その男、やっぱりストーカーにつき

ryon*

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これを恋と、よんでいいなら 23

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「一番奥に、出すよ。
 ちゃんと全部、下のお口で飲み干せよ?」

 コクコクと夢中で頷きながら、彼の体に手足をしっかりと絡め、貪欲に求めた。
 そしてキスで唇を塞がれ、喘ぎ声すらも奪われたまま、ふたりほぼ同時に果てた。

***

 行為が終わり、一緒にシャワーを浴び終わると、髪をドライヤーで乾かして貰いながらずっと不安に思っていた事を聞いた。

「俺、気持ち悪くなかったっすか?
 華奢じゃないどころか、こんなに大柄で。
 それに色黒だし、声だって可愛くないし、甘えるのだって下手くそで……」

 泣きそうになりながら、自身の嫌いなところを列挙していく。
 なのに二見さんはやれやれとでも言うみたいに優しく微笑み、ポンポンと俺の頭を撫でながら言ってくれた。

「あのなぁ……。
 相手を可愛いと思う基準なんて、人それぞれだろ?
 器用なようでいて意外と不器用な原くんの事、俺はめっちゃ可愛いと思う。
 あとさぁ……人を悪趣味みたいに言うの、やめてくれる?」

 髪が乾燥したので、ハイ終了と軽い口調で言うと、俺の前髪をかきあげて額にキスをしてくれた。

 でも彼が優しかったのは、ここまでで。
 ……ちょっと不愉快そうに唇を歪めたかと思うと、彼は呆れたように言った。

「てかさ、俺だけじゃ足りねぇの? 
 他のヤツにも、可愛いって言われたい?」

「まさか!んなワケ、ないじゃないっすか。
 二見さんにだけ、そう言って貰えたら……俺は……」

 言いながら途中で恥ずかしくなり、声が次第に小さくなっていく。
 そんな俺の胸にポスンと顔を埋め、二見さんはこらえきれないとでも言いたげにククッと可笑しそうに笑った。
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