桃井家のフシギな物語

佐々蔵翔人

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ラッキーボーイ

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負けた試合
莉子はいつもより試合前の泳ぎではタイムがよく、いい記録が出そうだと思って試合に臨んだ。 観客席を見るといつもいた恵と賢太郎の姿がない。
恵はこの日学校の行事で出かけており、賢太郎はアルバイトの予定で来ることが出来なかった。
見に来て欲しかったと言う思いを持ちつつ、プールに飛び込んだ。莉子は泳ぎ切り順位を確認すると5位でいつも1位争いをしている莉子にとって悔しい思いをした。
いつもと同じ泳ぎをしているのにどうしてこの日は良くなかったのか莉子は考えた。いつもの試合とこの試合の違いは恵と賢太郎が見に来て応援してくれたと言うことだった。観客席から声を枯らして応援してくれてるのは分かっていたが、その応援してくれることがありがたいと改めて感じた。
莉子は徳本君、試合があればまた観に来て欲しいな。賢太郎は今日用事があって行けなかったけど、また観に行くね。
莉子はえっ、嬉しい。実は今日、5位だったんだ。賢太郎はそんな時もあるよ。次の試合頑張って。
莉子は徳本君ありがとう。徳本君が来た時はなんか勝てる気がするんだ。賢太郎はそれはあんま関係ないと思うよ。2人はメールでやりとりをしていた。

星那のチャレンジ
ある日、星那は莉子に電話をした。
莉子さんすみません明日ってお時間ありますか?莉子はダブルヘッダーで2つの大会に出るから夕方になると思うけど大丈夫かな?
星那は莉子さんお忙しいですね。終わってからでいいので私の家に来て欲しいです。終わったら迎えに行きます。
莉子は分かった、試合後に電話するね。
次の日、莉子はダブルヘッダー予選、決勝の4試合泳いで星那に電話をかけた。
もしもし星那ちゃん、莉子だけど今終わったよ。どこで待っていたらいいかな?
星那は駅の近くにあるショッピングモールに来てください。私も今から向かうので。
莉子は星那に言われた通りショッピングモールに向かっていた。星那は莉子さんこっちですよと手を振って呼んでいた。
莉子は星那ちゃん遅くなってゴメンね。星那はこちらこそお疲れの所すみません。お水どうぞ。莉子は星那ちゃんありがとう。それで今からどこに行く?
星那は今から家に来て欲しいのでお迎えに来ました。莉子はお迎えに来てくれてありがとう。ここから遠いの?
星那は歩いて5分です、少し高い建物に隠れていますが1本道なので迷うことはありません。莉子は夜出かける時は用心しなきゃダメだよ。星那は莉子さんありがとうございます。
家に着きました、私の家はここです。上がってくださいと莉子は案内をされた。
星那はちょっと私の部屋で待っていてください。漫画でも読んで時間潰していてください。そう言い残して星那は部屋を出た。
莉子は星那の言われた通り漫画を読んで待っていた。ここでどうしたらいいのか、星那ちゃんどこで何をしているんだろう?
莉子はリビングに行くと星那が泣いていた。
星那ちゃんどうしたの?涙を拭きなとハンカチを渡した。莉子さんありがとうございます。
莉子は星那ちゃんなんで泣いていたの?
星那は莉子さん疲れているし何か甘い物でも食べてもらおうと思って。この前、調理実習でプリンを作ったので自分でも作ろうと思ったんですがプリンを焦がしてしまって……。
莉子は星那を抱きしめた。星那ちゃんありがとう。椅子に座って食べてもいいかな?
星那はいいですよ。焦げたやつは私が食べるので莉子さんは冷蔵庫に冷やしてあるゼリーを食べてください。
莉子はせっかく星那ちゃんが作ってくれたからこのプリン食べるね。それにこれはプリンじゃなくて焼プリンを作ってくれたんだよね。星那ちゃんも食べてみな。
星那は思った味とは違うので今度莉子さんに食べてもらう時にはもっと美味しく作れるようにしますね。
莉子はプリン食べさせてくれてありがとう、もう陽が沈んだし今日は帰るね。また何かあればいつでも連絡してきてね。

負けた次の試合
前の試合で悔しい思いをした莉子は賢太郎を観に来るように誘っていた。莉子は観客席に賢太郎を見つけたがこの前の結果を引きずらないようにと思っていた。
賢太郎は莉子に大声で声援を送り、莉子は前の試合とは別人かと思うぐらい早い泳ぎを見せて1位になった。莉子は試合を終え、会場を後にしようとしたら選手入場口付近に賢太郎がいた。
莉子は徳本君が観に来てくれたおかけで1位になれたよ。ありがとう。
賢太郎は桃井に直接1位おめでとうって伝えたくて待ってたんだ。莉子はえっ、わざわざありがとう。
あ、そうだ、この後時間ある?
賢太郎は特に予定はないから時間あるよ。莉子はじゃあこの後近くのコンビニ行かない?
賢太郎はいいよ。じゃあコンビニ行こうか。莉子はん~、どれにしようかなと悩んでいた。賢太郎はじゃあ俺はこのチョコアイス美味しそうだし、これにしよう。
莉子はん……。じゃあ私はイチゴ味にしよう。賢太郎は1位になったお礼に買ってあげるよ。莉子はえ~?そんなの悪いよ。賢太郎はそんなの気にしなくていいよ。莉子はそういうのならお願いします。
賢太郎は会計を済ませて莉子にアイスを渡した。莉子はありがとう。このアイス美味しいよ。賢太郎は喜んでもらえてよかった。チョコも美味しいよ。
桃井も一口食べる?莉子はえっ、いいの? せっかくだからパクッ。賢太郎は美味しいでしょ。 ん、当たり棒出たよ。
莉子はたまらず徳本君凄いねと言った。
賢太郎はいやいやたまたまだよ。莉子は賢太郎に私、アイスの当たり棒みたの初めてだよ。
それを聞いた賢太郎はあ、そうなの?じゃあこれ桃井にあげるよ。
莉子は貰っていいの?私今アイス2本も食べられないよ~。賢太郎はいやいや、別に今2本食べる必要ないよ。別の日に食べな。莉子は何から何までありがとう。
この時莉子はラッキーな1日だなとしか莉子は思っていなかった。

持っている男
賢太郎は友達と出かけている時に商店街でガラガラ抽選会をやっていて友達は入浴剤だったが、賢太郎が回すと商品券2000円分が当たった。
友達は賢太郎に商品券当たるってすごいな~。賢太郎 友達にいやいや、たまたまだって~。友達はそんなことないと思うコンビニのアイスで当たるか試そうぜ。
賢太郎は別に俺はいいけど。まぁ、当たんないと思うけど。じゃあこのアイスにするわ。結果が気になる友達さはどうだったと聞くと賢太郎はちょっと待ってな~。おっ、当たり出た。
図書カード1000円後日郵送……だってさ。友達は自分で分かってないだけで予言者なんじゃない? そんな何回も当たるか?賢太郎は予言者は言い過ぎだろ。
さっきの冷ケースにめっちゃあったの見たでしょ?偶然だって。友達はそんなに言うんだったら今までどんなものが当たった?賢太郎は今までね~、車のディーラー行ってガラガラやった時は旅行券、スーパーでハガキ送って温泉旅行当てたことはあるかな。
友達は賢太郎にどんだけ当てるんだよ。運を独り占めするな。賢太郎は理不尽なことになんで俺が怒られないといかんのとフシギに思っていた。
傍から見ると賢太郎は凄い運を持っている持ち主だと誰もが思ってしまう。

