風を起こしたり、津波で一掃したり地面から岩を築き上げたり。アニメで見るような光景だった。庭には死体と血痕、そして色とりどりの魔術。死体は殆どが敵のもので、戦闘慣れはしていないのが手に取るようにわかった。こちらは訓練という名目で月、水、金でやることが約400年前からの伝統となっているので実戦訓練はしていないが、戦闘慣れはしている。十数名の黒い人たちを一網打尽にし、1人だけ生け捕りにした。
「首謀者は誰だ?」
「殺せ!」
「もう一度聞く。首謀者は誰だ?」
「殺せ!」
「これで最後だぞ。首謀者は誰だ?」
「殺せ‼︎」
魔術を使うのに勤に躊躇いはなかった。だが殺すのではなく脅して自白させるのが目的の生け捕りなので、打ってのは足だったが。暫くの悶絶が終わると人が変わったように自白し始めた。
といってももう既に寝ているような状況なので手の位置を楽そうな位置に変えるくらいなのだが。その後ソファに寄りかかる形で眠りにつく。いつもは寝付くまでに時間がかかるのだが、今日は疲れているのか、気付いた時には眠ってしまっていた。もしかしたら霞がそばにいてくれるというのもあるかもしれないが…
一方外は戦場と化していた。
神無月家は副業として傭兵もやっていたので、忍術というか古式魔術くらいは余裕できる。それで傘対古式魔術の戦いみたいな風になっていた。今はこちらが有利だが、いつ不利になるかわからない状況だった。風を起こしたり、津波で一掃したり地面から岩を築き上げたり。アニメで見るような光景だった。庭には死体と血痕、そして色とりどりの魔術。死体は殆どが敵のもので、戦闘慣れはしていないのが手に取るようにわかった。こちらは訓練という名目で月、水、金でやることが約400年前からの伝統となっているので実戦訓練はしていないが、戦闘慣れはしている。十数名の黒い人たちを一網打尽にし、1人だけ生け捕りにした。
「首謀者は誰だ?」
「殺せ!」
「もう一度聞く。首謀者は誰だ?」
「殺せ!」
「これで最後だぞ。首謀者は誰だ?」
「殺せ‼︎」
魔術を使うのに勤に躊躇いはなかった。だが殺すのではなく脅して自白させるのが目的の生け捕りなので、打ってのは足だったが。暫くの悶絶が終わると人が変わったように自白し始めた。
0
あなたにおすすめの小説
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
【完結】悪の尋問令嬢、″捨てられ王子″の妻になる。
Y(ワイ)
ファンタジー
尋問を生業にする侯爵家に婿入りしたのは、恋愛戦略に敗れた腹黒王子。
白い結婚から始まる、腹黒VS腹黒の執着恋愛コメディ(シリアス有り)です。
幼馴染の許嫁
山見月あいまゆ
恋愛
私にとって世界一かっこいい男の子は、同い年で幼馴染の高校1年、朝霧 連(あさぎり れん)だ。
彼は、私の許嫁だ。
___あの日までは
その日、私は連に私の手作りのお弁当を届けに行く時だった
連を見つけたとき、連は私が知らない女の子と一緒だった
連はモテるからいつも、周りに女の子がいるのは慣れいてたがもやもやした気持ちになった
女の子は、薄い緑色の髪、ピンク色の瞳、ピンクのフリルのついたワンピース
誰が見ても、愛らしいと思う子だった。
それに比べて、自分は濃い藍色の髪に、水色の瞳、目には大きな黒色の眼鏡
どうみても、女の子よりも女子力が低そうな黄土色の入ったお洋服
どちらが可愛いかなんて100人中100人が女の子のほうが、かわいいというだろう
「こっちを見ている人がいるよ、知り合い?」
可愛い声で連に私のことを聞いているのが聞こえる
「ああ、あれが例の許嫁、氷瀬 美鈴(こおりせ みすず)だ。」
例のってことは、前から私のことを話していたのか。
それだけでも、ショックだった。
その時、連はよしっと覚悟を決めた顔をした
「美鈴、許嫁をやめてくれないか。」
頭を殴られた感覚だった。
いや、それ以上だったかもしれない。
「結婚や恋愛は、好きな子としたいんだ。」
受け入れたくない。
けど、これが連の本心なんだ。
受け入れるしかない
一つだけ、わかったことがある
私は、連に
「許嫁、やめますっ」
選ばれなかったんだ…
八つ当たりの感覚で連に向かって、そして女の子に向かって言った。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
廃城の泣き虫アデリー
今野綾
ファンタジー
領主の娘だったアデリーはある日家族を殺され育った領地から命からがら逃げ出した。辿り着いた先は廃城。ひとり、ふたりと住人が増える中、問題が次々とおこって…
表紙はフリー素材です
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる