【R-18】ヤンデレゲームの主人公に転生した俺は恋愛フラグをへし折りたい。【本編完結】

REN

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本編1章

抱き潰された翌日


あの後も何度も何度も体を揺さぶられて、絶頂へ追い立てられてメスイキを繰り返し続けた俺は限界が来て意識は途中でブチッと途絶えた。

目が覚めると自分の部屋の天井…、見慣れたそれをぼんやりと眺める。

体は重くてダルくて動けそうにない、一応着替えはされてるようだから、俺より小柄なのによく着替えさせるのできたなと感心してしまう。

朧気な記憶を辿れば最後らへんに泣きながら告白された気がする、誰にも渡したくないとかそんなこと言ってたな。

ボーッと天井を見てると扉がノックされる、その音に「どうぞ」と一言声をかければ、喘ぎすぎて声はカスカスだった。

自分の声じゃないみたいだと考えてると、扉を開けて入ってきたのはシエルだった。

あ、やばい、シエルに情事後見られるなんて気まずい…。

シエルは驚いた表情をした、それもそのはずだろう、いくら俺を着替えさせるのはできてもベッドはそのままなんじゃないかな…、いや、わからんけど、あの子は天才だから魔法でどうにかした可能性も高いか。

「…ユーリ様、その首…」

嗚呼、そうか、そういや、噛みつかれてたな、そっちの痕が見えちゃったわけね、はいはい、これは困った。
昨日なかったものがあって、声はカスカスとなれば俺が誰かとセックスをしたなんて明らかすぎるだろ。

呆然と立ち尽くすシエルを押しのけるようにカナタが入ってきて、ベッドに腰かけてきた。

なにを考えてるんだ?と訝しげに見つめてると俺の首に付けた噛み痕を指先でカナタが辿る。

「昨日、無理させすぎちゃいましたよね、ごめんね、お兄様」

あっ…、終わった、こいつこれが狙いで…。
にっこり微笑む表情は天使でも俺には、この時ばかりは大魔王の微笑みにしか見えなかった。

わざとシエルの前でそんなこと言うなんて、確信犯でしかない。

シエルを牽制しての行動だろうが、それはダメだ。
逆効果でしかないそれに頭を抱える、普通ならキスマに噛み痕まで付けてる相手から牽制されたら諦めるだろうが、この世界は違う、嫉妬を煽る行動をとられたら逆に火がつくタイプだ。

シエルのほうに視線を向けると瞳がぎらついていた、欲望と怒りがないまぜになってるようなその瞳にゾクリと背筋粟立つ。

悪いことはどうやら続くらしいとこの時の俺は学んだ。
感想 39

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