不敗神話
莉子はこれまで賢太郎が観戦した試合で負けたことはなく、1位じゃなかった時は賢太郎が見に来ていない時が多かった。
莉子自身もなんとなくそんな感じがして試合前日は賢太郎に見に来てほしいと誘っていた。
莉子は明日の試合見に来てほしいと誘った。賢太郎は俺が居なくても桃井なら大丈夫だよ。莉子は前に試合勝てなかったことあったでしょ?
だから徳本君に応援に来て欲しいの。賢太郎はそんなに言うならちょっと明日空いてるか確認してみるね。
莉子は予定ないのなら明日絶対に来てねと念押しした。
賢太郎はめっちゃ念押しするね。 明日アルバイトないから行くね。
莉子は明日終わったら外で待ってて欲しい。賢太郎は終わったら待ってるね。
莉子は観客席に賢太郎がいないか探していた。そして賢太郎を見つけると胸を撫でおろした。安心した莉子はいつもの泳ぎを見せて1位になった。
試合が終わり、莉子は入場口付近にいた賢太郎を見つけた。
莉子は徳本君が来てくれたお陰で勝てたよ。賢太郎は俺はただ桃井を応援してただけだよ。
莉子は賢太郎にその応援が私にとってどれだけ励みになるか、徳本君が思っているより凄いんだよ。
賢太郎はとりあえずここにいたら邪魔だからどこか移動しない?
莉子はあはは、確かにそうだねと微笑んだ。賢太郎は桃井はどこ行きたいとかある?莉子は私、クレープ食べたい。
賢太郎はじゃあクレープ食べに行こうか。莉子はやった~、徳本君ありがとう。
賢太郎は喜んでくれて俺も嬉しいよ。
莉子は私徳本君とまたどこか行きたいな。賢太郎は桃井今なんか言った?
莉子は賢太郎に思ったけどさ、徳本君なんで桃井呼びなの?
賢太郎はなんでって桃井は桃井でしょ?莉子は莉子って呼んでよ。賢太郎はり……莉子さん。莉子はいや、同級生にさんは付けるのおかしいでしょとツッコんだ。
賢太郎は莉子。莉子は賢太郎の表情を見て顔赤くなってる姿を見てかわいいと思った。
賢太郎は照れ隠しをしながら莉子にクレープ食べたんだから家に帰るよ。
莉子は徳本君じゃあまた一緒にどこか行こうね。今迄は中学の同級生だったが莉子は賢太郎に恋心を抱いていた。

2人の行方
莉子は試合がなく休みだったので賢太郎にメールで次の日、駅で待ち合わせする約束をした。先に莉子が着き、少し遅れて賢太郎が到着した。
賢太郎は莉子遅くなってゴメンね。莉子はううん、大丈夫だよ。
賢太郎はどこに行く?莉子はそうだね~、私観たい映画あるんだ。賢太郎は莉子にどんな映画なのと聞いてみた。
莉子はこの恋愛映画評判いいみたいなんだ。賢太郎はこの映画評判いいんだ。どおりでテレビのCMで見た気がしたんだよね。莉子は賢太郎に早く入らないと映画始まっちゃうよと言った。
2人はポップコーンを頬張りながら映画を観ていて、莉子は賢太郎の手を重ねていた。映画を観て莉子はこんな恋愛をしたいと思っていた。
莉子は賢太郎に映画面白かったねと言った。賢太郎はね~、映画見てめっちゃキュンキュンしたよ。莉子は賢太郎もなんだ。私もめっちゃキュンキュンした。
賢太郎はボソッとあんな恋愛したいな~と呟いた。
それを聞いていた莉子は賢太郎君半年前にしてたくせに何言ってるの?
賢太郎は莉子にえっ、なんの話と聞いた。莉子は賢太郎にトボけちゃって。私知ってるんだからね。
賢太郎はなんのことか分からず莉子にだから知ってるって何を?
莉子は賢太郎君がお姉ちゃんと交際してたでしょ?
賢太郎は慌てるようにな、なんでそれを知ってるのか莉子に尋ねた。
莉子はだってオシャレに無頓着だったお姉ちゃんが急にお洒落して、練習終わりに公園の横通ったら2人がキスした所目撃したんだもん。そんな姿みたら普通気づくよ。
賢太郎は莉子によくそんなに知ってるのに黙ってたね。
莉子はだって賢太郎君もお姉ちゃんもそういうの言われるのイヤでしょ、揶揄われるの?賢太郎は莉子にそりゃあ莉子に言ったら揶揄われると思ったよ。
ところでお姉さんは俺のことなんて言ってた?
莉子は優しくてかわいい子だよって言ってたよ。賢太郎はめぐがそんな風に思っててくれてたんだ、嬉しいな。
莉子はお姉ちゃんがアイドルになる前に交際終わったんだなっていう雰囲気が漂ってて理由を聞くと私の気持ちを汲んでくれて、どこに居ても応援するっていう言葉にお姉ちゃん泣いてたよ。
賢太郎はそう言えば俺、そんなこと言ったな~。そう考えたらヤバいやつだね。
莉子はお姉ちゃんがもし交際するなら賢太郎君みたいな人が絶対いいよって言ってたよ。賢太郎はめっちゃベタ褒めだね。
莉子は賢太郎君は私みたいな女の子どう思う?
賢太郎は莉子は明るく笑顔でかわいらしい女の子だよ。
莉子はえっ、嬉しい。私実は賢太郎君のことが好きなんだ。私と交際してくれませんか?賢太郎は莉子かわいいからもっといい人いるよ。
莉子は口を尖らせてどうしても賢太郎君がいいの。賢太郎君は私じゃあダメ?
賢太郎はそんなことないよ。こちらこそよろしくお願いします。そして賢太郎と莉子の2人は交際が始まった。

