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14.罠を張る
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「お父様!一つ教えてください」
「なんだ、言ってみろ」
「王妃様からのお茶会のお誘い、誰かに教えました?」
「いや、アリアナには一言言ったがそれだけだ、何かあったのか?」
「王妃様か私を狙った罠がありました、如何にも女性が興味を持ちそうな罠です」
「なんだと!」
父はガタッと立ち上がり、明らかに動揺していた。
「書状が届いたのはいつですか?」
「私が見たのは、3日前だ。アリアナに話したのもその日だ」
「どうして先に私に言ってくださらないのですか」
「お前は何かにつけて、断ろうとするからだ」
「ぐぬっ、兎に角、先に私に教えてください、絶対行かないなんて言いませんから」
私は部屋を出る時、ドアが壊れるかと思う程に勢いよく閉めた。
いっそ壊れればいいのに!って思いながら閉めてやった、もう、腹立たしい!
次にダリアに話を聞いた。
「ウィルバートのここ三日間の外出時間を教えて」
「はぁ、でしたら3日前は深夜に4時間程、2日前は朝方に4時間と言ったところでしょうか」
「また変な時間に・・・」
「それとマーガレットですが、北方の珍しい種の売ってる店を教えて欲しいと3日前に聞かれました」
「え?売ってるの?」
「アイスローズですよね?ええ、北方民の市が立てれば時々出ますね。あれ、保冷剤に便利なんですよ」
「そんな使い方があったのね」
あれ?だとしたら、わりと一般的に流通している?
誰でも犯行可能って事?
でも、このタイミングで買うのはあからさま過ぎる。
もう、現行犯で押さえるしかないね。
「ダリア、罠を張るわ」
「罠、ですか、ターゲットは・・・」
「ウィルバートよ」
私の推理では、妹の目的は“アリアナ”の死。
しかも目撃者が必要で、それは身内や平民ではなく複数の貴族である事、または王妃様でもいい。
恐らく、ジェイミー様でも良いのでしょう。
動機こそわからないけど、そうする事でウィルバートの心に平穏が訪れるのでしょう。
だったら、こちらから仕掛けを見抜くまでです。
次の招待状が来た時が勝負です!
二日後──
「あー・・・エリアナ、アリアナ宛に招待状が来ているぞ、今度はブキャラン侯爵だ」
「ふふん、待っていました」
「ついに淑女として目覚めたか・・・お父さんは嬉しいぞ・・・」
そんな事無いですけどね。
夜会は3日後。
それまでの間、マーガレットとウィルバートの動向を監視する事になった。
そして思った通り、マーガレットが闇市の方に向かって行った。
それを私とレッドで尾行した。
私はいつもの様に男装している。
ちゃんとバレない様に付け髭もつけたわ。
これで罠を仕掛けるのであれば、現行犯で取り押さえて・・・。
取り押さえてどうするの・・・?
「アリアナ様、どうされました」
「いえ、ほら、マーガレットを尾行して、私は彼女が寄った店で何を買ったか確認しておくから」
「承知しました」
そうして、店主に話を聞くと、とある葉を粉末にした物を購入していると教えてくれた。
勿論、化合方法によっては毒物になる物。
つまり、今回は毒殺と言う事です。
他にも手を打って来ないか注意して監視した。
買った物と言えば長めのロープにクワやカマといった農具を買い込んだ。
きっとこれはカモフラージュなのでしょう。
私は対処方として、毒物に対する解毒剤を用意した。
それは事前に飲む事が出来ない為、持ち歩く事になった。
ブキャラン侯爵とは少しだけ面識があった。
遊び好きで珍しい物好き、私の発明品を面白いと言って金を積んできた事もあった。
彼は少しばかり黒い噂も付いて回っていて、今回のパーティもその関係の可能性が高い。
表向きは仮面舞踏会という形をとった、パートナー交換会と言う噂。
そこで何をしているのかは察する事は容易だ。
妹も出ていた事から、それは一夜の夢の語らいでもしているのでしょう。
ダリアの助言により、体のラインが出るドレスが良いと言う助言に従った。
防御力的に心もとない、まるで風俗嬢にでもなった気分。
目元を隠すマスクに扇子を用意していざ出陣。
公爵家の馬車で移動する。
同行者はレッドを連れて行った。
仮面舞踏会ですから、私の招待状があれば、付き添いを一人連れて入れる。
今回、解毒剤は粉末状にしてあり、持ち物に含めてある。
レッドには私が解毒役を飲めない状態に陥った時の対処法を教えておいた。
備えは万全です。
「なんだ、言ってみろ」
「王妃様からのお茶会のお誘い、誰かに教えました?」
「いや、アリアナには一言言ったがそれだけだ、何かあったのか?」
「王妃様か私を狙った罠がありました、如何にも女性が興味を持ちそうな罠です」
「なんだと!」
父はガタッと立ち上がり、明らかに動揺していた。
「書状が届いたのはいつですか?」
「私が見たのは、3日前だ。アリアナに話したのもその日だ」
「どうして先に私に言ってくださらないのですか」
「お前は何かにつけて、断ろうとするからだ」
「ぐぬっ、兎に角、先に私に教えてください、絶対行かないなんて言いませんから」
私は部屋を出る時、ドアが壊れるかと思う程に勢いよく閉めた。
いっそ壊れればいいのに!って思いながら閉めてやった、もう、腹立たしい!
次にダリアに話を聞いた。
「ウィルバートのここ三日間の外出時間を教えて」
「はぁ、でしたら3日前は深夜に4時間程、2日前は朝方に4時間と言ったところでしょうか」
「また変な時間に・・・」
「それとマーガレットですが、北方の珍しい種の売ってる店を教えて欲しいと3日前に聞かれました」
「え?売ってるの?」
「アイスローズですよね?ええ、北方民の市が立てれば時々出ますね。あれ、保冷剤に便利なんですよ」
「そんな使い方があったのね」
あれ?だとしたら、わりと一般的に流通している?
誰でも犯行可能って事?
でも、このタイミングで買うのはあからさま過ぎる。
もう、現行犯で押さえるしかないね。
「ダリア、罠を張るわ」
「罠、ですか、ターゲットは・・・」
「ウィルバートよ」
私の推理では、妹の目的は“アリアナ”の死。
しかも目撃者が必要で、それは身内や平民ではなく複数の貴族である事、または王妃様でもいい。
恐らく、ジェイミー様でも良いのでしょう。
動機こそわからないけど、そうする事でウィルバートの心に平穏が訪れるのでしょう。
だったら、こちらから仕掛けを見抜くまでです。
次の招待状が来た時が勝負です!
二日後──
「あー・・・エリアナ、アリアナ宛に招待状が来ているぞ、今度はブキャラン侯爵だ」
「ふふん、待っていました」
「ついに淑女として目覚めたか・・・お父さんは嬉しいぞ・・・」
そんな事無いですけどね。
夜会は3日後。
それまでの間、マーガレットとウィルバートの動向を監視する事になった。
そして思った通り、マーガレットが闇市の方に向かって行った。
それを私とレッドで尾行した。
私はいつもの様に男装している。
ちゃんとバレない様に付け髭もつけたわ。
これで罠を仕掛けるのであれば、現行犯で取り押さえて・・・。
取り押さえてどうするの・・・?
「アリアナ様、どうされました」
「いえ、ほら、マーガレットを尾行して、私は彼女が寄った店で何を買ったか確認しておくから」
「承知しました」
そうして、店主に話を聞くと、とある葉を粉末にした物を購入していると教えてくれた。
勿論、化合方法によっては毒物になる物。
つまり、今回は毒殺と言う事です。
他にも手を打って来ないか注意して監視した。
買った物と言えば長めのロープにクワやカマといった農具を買い込んだ。
きっとこれはカモフラージュなのでしょう。
私は対処方として、毒物に対する解毒剤を用意した。
それは事前に飲む事が出来ない為、持ち歩く事になった。
ブキャラン侯爵とは少しだけ面識があった。
遊び好きで珍しい物好き、私の発明品を面白いと言って金を積んできた事もあった。
彼は少しばかり黒い噂も付いて回っていて、今回のパーティもその関係の可能性が高い。
表向きは仮面舞踏会という形をとった、パートナー交換会と言う噂。
そこで何をしているのかは察する事は容易だ。
妹も出ていた事から、それは一夜の夢の語らいでもしているのでしょう。
ダリアの助言により、体のラインが出るドレスが良いと言う助言に従った。
防御力的に心もとない、まるで風俗嬢にでもなった気分。
目元を隠すマスクに扇子を用意していざ出陣。
公爵家の馬車で移動する。
同行者はレッドを連れて行った。
仮面舞踏会ですから、私の招待状があれば、付き添いを一人連れて入れる。
今回、解毒剤は粉末状にしてあり、持ち物に含めてある。
レッドには私が解毒役を飲めない状態に陥った時の対処法を教えておいた。
備えは万全です。
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