輝く☆夢の国

はっぴ

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光編

輝く☆写真

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私はのぞみ…
小学6年生です
……✂︎……
「おばあさんは光一さんが好きだったから…
結婚を前提に付き合っていたから。」

おじいちゃんは悲しげに言った。

「光一って…私のおじいさんの名前じゃん!」
光ちゃんが金魚みたいなデカい目を見開いて
驚いていた。

「じゃあ何で、その2人は結婚してないの!」
私はうっかり聞いてしまった。
おじいちゃんは辛いはずなのに…

「親に強制的に別れさせられてしまったらしいな、
美千代とは俺も親に強制的に結婚されられた。」

おじいさんは声を震わせ小さな声で言った。
あまりにも酷い真実だった…
昔は自由に恋愛が出来なかったんだ。

「…まぁ、中身をみよう(^◇^;)」

光ちゃんの誤魔化しで、
謎の沈黙を破った。

「中身は… 写真と、手紙?」

ホコリを被り汚れた写真と手紙が
入っていた。
袋に入っていない、
そのまま残されていた。
でも、汚れているのに
不思議な事に輝いて見えた。

「この写真…きっと撮った場所は夢の国だよね」

ぼやけて見えないけど、
夢の国の存在が感じれた。
光一さんと美千代おばあちゃんの
記念写真だ、

きっと、写真にも意味がある。
そうに違いない、
私はそう確信した。

私は大きく息を吸った、
「さて、手紙、読んでみるね…」
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