祈りを込めて
賢太郎は莉子に何かしてあげられることがないかを考えていた。彼女の莉子、そして水泳を頑張っている桃井莉子という1人の人間として傍に寄り添うだけでなく何か形に残るものとして渡したいと計画していた。
とはいっても何を買えば喜んでもらえるんだろう?莉子本人に聞けばせっかくならサプライズとして渡したいな。
テレビを付けると神社の御朱印集め特集を見てふとこれだ!!ひとまず近くの神社に行こうと着替えて家を飛び出した。
賢太郎は神社に行き、25円を2つ入れて莉子といつまでもニコニコで居られたらと願いを込めてお参りをした。
「莉子が幸せでありますように」
そして社務所に行きお守りを見ていた。沢山お守り売っているんだ、種類が豊富でかわいくてどれにするか悩んでいた。
販売員の女性からお客様どのような商品をお探しでしょうか?賢太郎は彼女の為にお守りを買いに来ました。この神社で1番ご利益のあるお守りはどれですか?彼女が水泳をしていて僕がずっと試合を観に行ければいいんですがアルバイトとかもあったりと毎試合行けないので支えにでもなればなと思いまして。
販売員の女性は優しいですね。ならばこちらの水色の健康祈願のお守りがいいですよ。
賢太郎は2つ買いますと2000円支払って神社を後にして莉子に電話をした。
もしもし莉子、今大丈夫かな?莉子はうん大丈夫だけどどうしたの?賢太郎は今から会えたりする?莉子はどこに行けばいいかな?
賢太郎はそうだね、駅に来て欲しい。莉子は今日は休養日だからデートしよう。賢太郎は分かった今から駅に行くねと電話を切った。
10分後、先に莉子が待っていた。賢太郎は遅くなってゴメンね。莉子はいいよ、映画見に行こうよ。2人で最新の恋愛映画を観た。
賢太郎は久しぶりに莉子と恋愛映画観た気がするな。莉子はたしかにそうだね。私も休養日で出かけたの久しぶりだな。賢太郎何かソワソワしているけどどうしたの?
賢太郎は毎試合試合を観に行けたらいいんだけどアルバイトあったりと中々行けないからと思って神社でお守り買ってきたんだ。水色の健康祈願のお守りを渡した。
莉子はこのお守り水色でかわいい。賢太郎ありがとう、こっち向いてチュッ。
水泳で忙しいけどもっと賢太郎と恋人らしいことももっとしたいな。
賢太郎は莉子がそう思ってくれて嬉しいよ。陽も暮れたし家まで送っていくよと2人で桃井家に向かった。

