200 / 266
第5章 ディハンジョン
【199話】
しおりを挟む
レイナが結界魔法を発動して戦況は変わる。
彼女は以前結界魔法を展開しており魔獣の群れの中にレイナの結界魔法である雪の竜巻のような風が吹き荒れていた。
あれほどいた魔獣の大半が消えた事で魔獣達による数の有利が段々と弱くなっていく。
いける……!このままなら魔獣の大群を殲滅出来る……あとの問題は、あの深層の魔獣。
そして魔獣達の数が減りついにその時、深層の魔獣の静寂は終わりを告げ右の腕を上げ、こちらへと穴を向ける。
魔獣の行動を察する。
あれはパートリーが今でも苦しめられている種の射出攻撃!!このタイミングでくらうのはまずい!!
「──全員!岩陰に隠れろっっ!!」
俺は即座に全員に指示を出す。
ダイヤが生やしてくれた岩の塊……既に破壊はされてはいるが物陰としては充分。
全員俺の言葉を聞き、隠れそして魔獣から種の射出が始まる。
──ズガガガガッッ!!
先ほどまで戦ってる間に俺達が倒した魔獣の死骸を密かに喰らってた影響なのか種の威力が先程までとは全然違う。
地面に当たろうとも傷が付かなかったはずなのに今では……俺達が隠れている岩陰に当てまくり段々と岩を削っていってる。
このペースだと1、2分もしないうちに岩陰が壊されてあの種の猛攻を受ける事になる。
何か手は……
「まったく、仕方ありませんわね」
背後から声が聞こえて誰かが立つ気配がした。
この状況で立つ?そんな自ら攻撃を受けに行くなんていったい誰が……?
「──アクアストリーム!!」
後ろから俺の横を通るように水の渦が放たれ深層の魔獣の種を相殺している。
この魔法は……
「ヴァーリン!?」
後ろを振り返るとそこには立って水の魔法を放っているヴァーリンの姿がいた。
彼女は攻撃を受けて倒れていたはず……
「あまり舐めないでもらえます?言ったでしょかすり傷だって」
彼女は平気だと言うかのように誤魔化す。
だけど彼女は立っているのがやっとの様子なのがわかる。
それでも彼女は立ち上がり頑張る……なら俺だって頑張らないとな!!
「──エレクニング!!」
稲妻がヴァーリンの魔法を追うように走る。
俺も立ち上がる、そして少しでもあの魔獣の種を撃ち落とす!!
「隊長なのに危険な真似をして……全くしかたない人ですね」
やれやれと……それでいてどこか誇らしげな顔でヴァーリンはデイを見る。
2人の魔法は襲いくる種を幾度となく撃ち落として他の人達が身を隠してる岩への被弾を防いでいた。
けれど種の数は多かった。
「ぐっっ!!」
「うぁっ!!」
立ち上がっていた2人の魔法をくぐり抜け魔獣の脅威は届く、デイとヴァーリンに種が植え付けられた。
そしてそれと同時にレイナの結界魔法は崩壊を迎える。
結界魔法であった竜巻は消えレイナが現れる、結界魔法で巻き込んで氷漬けにした無数の魔獣と共に。
けれど彼女が現れた位置……そこは深層の魔獣の近く、このままではレイナもあの魔獣の種の餌食に──
「くっ……レイナ!!」
そう叫んだ時だった……レイナのいた場所に突如としてゲンが現れそしてゲンがいた場所にはレイナがいた。
これは……ゲンの魔法?
