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長らく更新が止まってしまい申し訳ありません!のんびり再開させていただきます。
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「そんな……まさか……。」
テオドールから、自身の父親の言葉を聞いたクラウディアは酷く狼狽え、言葉を失った。
テオドールは迷った挙句、クラウディアの父バーネット公爵の言葉をそのまま彼女へ伝えることにした。公爵がテオドールの屋敷へ来たのは、そしてクラウディアを連れ戻そうとしたのは、クラウディアにテオドール以外の婚約者を宛がうためではなく、クラウディアが大事にされていないのではないかと心配したためだったこと。
クラウディアが幼少の頃から公爵が仕事人間だったのは、妻の病気を治療するために必死だったこと。
レジナルドとクラウディアの婚約を結んだのは、後ろ盾を無くした公爵がクラウディアを幸せにするためだったこと。
予想しなかった言葉の数々に、クラウディアは混乱した。顔を青くし、俯くクラウディアの手が急に暖かいもので包まれた。
「テオドール、さま……。」
重ねられた手を見て、普段のクラウディアなら舞い上がっていただろう。だが、今のクラウディアの心はひんやりと冷たいままだ。
「……同情ですか?」
「違う。」
じっと見つめられた瞳に、クラウディアの心は揺れるが目線を逸らすことが出来ない。真っすぐなテオドールの瞳にクラウディアは吸い込まれそうだと感じた。
「クラウディア。もし俺が落ち込んでいたら、君はどうする?」
「へ?」
テオドールが落ち込んでいる所はあまり想像できないが、クラウディアは思い浮かべてみる。テオドールのしょんぼりした顔を想像すると思わず頬が緩みそうになる。だが、本当に目の前でテオドールがそんな顔をしていたら、クラウディアはきっと心を痛めるだろう。そしてどうにかして力になりたいと考える筈だ。
「テオドール様の元気が出るようなことをしたいと考えると思います……すぐには思い付きませんが……。」
「そうか。……それでは覚えておいてほしい。」
テオドールが顔を顰めたかと思うと、フイっと顔を逸らされた。テオドールの頬も、耳も、赤く染められている。
「……もし俺が落ち込んでいたら、今、俺がしていることをクラウディアがしてくれ。」
次はクラウディアの顔が赤く染め上げられる番だった。
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