興味あれば
莉子は星那に電話をかけた。
もしもし星那ちゃん、今時間ってある?星那は大丈夫ですが莉子さんどうしましたか?
私、水泳やってるんだけどテレビで水泳を観たりするかな?星那はテレビでも観ますし、現地で観ますよ。それこそめぐさんと莉子さんの姉妹対決の試合も生で観てました。
莉子はそうだったんだ、ありがとう。今度の土曜日午前9時から大会があるから駅近くのプールでやるから観に来て欲しいな。
星那は予定を確認するので行けるかどうかはまたメールさせてもらいます。
1時間後、星那からメールが返ってきた。土曜日は握手会やライブもないのでめぐさん誘って行きますね。
しばらくして恵が帰宅した。星那に莉子の試合があるので一緒に行きましょうって誘われたから一緒に応援行くね。試合あるなら声かけてよ、予定あるか確認するのに。
莉子は朝ごはん食べてる時お姉ちゃんに伝えたよ。お姉ちゃんもしかして忘れたの?
恵はそうだっけ?ゴメン、忘れてた。お姉ちゃんってしっかりしてるのにたまに忘れてたり携帯持ってるのに探したりしてかわいいところあるよね~。
恵はすかさずそれは莉子も同じでしょ。
恵は星那に明日の午前8時半に駅に集合しようとメールをした。
そして次の土曜日、恵は久しぶりの休みで白いシャツに水色のミニスカートを穿いて駅に向かった。星那おはよう、待たせてゴメンね。いえ、私も今来たところなので、めぐさんオシャレですね。
2人は試合会場に向かった。
星那は莉子さんの泳ぎを見るのめぐさんとの試合以来なのでスゴい楽しみです。
恵は私もあの大会以来莉子の試合を見るな。私が水泳を辞めたのは怪我をしてタイムが戻らなかったこともあるけどそれ以上に莉子に勝てないっていうのもあるよ。世代最強とすら言われてる莉子だから調子が悪くなければ優勝すると思うよと星那に話していた。
試合が始まり、莉子はプールに飛び込んだ。
恵の予想通り2位の選手を10m以上離して優勝した。星那はさすがめぐさん、莉子さんのことをよく分かってますね。
星那は莉子さんと3人でご飯行きませんか?
恵は星那がそういうなら選手入場口で待とうか。そして2人は会場を出て莉子を待った。
10分後、制服姿を着た莉子が出てきてお姉ちゃん、星那ちゃん観に来てくれてありがとう。恵は今から3人でご飯食べに行こうと思うけど莉子は何が食べたい?
莉子はイタリアン食べに行きたいけど星那ちゃん、お姉ちゃんはイタリアンでもいい?
星那はイタリアン好きなので行きたいです。恵はじゃあそうなったら近くのお店探すね。携帯で調べると歩いて5分ぐらいのところにお店を見つけて電話をして今から3人行きます、桃井でお願いしますと伝えた。
3人はお店に着き、メニューを見てどれにするか悩んでいた。恵はシーフードピザにしよう莉子と星那は何にするか決めた?
莉子は悩んでいた。星那ちゃんはどれにする?星那は2つで悩んでいてカルボナーラとナスとトマトソースがスゴく美味しそうで。
莉子はじゃあ2つ頼みなよ。私カルボナーラ食べるから星那ちゃんのトマトソース少し分けてね。私のカルボナーラも分けるからさ。
恵は店員さんを呼んで注文をした。星那は莉子さん優しいですね、ありがとうございます。
莉子はお姉ちゃん、星那ちゃんまた時間があれば試合観に来て欲しいな。
3人のもとにピザとパスタが届いて莉子と星那はそれぞれのパスタを取り皿に少しとって渡しあった。恵も莉子と星那にピザを渡した。
星那はホントめぐさんと莉子さん仲がいいですよね。莉子はお姉ちゃんと喧嘩したのってお姉ちゃんが私のクッキー食べてしばらく口を聞かなかったことあったぐらいじゃない?
恵はそんなこともあったね。莉子は水泳はスゴいのにいつもお姉ちゃんって慕ってくれるかわいい妹なんだよね。
恵は会計を済ませてお店を出ると星那はめぐさん、莉子さんありがとうございました。テスト勉強がするので今日は失礼します。また機会があれば2人または3人でお出かけ出来たら嬉しいです。
莉子は星那ちゃんかわいいね、私は妹なのになんかかわいい妹が出来たような感じだな。恵は星那かわいいよね。これからもかわいがってあげてね。