レイナの場所に現れたゲンは刀を抜く……居合の構えを取り自身に放たれた種を切り落とした。
「大丈夫ですのレイナ!」
レイナの元に駆け付けたのはヴァーリン、大丈夫って……それはヴァーリンにも言える事だぞ。
「うん……魔力がちょっと底を尽きそうってだけ……ヴァーリン達よりは無事だよ。
それに……」
「風が……吹くから」
レイナはヴァーリン……の奥にいた俺に顔を向けて静かに言った。
その言葉の意図をすぐに理解した。
「──っ!!ダイヤ!今すぐ全員入れる堀を掘れるか?」
「えっ?出来る、けど?」
「頼む!やってくれ!!後はゲンさん!ひとまず戻ってきてください」
俺はダイヤに頼むと今度は種を斬り落としてる最中のゲンに声をかける。
割と無茶なお願いではあるが……
「……!承知!!」
彼はそれだけ言うとすぐに岩陰の方へ戻ってくる。
そして深層の魔獣による岩への攻撃が再開される、時間はないすぐに行動に移せ。
「それでなんでござるか?」
「ゲンさんはすぐに仲間達の元に戻って避難するよう言ってください
「?何故」
「……風が、来るからです!」
「……よくはわからぬが貴殿がそう言うのであれば承知した!ではまた会おう!」
そう言ってゲンは魔法でその場を去った。
「デイ!出来た!堀!!」
それと同時にダイヤの方も終わった。
「よし全員!堀の中に入って身を隠せ!!」
俺の掛け声と共にその場にいた人らはダイヤの作った堀へと隠れる。
さぁ俺が出来ることはした、後は任せたぜ。
俺は彼に託して後ろへ視線を移した。
199話目 そして風は吹く
上の層から巨大な魔力を感じ取っていた。
この魔力には薄らながら覚えがある、俺が十戒士クラディと戦ってる最中に出てきた魔力だ。
あれはレイナの結界魔法。
その魔力の元へ駆けつけに行く。
上に上がる階段の場所は知らない……けれど他にも上に上がる方法を俺は思いついていた。
彼女の魔力を感じた場所の近くには大きな滝があった。
その滝を駆け上がる。
道中巨大なチョウチンアンコウのような魔獣に襲われたがなんとか倒して上がる。
片手に2種類の魔力を合わせ反発させ合いながら保たせながら。
滝を一気に駆け上がると地面が見えそこに着地する……多少呆気なくはあるが中層への帰還を果たした。
たどり着いた時にはレイナの結界魔法の魔力は消えていた。
急がないと、魔力がしたのはこの通路の先。
駆ける駆ける、速く彼らの元に届くよう魔力を惜しみなく使い駆け一帯に風が吹く。
そして広い空間が見えそこで目に入ったのは……深層の魔獣だった。
戦闘中……いや、デイ達の姿は見えない……そう思ったがすぐに白金の眼が手前の堀の中に無数の人の魔力を察知する。
さっきまでいた人数とは違うが、状況を察した。
そのまま進む。途中で堀を越え、レイナの姿と俺を呼ぶ声が聞こえたが俺は止まらない。
深層の魔獣の付近にはそこそこの数の魔獣が見える幸いにも数は多くない……けれど現場を見たら彼らが魔獣達によって追い詰められている状況……それだけわかればいい。
心置きなく、吹き飛ばせる。
風と神の魔力
それら2つの魔力は別々の魔力であるが故に完全に1つに融合することはない。
もし無理にでもくっ付けようとすると互いに反発し合いその際、反発し合う力が新たな魔力を生みそして増幅する。
抑えて抑えて魔力が飛び散らないように圧縮する、それを解き放てば膨大な魔力が相手を襲う。
故に滝から上がる際からずっと圧縮して保ったまま彼は跳ぶ。
魔獣達が見上げるくらい上へ上がり、そして魔力を保っていた腕を魔獣へと突き出した。
「──翡翠」
十戒士クラディとの戦闘中に生み出された魔法はユウトから前へ放たれ辺りをその膨大な魔力で埋め尽くした次の瞬間には魔獣のいない空間へと変化を遂げたのだった。
「ユート!!無事だったか!!」
後ろから俺を呼ぶ声が近くなる。
後ろを振り返るとそこにはパートリーの時のようなツタが体に巻き付かれたデイ達がいた。
「おう、まぁな」
「よく……無事で……」
「凄い!あの魔獣を!一瞬で倒した!!」
「……いや、まだだ」
何故かいるダイヤのねぎらいの言葉に俺は素直に返した。
俺は見ていた白金の眼で
あの深層の魔獣が俺の魔法を見るなりものすごい勢いで後ろへと下がるようすを。
あの魔獣はまだ生きている!
