【完結】社畜が溺愛スローライフを手に入れるまで

たまこ

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ご挨拶しましょう

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「まぁまぁ!嬉しいわ!」

 雅也さんと仲直りした翌日、悦子さんから昼食に招待された。そこで、私と雅也さんがお付き合いしていることの報告をした。


「瑞樹ちゃん!ありがとう。瑞樹ちゃんみたいな可愛い子がうちの子と付き合ってくれるなんて、とっても嬉しいわ!今度またお祝いさせてね。」

 ・・・と強く両手を握られ、熱烈に喜んでもらい、恐縮していたところで飽きれ顔の雅也さんが助け船を出してくれた。



「そろそろ、瑞樹にも食べさせてやってくれ。」

「あら!ごめんなさい!つい嬉しくって。」

 照れ笑いを浮かべながら、食事を勧めてくれる悦子さんにお礼を伝え、悦子さん特製のちらし寿司を頬張る。他にも茶碗蒸しやすまし汁が並んでおり、どれも美味しい。食べながらも、悦子さんは話し足りない様子で、お喋りし続けている。

「雅也のお父さんもね、雅也と同じで、とっても無口だし、笑わないし、苦労したのよ。」

「ふふふ、お会いしてみたかったです。」

 雅也さんとそっくりのお父さん、すてきな人だろうなぁ。


「この前、私が余計なこと言っちゃったでしょう?若い子と雅也がお喋りしていたって。反省していたの、変なこと言っちゃってごめんなさい。」

 そういえば、結局若い子と何を話していたのかは聞いていなかった。雅也さんを見ると、嫌そうに表情を歪め、眉間の皺が深くなっているが、悦子さんは全く気にせず話を続けた。

「あれだって、雅也がちゃんと言ってくれたら良かったのよ。瑞樹ちゃんの話しかしてなかったんだ、ってね。」

「えっ!」

 私が驚くと、悦子さんも驚いた表情で私を見つめる。そして呆れた顔で雅也さんを叱った。

「ちゃんと話してなかったの、呆れた。瑞樹ちゃん、あの時の雅也はね、若い子に瑞樹ちゃんと付き合っているのか、いつもどこにデートに行っているのか根掘り葉掘り聞かれていたの。それで楽しそうにしてたのよ。」

 私のことを思い出して笑っていた、と悦子さんに懇々と説明され、どうしようもなく嬉しくなる。





「・・・勘弁してくれ」

 珍しく肩を落とす雅也さんを見て、私と悦子さんは顔を見合わせて笑った。
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