試合、そしてデート
賢太郎はアルバイトがない時は莉子の試合に足を運び、終わった後に少ない時間ながらコンビニやファストフードに行ったりしていた。
お互いに休みが合えばプリクラを撮ったり、遠出したりすることも多くなった。
ある日、遠出で電車に乗って帰りの電車に乗って車窓を眺めていたら海は黄昏色に染まっていた。莉子は賢太郎にちょっと駅で降りたいと言った。
2人は途中下車し、砂浜に行き海を眺めていた。
莉子は賢太郎に今日はデートに誘ってくれてありがとう。賢太郎は海キレイだね。ずっと見てられるね。
莉子は賢太郎にホントだね。私も来られてよかった。
賢太郎は莉子に電車の中で降りようって言わなかったら通り過ぎてたもん。こっちこそありがとう莉子。
太陽が海に沈もうとしており莉子はあ、賢太郎顔が赤くなってる。かわいいと揶揄(からか)った。
賢太郎は夕陽が眩しくてそう見えるだけだよ。 揶揄い方がまるでお姉さんそっくりだな。莉子はそりゃそうだよ。だってお姉ちゃんの妹なんだもん。ねぇ、賢太郎キスしてよ。
賢太郎は莉子にえ~、ここでするの?恥ずかしいよ。
莉子は賢太郎に対しお姉ちゃんに出来て私には出来ないの?賢太郎はめっちゃ強請(ねだ)るね。仕方ないな……。
莉子はお姉ちゃんの様に私は背が高くないから背伸びしないと届かないね。賢太郎は背伸びしなくてもいいように蹲(しゃが)むよ。莉子はえっ、賢太郎優しいね。賢太郎は莉子の頬にチュッ。莉子はありがとう。お姉ちゃんもこういう感情だったんだ。
2人で写真を撮り、再び電車に乗り家に帰った。

