傘に魔法が宿ったら

ゆず太郎

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第2章

第15話 気絶…?

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その後昼食前2時間、瞑想。
13時昼食。昼食後体力づくりと称し、武道の稽古(おそらく空手)をがっつり2時間。そして境内清掃を1時間
みっちりやって今日の修行は終わった。
今日から予定通り、ここに居候させてもらうため今日から自分のになる部屋に戻った瞬間に安堵と疲労から自然に
「ああ~、疲れた。」
と声を漏らした。それを横で聞いていた霞はクスクス笑っていた。
「か、霞?居たの?」
「居たの?はひどくない?今日から同じ部屋で居候するってことになってます!」
「ま、マジ?」
「それで勤さんから伝言メモもらってるの。」
霞ははい、これ。とポケットの中に入っていた紙切れを取り出し丁寧に渡した。そこには
「悪い、空きがそこの部屋しかなかったんだ。まぁ他人でもないしいいだろ。新婚の予行練習とでも思っとけばいい。だが“若い衝動”をぶっ放すなよ。」
読み終えると、握りつぶしていた。
心配そうに顔を寄せる霞に大丈夫と呟くと部屋の内装を確認した。机が1つ、座椅子が2つ、そこそこの大きさの桐たんすが1つ、あと壁に時計がかかっている。しっかり和風建築を守っているといっていい。暮らしに不備はなさそうで安心した途端に少し忘れていた疲れが押し寄せた。その場で床に崩れ落ちた。

「あ、あゆむ!」
「あ、あゆむ!」
どこからか自分の名前を呼ぶ声がした。暗い暗い闇の中でうっすらと光る、一筋の光の中からその声が聞こえる。ここには見覚えがあった。いつかの夢で見た光景にそっくりだ…

「か、霞、ごめんごめん。」
なんの夢だったんだろう… 意識を覚醒させ少し考えてみる。うっすらある記憶の中でやっぱり覚えているのは、暗い、でもうっすら光がある、何もない。これくらいだ。疲れているだけなんだろうか。

「あ、あゆむ?」
「ああ。ごめんごめん。大丈夫。」
「いきなり倒れるんだもん。心配したんだから。」
意識を夢の中から、霞に向ける。
霞は少し心配したような表情で大丈夫?と首を傾けていた。どうやら疲れで気を失っていた、否、寝ていたらしい。小一時間程度という長いといえば長いし短いといえば短い時間。
霞はその小一時間、ずっと僕を呼んでいたんだという。しかも正座で膝に僕の頭を乗っけて… 
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