「ユート、俺は自分の出来ることをした。
だから……」
「あぁ、次は俺の番だ。もう油断も慢心もしない、絶対に勝つ!!」
そう言って俺は先へ再び駆ける。
デイは彼なりに出来ることをやり切った、戦いに遅れて参戦したんだ。
デイが頑張ってきた分、俺もやってやる。
デイ達がいた場所から先の少し離れた少し広い空間、そこで彼らは睨み合う。
片方はデイからの指示で自身の味方の避難を促していたゲンとその仲間達、その向かい側には翡翠をなんとか避けギリギリで逃げ切れた深層の魔獣。
両者睨み合いで動かない、だから俺が飛び蹴りを魔獣にくらわせて飛び入る。
「そ、そなたは!!」
「あとは俺に任せろ」
ゲンの驚きの声を俺は大人しく答え、前へとジン器を握りしめて短剣を深層の魔獣に向けて。
「さぁ終わらせようか」
彼女は以前結界魔法を展開しており魔獣の群れの中にレイナの結界魔法である雪の竜巻のような風が吹き荒れていた。
あれほどいた魔獣の大半が消えた事で魔獣達による数の有利が段々と弱くなっていく。
いける……!このままなら魔獣の大群を殲滅出来る……あとの問題は、あの深層の魔獣。
そして魔獣達の数が減りついにその時、深層の魔獣の静寂は終わりを告げ右の腕を上げ、こちらへと穴を向ける。
魔獣の行動を察する。
あれはパートリーが今でも苦しめられている種の射出攻撃!!このタイミングでくらうのはまずい!!
「──全員!岩陰に隠れろっっ!!」
俺は即座に全員に指示を出す。
ダイヤが生やしてくれた岩の塊……既に破壊はされてはいるが物陰としては充分。
全員俺の言葉を聞き、隠れそして魔獣から種の射出が始まる。
──ズガガガガッッ!!
先ほどまで戦ってる間に俺達が倒した魔獣の死骸を密かに喰らってた影響なのか種の威力が先程までとは全然違う。
地面に当たろうとも傷が付かなかったはずなのに今では……俺達が隠れている岩陰に当てまくり段々と岩を削っていってる。
このペースだと1、2分もしないうちに岩陰が壊されてあの種の猛攻を受ける事になる。
何か手は……
「まったく、仕方ありませんわね」
背後から声が聞こえて誰かが立つ気配がした。
この状況で立つ?そんな自ら攻撃を受けに行くなんていったい誰が……?
「──アクアストリーム!!」
後ろから俺の横を通るように水の渦が放たれ深層の魔獣の種を相殺している。
この魔法は……
「ヴァーリン!?」
後ろを振り返るとそこには立って水の魔法を放っているヴァーリンの姿がいた。
彼女は攻撃を受けて倒れていたはず……
「あまり舐めないでもらえます?言ったでしょかすり傷だって」
彼女は平気だと言うかのように誤魔化す。
だけど彼女は立っているのがやっとの様子なのがわかる。
それでも彼女は立ち上がり頑張る……なら俺だって頑張らないとな!!
「──エレクニング!!」
稲妻がヴァーリンの魔法を追うように走る。
俺も立ち上がる、そして少しでもあの魔獣の種を撃ち落とす!!
「隊長なのに危険な真似をして……全くしかたない人ですね」
やれやれと……それでいてどこか誇らしげな顔でヴァーリンはデイを見る。
2人の魔法は襲いくる種を幾度となく撃ち落として他の人達が身を隠してる岩への被弾を防いでいた。
けれど種の数は多かった。
「ぐっっ!!」
「うぁっ!!」
立ち上がっていた2人の魔法をくぐり抜け魔獣の脅威は届く、デイとヴァーリンに種が植え付けられた。
そしてそれと同時にレイナの結界魔法は崩壊を迎える。
結界魔法であった竜巻は消えレイナが現れる、結界魔法で巻き込んで氷漬けにした無数の魔獣と共に。
けれど彼女が現れた位置……そこは深層の魔獣の近く、このままではレイナもあの魔獣の種の餌食に──
「くっ……レイナ!!」
そう叫んだ時だった……レイナのいた場所に突如としてゲンが現れそしてゲンがいた場所にはレイナがいた。
これは……ゲンの魔法?