カップルのイベント
カップルのイベントと言うと浴衣で夏祭りや花火大会、クリスマス、バレンタインにホワイトデー等の一大イベントと呼ばれるものがある。
夏に莉子は賢太郎と共に夏祭りや花火大会に行きたいと思っていたが生憎大会と被り莉子は寂しさを噛み締め必死に泳いだ。
賢太郎は莉子の応援に行き帰りは2人で帰った。
賢太郎は莉子お疲れ様と言って水を渡した。莉子は感動してえ……ありがとう。 私のせいで夏祭りや花火大会行けなくてゴメンね。賢太郎は莉子に夏は大会が重なるからね。 これだけ泳げる莉子のスタミナはすごいと俺は思うよ。
莉子はいつも傍らに賢太郎がいるからだよ。 冬は夏に比べて忙しくないから一緒に行こう。
賢太郎は莉子に頑張り屋だからあんまりムリするなよ。莉子は気にかけてくれる賢太郎にありがとうと伝えた。
夏が過ぎ秋になり、そして冬になり賢太郎は莉子に電話をかけた。
賢太郎は莉子に電話をかけた。莉子は電話に出て大丈夫だけどどうしたの?
賢太郎は他愛のない会話をしていた。
そして賢太郎は莉子今度の土曜日予定空けておいて欲しい。莉子は予定空いてることを伝え賢太郎は9時に駅に来て欲しいと伝えて電話を切った。
迎えた土曜日、莉子は予定の時間を15分遅れてやって来た。莉子は賢太郎に遅くなってゴメンねと言うと賢太郎は気にしないで。 とりあえず電車乗るよ。
莉子は賢太郎に今日はどこに行くの?賢太郎は莉子が前から行きたいって行ってたとこだよ。莉子はえ~、それってどこ?勿体ぶらないで教えてよ~。賢太郎は莉子にそれはついてからのお楽しみ。
そして電車は目的地の最寄り駅に着き2人は電車を降り、賢太郎と莉子は有名なテーマパークに向かった。
賢太郎と莉子はメリーゴーランド、観覧車、ジェットコースター、コーヒーカップ、そしてパレードを観て気がついたらもう日が暮れており賢太郎は腕時計で時間を確認しもう1つの仕掛けのために賢太郎は莉子に提案した。
賢太郎は莉子、行きたいところあるんだけどいい?
莉子は行きたいところ?いいよ。どこ行くの?賢太郎はお腹空いたね~。莉子はもうこんな時間か、たしかにお腹空いたね。なに食べる?賢太郎はネットでお店調べて予約してあるよ。
莉子はえっ……。そうなの?嬉しい。莉子はどんなお店なのかと昂っていた。
賢太郎と莉子はお店に着きメニューを頼んだ。
莉子は外を見ると雪が降り、イルミネーションに心を踊られていた。そして食事を済ませ賢太郎は店員さんを呼び、莉子は会計をすると思っていたら様子が違う。賢太郎が予め用意しておいたケーキが運ばれてくる。
賢太郎は莉子18歳のお誕生日おめでとうございます。
莉子はえっ……覚えてくれてたの?ありがとう。莉子は目には涙が流れていた。
賢太郎は莉子に泣かないでよ。まるで俺が悪者みたいになるでしょ。
莉子は賢太郎にこんなことされて泣かない人いると思う?賢太郎ありがとう。
賢太郎はこちらこそ特に冴える訳でもないのに莉子、いつも一緒にいてくれてありがとう。
莉子は何言ってるの?顔がいいからとかスポーツが出来るからとかじゃないの。
そんなことよりも私の試合があるっていうと出来るだけ来ようとして、そして今日みたいにこうやって女の子扱いしてくれる方が何よりも嬉しいよ。賢太郎は莉子がこうやって喜んでくれて嬉しいよ。
頑張ってアルバイトしてよかったなって思うよ。2人はケーキと共に写真を撮った。
賢太郎は会計を済ませ、賢太郎と莉子はお店を出た。
賢太郎は莉子を家まで送り、賢太郎が帰ろうとしたら莉子が引き留めた。
莉子は賢太郎待って、もうちょっと一緒に居て欲しい。賢太郎はもうちょっとだけだからね。莉子は賢太郎蹲んで欲しいと頼むと賢太郎は蹲んで莉子は唇にチュッとした。
賢太郎と莉子は愛を深め会い次の約束を交わした。
そして年が明け、初詣を賢太郎と莉子は神社で2人の関係が続くようにお願いをした。そして2月になりバレンタイン前日、莉子は賢太郎に明日放課後公園に来て欲しいと連絡を入れた。
莉子は賢太郎遅くなってゴメンね。賢太郎は莉子に俺も今来たところだけど何かあった?莉子は賢太郎に今日は何月何日か分かると尋ねた。
賢太郎はん……あ、2月14日バレンタインか~。莉子は焼きすぎてクッキーの形がいびつになっちゃった。賢太郎に食べて欲しくて。賢太郎  そんなの気にしないよ。俺は莉子の気持ちが嬉しい。
莉子は不安そうな顔が気持ちが晴れたように微笑み、ホント?じゃあ賢太郎ここで食べて欲しいな。
賢太郎 はここで食べるの?賢太郎はクッキーを食べて少し甘味があって美味しいと莉子に伝えた。莉子は賢太郎に美味しいって言ってもらえてよかった。また作るね。
そして賢太郎と莉子は高校の卒業を名残惜しく思っていた。

遠い約束
莉子と賢太郎はお互い将来のことを考え始めていた。
莉子は高校を卒業したら実業団に所属しながら水泳するんではないかというのが大方の予想である。
莉子は賢太郎は高校卒業したらどうする予定なの?
賢太郎は莉子に俺は地元で就職する予定だよ。莉子はどうするの?莉子は賢太郎に私は実業団から声がかかっててそこで水泳をしようかなって思ってるよ。
賢太郎は莉子は凄いと思ってたけど実業団からとは。
莉子は賢太郎に将来オリンピックに出るのが1つの夢なんだよね。そして賢太郎は盛大な夢だね。俺は莉子を応援するよ。莉子は賢太郎にありがとう。
そして私にはもう1つ夢があるんだ。賢太郎はもう1つの夢っていうのは?莉子はオリンピックに出て賢太郎と結婚すること。賢太郎は莉子にん?け、結婚? 俺と?
莉子は賢太郎にそう、賢太郎と。私とじゃイヤ?
賢太郎はイヤとかじゃなくてそんな先の話をされても。莉子は早かれ遅かれ考えないと行けない話だよ。
賢太郎は確かにね。その時お互いにいなかったらね。
莉子は賢太郎に絶対だからねと強く念押しをした。
あらゆる大会で1位、そして記録を作っている莉子でもオリンピック出場はそう容易(たやす)いものではない。
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