桃井家のフシギな物語

佐々蔵翔人

文字の大きさ
1 / 13

はじめに

しおりを挟む
「お姉ちゃん勝ったよ、あの子たちオリンピックで優勝したよ。これもあの子たちの努力の賜物だね。これからが楽しみ」
私の名前は桃井恵16歳。埼玉県にある閑静な住宅街で父、母、妹の莉子の4人で暮らしており、家族や友達からはめぐ、めぐちゃんと呼ばれていた。妹の莉子は2つ下で周りからはりこ、りこちゃんと呼ばれていた。
恵、莉子の両親は共に水泳をやっていて全国大会に出場する程すごい選手ではなかったものの青春時代を水泳に捧げていた。
水泳をしていた両親の方針として子供たちには好きなことをさせたいと思っていた。その中で水泳をしてくれたら嬉しいと思っていた。
両親はテレビ中継で水泳の試合をやっていたら中継が終わるまで観ていた。
恵は端正な顔立ちで小学生ながら、身長165センチとそのルックスと美貌から街を歩けば芸能事務所から声がかかることも少なくなく、その芸能事務所の1つにプリンセスクイーンという芸能事務所があり、多数のモデルを輩出する事務所も恵に一目を置いていた。色々な芸能事務所から声がかかった恵だったが、恵は首を横に振った。理由としてそういった芸能活動よりも水泳に力を入れており、辞めてまで芸能活動をしようとは微塵も思っていなかった。
莉子は身長150センチと小柄で恵の泳ぐ姿を見て莉子も水泳を始めた。
恵は莉子とともにテレビ中継で水泳がやっていれば釘付けで観ていた。こんな風に速くおよぎたい、どうしたら速く泳げるのか2人で話し合っていた。
小学生の恵は明けても暮れてもプールで泳ぐ生活で楽しさと疲労の日々を送っていたがしかし、水泳一筋だった恵だったがあることがきっかけで芸能活動をすることになる。
莉子は恵の泳ぐ姿を見てお姉ちゃんとしてだけでなく、憧れの目で見ていた。莉子の目標としてお姉ちゃんに追いつき追い越せという大きな目標を掲げていた。
しかし莉子はお姉ちゃんのタイムを越えなければ上の世界で戦えないと考えていた。
恵と莉子はそれぞれ部活が終わった後には近くにある市民プールで少し泳いでから家に帰るというのが日課だった。莉子は出来るならばお姉ちゃんの恵と泳ぎたいという思いがあったが時間が合わず、1人で黙々と練習をしていた。
桃井姉妹は水泳界にどのような影響を与え、2人の恋の行方は果たしてどうなるのか?
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

処理中です...