レイナの場所に現れたゲンは刀を抜く……居合の構えを取り自身に放たれた種を切り落とした。
「大丈夫ですのレイナ!」
レイナの元に駆け付けたのはヴァーリン、大丈夫って……それはヴァーリンにも言える事だぞ。
「うん……魔力がちょっと底を尽きそうってだけ……ヴァーリン達よりは無事だよ。
それに……」
「風が……吹くから」
レイナはヴァーリン……の奥にいた俺に顔を向けて静かに言った。
その言葉の意図をすぐに理解した。
「──っ!!ダイヤ!今すぐ全員入れる堀を掘れるか?」
「えっ?出来る、けど?」
「頼む!やってくれ!!後はゲンさん!ひとまず戻ってきてください」
俺はダイヤに頼むと今度は種を斬り落としてる最中のゲンに声をかける。
割と無茶なお願いではあるが……
「……!承知!!」
彼はそれだけ言うとすぐに岩陰の方へ戻ってくる。
そして深層の魔獣による岩への攻撃が再開される、時間はないすぐに行動に移せ。
「それでなんでござるか?」
「ゲンさんはすぐに仲間達の元に戻って避難するよう言ってください
「?何故」
「……風が、来るからです!」
「……よくはわからぬが貴殿がそう言うのであれば承知した!ではまた会おう!」
そう言ってゲンは魔法でその場を去った。
「デイ!出来た!堀!!」
それと同時にダイヤの方も終わった。
「よし全員!堀の中に入って身を隠せ!!」
俺の掛け声と共にその場にいた人らはダイヤの作った堀へと隠れる。
さぁ俺が出来ることはした、後は任せたぜ。
俺は彼に託して後ろへ視線を移した。
199話目 そして風は吹く
上の層から巨大な魔力を感じ取っていた。
この魔力には薄らながら覚えがある、俺が十戒士クラディと戦ってる最中に出てきた魔力だ。
あれはレイナの結界魔法。
その魔力の元へ駆けつけに行く。
上に上がる階段の場所は知らない……けれど他にも上に上がる方法を俺は思いついていた。
彼女の魔力を感じた場所の近くには大きな滝があった。
その滝を駆け上がる。
道中巨大なチョウチンアンコウのような魔獣に襲われたがなんとか倒して上がる。
片手に2種類の魔力を合わせ反発させ合いながら保たせながら。
滝を一気に駆け上がると地面が見えそこに着地する……多少呆気なくはあるが中層への帰還を果たした。
たどり着いた時にはレイナの結界魔法の魔力は消えていた。
急がないと、魔力がしたのはこの通路の先。
駆ける駆ける、速く彼らの元に届くよう魔力を惜しみなく使い駆け一帯に風が吹く。
そして広い空間が見えそこで目に入ったのは……深層の魔獣だった。
戦闘中……いや、デイ達の姿は見えない……そう思ったがすぐに白金の眼が手前の堀の中に無数の人の魔力を察知する。
さっきまでいた人数とは違うが、状況を察した。
そのまま進む。途中で堀を越え、レイナの姿と俺を呼ぶ声が聞こえたが俺は止まらない。
深層の魔獣の付近にはそこそこの数の魔獣が見える幸いにも数は多くない……けれど現場を見たら彼らが魔獣達によって追い詰められている状況……それだけわかればいい。
心置きなく、吹き飛ばせる。
風と神の魔力
それら2つの魔力は別々の魔力であるが故に完全に1つに融合することはない。
もし無理にでもくっ付けようとすると互いに反発し合いその際、反発し合う力が新たな魔力を生みそして増幅する。
抑えて抑えて魔力が飛び散らないように圧縮する、それを解き放てば膨大な魔力が相手を襲う。
故に滝から上がる際からずっと圧縮して保ったまま彼は跳ぶ。
魔獣達が見上げるくらい上へ上がり、そして魔力を保っていた腕を魔獣へと突き出した。
「──翡翠」
十戒士クラディとの戦闘中に生み出された魔法はユウトから前へ放たれ辺りをその膨大な魔力で埋め尽くした次の瞬間には魔獣のいない空間へと変化を遂げたのだった。
「ユート!!無事だったか!!」
後ろから俺を呼ぶ声が近くなる。
後ろを振り返るとそこにはパートリーの時のようなツタが体に巻き付かれたデイ達がいた。
「おう、まぁな」
「よく……無事で……」
「凄い!あの魔獣を!一瞬で倒した!!」
「……いや、まだだ」
何故かいるダイヤのねぎらいの言葉に俺は素直に返した。
俺は見ていた白金の眼で
あの深層の魔獣が俺の魔法を見るなりものすごい勢いで後ろへと下がるようすを。
あの魔獣はまだ生きている!
「ユート、俺は自分の出来ることをした。
だから……」
「あぁ、次は俺の番だ。もう油断も慢心もしない、絶対に勝つ!!」
そう言って俺は先へ再び駆ける。
デイは彼なりに出来ることをやり切った、戦いに遅れて参戦したんだ。
デイが頑張ってきた分、俺もやってやる。
デイ達がいた場所から先の少し離れた少し広い空間、そこで彼らは睨み合う。
片方はデイからの指示で自身の味方の避難を促していたゲンとその仲間達、その向かい側には翡翠をなんとか避けギリギリで逃げ切れた深層の魔獣。
両者睨み合いで動かない、だから俺が飛び蹴りを魔獣にくらわせて飛び入る。
「そ、そなたは!!」
「あとは俺に任せろ」
ゲンの驚きの声を俺は大人しく答え、前へとジン器を握りしめて短剣を深層の魔獣に向けて。
「さぁ終わらせようか」
0
あなたにおすすめの小説
スター・スフィア-異世界冒険はお喋り宝石と共に-
黒河ハル
ファンタジー
——1つの星に1つの世界、1つの宙《そら》に無数の冒険——
帰り道に拾った蒼い石がなんか光りだして、なんか異世界に飛ばされた…。
しかもその石、喋るし、消えるし、食べるしでもう意味わからん!
そんな俺の気持ちなどおかまいなしに、突然黒いドラゴンが襲ってきて——
不思議な力を持った宝石たちを巡る、異世界『転移』物語!
星の命運を掛けた壮大なSFファンタジー!
異世界サバイバルゲーム 〜転移先はエアガンが最強魔道具でした〜
九尾の猫
ファンタジー
サバイバルゲームとアウトドアが趣味の主人公が、異世界でサバゲを楽しみます!
って感じで始めたのですが、どうやら王道異世界ファンタジーになりそうです。
ある春の夜、季節外れの霧に包まれた和也は、自分の持ち家と一緒に異世界に転移した。
転移初日からゴブリンの群れが襲来する。
和也はどうやって生き残るのだろうか。
唯一無二のマスタースキルで攻略する異世界譚~17歳に若返った俺が辿るもう一つの人生~
専攻有理
ファンタジー
31歳の事務員、椿井翼はある日信号無視の車に轢かれ、目が覚めると17歳の頃の肉体に戻った状態で異世界にいた。
ただ、導いてくれる女神などは現れず、なぜ自分が異世界にいるのかその理由もわからぬまま椿井はツヴァイという名前で異世界で出会った少女達と共にモンスター退治を始めることになった。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
文字変換の勇者 ~ステータス改竄して生き残ります~
カタナヅキ
ファンタジー
高校の受験を間近に迫った少年「霧崎レア」彼は学校の帰宅の最中、車の衝突事故に巻き込まれそうになる。そんな彼を救い出そうと通りがかった4人の高校生が駆けつけるが、唐突に彼等の足元に「魔法陣」が誕生し、謎の光に飲み込まれてしまう。
気付いたときには5人は見知らぬ中世風の城の中に存在し、彼等の目の前には老人の集団が居た。老人達の話によると現在の彼等が存在する場所は「異世界」であり、元の世界に戻るためには自分達に協力し、世界征服を狙う「魔人族」と呼ばれる存在を倒すように協力を願われる。
だが、世界を救う勇者として召喚されたはずの人間には特別な能力が授かっているはずなのだが、伝承では勇者の人数は「4人」のはずであり、1人だけ他の人間と比べると能力が低かったレアは召喚に巻き込まれた一般人だと判断されて城から追放されてしまう――
――しかし、追い出されたレアの持っていた能力こそが彼等を上回る性能を誇り、彼は自分の力を利用してステータスを改竄し、名前を変化させる事で物体を変化させ、空想上の武器や物語のキャラクターを作り出せる事に気付く。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる