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二章
変化
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僕と先輩は、正門に着いた。
だけど、愛奈の姿はまだ見えない。
先輩と二人で話をしていると、校内から愛奈が走って来るのが見える。
走って来るほど、先輩に早く会いたかったのか、僕達の前に着く頃には息が切れかかっていて、髪が少し乱れていた。
「遅くなってごめんね!途中で友達に会っちゃって、遅くなったの」
「ううん、大丈夫。息が切れてるけど平気?」
「へ、平気よ。これくらい何ともないわ!」
僕と先輩は心配をした。
思った以上に大丈夫そうで、ホッとする。
これからどうしようかと、話を切り出そうとすると愛奈が先に口を開く。
「ねぇ、先輩…屋上で話しませんか?」
「ボクは良いけど、間宮くんも一緒で良いかな?」
僕の名前を出した途端、愛奈の顔が悲しげになった気がした。それでも愛奈は先輩の前だからなのか仕方なく受け入れる。
「本当は二人で話したかったけど、先輩が言うなら…」
僕は完全にお邪魔虫だ。
愛奈も先輩も、両想いな事に気がついていない。
このまま二人が上手く付き合えたのなら、二人の黄色い合図は消えると思う。なのに、僕が居たら邪魔になる…
なんとかして、隙を見て逃げよう。
そう思いながら僕等、三人は屋上へ階段を上る。
屋上には使わなくなった備品が段ボールに入れられ、幾つか置いてあるだけで、特には何もない。
空を見上げると雲一つない青空が広がっている。
告白をするのには絶好の日だ。
三人は屋上の少し端の方に行って座る。
「風が気持ちいい…」
撫でるように優しい風が僕等を包み込む。
ゆったりとした時間が流れ、緊張していた僕と先輩はいつの間にか寝転がって寛いでいた。
「このまま昼寝をしたくなりますね」
僕がつぶやくと、先輩と愛奈も「そうだね」と、言ってくれた。
今日はこのまま平和な時間で終われる。そんな事を考えていると、愛奈が動き出す。
座っていたのを徐に立ち上がり、グラウンドが見える方へと歩き、柵の前で止まった。
( カシャン─ )
柵に手を掛け、下を眺めている。
僕と先輩も座り直して愛奈を見つめた。
すると、愛奈は振り返って先輩に問う。
「先輩…もしも、私が先輩を好きだと言ったら先輩はどうしますか?」
その表情は何処か切なくてでも、凄く真剣な顔つきだった。
先輩は突然の質問に黙り込んだ。
「…冗談ですよ、今日はなんだか気持ちがいいから、言ってみたくなっちゃった」
愛奈はそう言うけれど、僕には冗談に聞こえない。愛奈の頭上にあるシグナルが黄色く点滅している。
まさか、赤色になるのではないかと思った瞬間…思った通り、赤色になってしまった。
点滅してから他の色に変わる事もあるのだと知った時には既に遅かった…
何も見えない先輩も立ち上がり、愛奈の近くに歩き始める。
これはヤバい!
何か起こってしまう。そんな予感がして、二人の間に割って入ろうとしたけど、間に合わなかった。
( (( グサッ─ )) )
近付いた僕の顔や服に血が飛び散る。
また、助けられなかったのだ。
「ボクは君の気持ちに応えたい。冗談だとしても、愛奈くんの気持ち…凄く嬉しいよ」
先輩は微笑んで幸せそうだ。
だけど、その先輩の腹部からは赤い血がポタポタと流れている。
「私も今、凄く嬉しいです。先輩…」
愛奈を抱き締めるようにもたれ掛かる先輩は、好きな人に刺されてしまったのに笑ったまま。
また、愛奈も支えるようにしながらも片手で果物ナイフを突き刺したまま、抱き締めている。
愛奈は最初から、先輩を刺すつもりだったらしい。色が変わり、ポケットからナイフを取り出すまで僕はそれに気づけなかった。
気付いてやれなかった。
また、繰り返す惨劇に目を逸らす事が出来ない。
僕は目の前の光景と吐き気に必死に耐える。
今まで平和だった空気も空も今では赤く、それはとても耐え難い光景になっていた。
しかし、二人の頭上に見えるシグナルは赤色が点滅して最後は青色に変わる。
二人の気持ちが落ち着いていく。
我に返った愛奈はとんでもない事をしてしまった事にようやく気が付いた。
「どうしよう…私、私はただ先輩に愛されたかった。それなのに先輩を…」
急に動揺し始めた愛奈は刺した事を覚えていないかのように、酷く怯えている。
手は震え、握っていたナイフを地面に落とす。
「愛奈、愛奈!しっかりしろ。早く先輩を保健室へ運ばないと!」
二人に駆け寄り、声を掛けた。
パニック寸前の愛奈は直ぐには動けず、足に力が入らないのかその場に座り込んでしまう。
こうなったら仕方がない。
一人でも先輩を運ばなければ…
そう思う僕は、腹部を抑えてぐったりとする先輩の腕を掴んで首に回す。
「先輩、聞こえますか?まずは保健室に運びますから、頑張って耐えて下さいね」
僕は何度も何度も声を掛ける。
もう真の時のように、助けられないなんてそんなの嫌だ。
先輩を抱えて階段をゆっくりと下りる。
歩くだけでも辛そうなのに、階段はもっと辛いだろう。それでも先輩は自分の足で少しずつ歩き始めた。
「あともう少し。あともう少しですよ!」
息が切れかかる先輩の体力はもうほとんどない。
そんな時、屋上で動けなくなっていたはずの愛奈が走って来た。立てるようになったらしい。
「先輩、ごめんなさい」
泣きながら先輩の空いていた片方の腕に首を通し、愛奈は一緒に支えてゆっくり歩き始めた。
保健室まではもう少しだ。
応急処置だけでもしないと、大変な事になる。
最悪の可能性も考え、僕と愛奈は力を振り絞って先輩を保健室へと運ぶ。
やっとの想いで辿り着いた保健室は、とても静かで誰もいない。先生も何処かに行ってるようで、広い部屋には窓から入る太陽の光だけが、カーテンから漏れている。
「愛奈、僕がベッドまで運ぶから愛奈は何か止血出来るモノと、包帯を頼む」
一刻を争う事態、他の事を考えている暇などない。
僕は刺した愛奈の事を考えるよりも指示する事を選んだ。
「分かった。先輩の様子をお願い」
多分、この行動が合っているんだと僕は思う。
それに応えるかのように愛奈も直ぐに動いてくれて、今のこの状況をちゃんと理解していると感じられた。
正直、何が正しいとか僕には分からない。
ただ先輩を助けたい。そう思っただけ─
暫く空気が張り詰めていたけれど、先輩の手当てが終わり、ちゃんと呼吸をしているのを確認すると僕と愛奈は胸を撫で下ろす。
「僕達に出来る事はやった。先輩も安定して来てはいるけど、念の為に病院へ連れて行こう」
「ええ…そうね。私のせいでごめんなさい」
まだ完全には気が抜けないけど、愛奈の言葉を聞いてホッとする自分がいた。
何故だろう、先輩を刺したはずの彼女を憎いとは思わない。怒りたいという気持ちもない。
不思議な感覚だけが残る。
取り敢えず、少し落ち着いたからと先輩が寝ているベッドの横に折りたたみ式の椅子を二つ並べた。
並べた椅子の一つに僕は腰を下ろす。だけど愛奈は座ろうとはしない。
「…疲れて愛奈まで倒れたら、先輩が心配するから」
僕が少しぶっきらぼうに言うと、愛奈は素直に座ってくれてまた、安心する事が増えた。
今、この状況で愛奈はどんな気持ちで何を思っているのだろう…友達とはいえ、そんな事を考えた事が無かった僕は初めてそう思った。
今までは考えていなかったのが当たり前で、こんな風に誰かの為に何かを考える事が出来るとも思っていなかった。
もっとちゃんと、相手と向き合おう…
そうすれば、何か変われる気がする。
「刺した事はいけない事…だけど、友達なのに悩んでた事とか、何も分かってやれなくてごめん」
思った事をありのまま伝える。
僕の気持ちが伝わるかなんてどうでもいい。
何もしてやれなかったのは事実で、変わることは無い。それなら、これからを変えよう。
一瞬だけ顔が強ばるが、そのあと僕の言葉を聞いた愛奈の瞳から涙が流れる。
「ごめんなさい。ごめんなさい…」
涙が頬を伝うのと同時に蹲り、謝り続ける愛奈の姿は見ていてとても辛い。どんな理由であっても、許される事ではないけど僕は友達として言葉を投げ掛けた。
「もう良いんだよ。先輩も安定してるし、病院に行ったら一緒にお見舞いに行こう…」
恥ずかしい事に、初めて友達らしい事を自分の口から言えた気がする。何が足りなかったとか言葉に表すのは難しいけど、これだけは言える。
あの不思議な本に出会い、僕の普通だった人生が変わって、ようやく色々な人と向き合えるようになった。
本来なら友達や親友、先輩…色々な人と関わって気付いてあげる事を僕は出来ていない。
当たり前だと思っていた生活は何一つ当たり前なんかじゃなかった。
それを、不思議な本が教えてくれたのかも知れない。
「愛奈、これからはもっと話そう。何でもいい、些細な事でも悩みがあったら言って欲しい。友達だから─」
信用や信頼を取り戻したり今以上、誰かの為に考えたり一緒に悩むのは簡単じゃない。だからこそ、より絆を深めて一緒に考えてあげよう。
ただのエゴかも知れないけど人は皆、悩みを抱えたり、耐えている。身近な人だけでも僕は助けたいと思うようになった。
だけど、愛奈の姿はまだ見えない。
先輩と二人で話をしていると、校内から愛奈が走って来るのが見える。
走って来るほど、先輩に早く会いたかったのか、僕達の前に着く頃には息が切れかかっていて、髪が少し乱れていた。
「遅くなってごめんね!途中で友達に会っちゃって、遅くなったの」
「ううん、大丈夫。息が切れてるけど平気?」
「へ、平気よ。これくらい何ともないわ!」
僕と先輩は心配をした。
思った以上に大丈夫そうで、ホッとする。
これからどうしようかと、話を切り出そうとすると愛奈が先に口を開く。
「ねぇ、先輩…屋上で話しませんか?」
「ボクは良いけど、間宮くんも一緒で良いかな?」
僕の名前を出した途端、愛奈の顔が悲しげになった気がした。それでも愛奈は先輩の前だからなのか仕方なく受け入れる。
「本当は二人で話したかったけど、先輩が言うなら…」
僕は完全にお邪魔虫だ。
愛奈も先輩も、両想いな事に気がついていない。
このまま二人が上手く付き合えたのなら、二人の黄色い合図は消えると思う。なのに、僕が居たら邪魔になる…
なんとかして、隙を見て逃げよう。
そう思いながら僕等、三人は屋上へ階段を上る。
屋上には使わなくなった備品が段ボールに入れられ、幾つか置いてあるだけで、特には何もない。
空を見上げると雲一つない青空が広がっている。
告白をするのには絶好の日だ。
三人は屋上の少し端の方に行って座る。
「風が気持ちいい…」
撫でるように優しい風が僕等を包み込む。
ゆったりとした時間が流れ、緊張していた僕と先輩はいつの間にか寝転がって寛いでいた。
「このまま昼寝をしたくなりますね」
僕がつぶやくと、先輩と愛奈も「そうだね」と、言ってくれた。
今日はこのまま平和な時間で終われる。そんな事を考えていると、愛奈が動き出す。
座っていたのを徐に立ち上がり、グラウンドが見える方へと歩き、柵の前で止まった。
( カシャン─ )
柵に手を掛け、下を眺めている。
僕と先輩も座り直して愛奈を見つめた。
すると、愛奈は振り返って先輩に問う。
「先輩…もしも、私が先輩を好きだと言ったら先輩はどうしますか?」
その表情は何処か切なくてでも、凄く真剣な顔つきだった。
先輩は突然の質問に黙り込んだ。
「…冗談ですよ、今日はなんだか気持ちがいいから、言ってみたくなっちゃった」
愛奈はそう言うけれど、僕には冗談に聞こえない。愛奈の頭上にあるシグナルが黄色く点滅している。
まさか、赤色になるのではないかと思った瞬間…思った通り、赤色になってしまった。
点滅してから他の色に変わる事もあるのだと知った時には既に遅かった…
何も見えない先輩も立ち上がり、愛奈の近くに歩き始める。
これはヤバい!
何か起こってしまう。そんな予感がして、二人の間に割って入ろうとしたけど、間に合わなかった。
( (( グサッ─ )) )
近付いた僕の顔や服に血が飛び散る。
また、助けられなかったのだ。
「ボクは君の気持ちに応えたい。冗談だとしても、愛奈くんの気持ち…凄く嬉しいよ」
先輩は微笑んで幸せそうだ。
だけど、その先輩の腹部からは赤い血がポタポタと流れている。
「私も今、凄く嬉しいです。先輩…」
愛奈を抱き締めるようにもたれ掛かる先輩は、好きな人に刺されてしまったのに笑ったまま。
また、愛奈も支えるようにしながらも片手で果物ナイフを突き刺したまま、抱き締めている。
愛奈は最初から、先輩を刺すつもりだったらしい。色が変わり、ポケットからナイフを取り出すまで僕はそれに気づけなかった。
気付いてやれなかった。
また、繰り返す惨劇に目を逸らす事が出来ない。
僕は目の前の光景と吐き気に必死に耐える。
今まで平和だった空気も空も今では赤く、それはとても耐え難い光景になっていた。
しかし、二人の頭上に見えるシグナルは赤色が点滅して最後は青色に変わる。
二人の気持ちが落ち着いていく。
我に返った愛奈はとんでもない事をしてしまった事にようやく気が付いた。
「どうしよう…私、私はただ先輩に愛されたかった。それなのに先輩を…」
急に動揺し始めた愛奈は刺した事を覚えていないかのように、酷く怯えている。
手は震え、握っていたナイフを地面に落とす。
「愛奈、愛奈!しっかりしろ。早く先輩を保健室へ運ばないと!」
二人に駆け寄り、声を掛けた。
パニック寸前の愛奈は直ぐには動けず、足に力が入らないのかその場に座り込んでしまう。
こうなったら仕方がない。
一人でも先輩を運ばなければ…
そう思う僕は、腹部を抑えてぐったりとする先輩の腕を掴んで首に回す。
「先輩、聞こえますか?まずは保健室に運びますから、頑張って耐えて下さいね」
僕は何度も何度も声を掛ける。
もう真の時のように、助けられないなんてそんなの嫌だ。
先輩を抱えて階段をゆっくりと下りる。
歩くだけでも辛そうなのに、階段はもっと辛いだろう。それでも先輩は自分の足で少しずつ歩き始めた。
「あともう少し。あともう少しですよ!」
息が切れかかる先輩の体力はもうほとんどない。
そんな時、屋上で動けなくなっていたはずの愛奈が走って来た。立てるようになったらしい。
「先輩、ごめんなさい」
泣きながら先輩の空いていた片方の腕に首を通し、愛奈は一緒に支えてゆっくり歩き始めた。
保健室まではもう少しだ。
応急処置だけでもしないと、大変な事になる。
最悪の可能性も考え、僕と愛奈は力を振り絞って先輩を保健室へと運ぶ。
やっとの想いで辿り着いた保健室は、とても静かで誰もいない。先生も何処かに行ってるようで、広い部屋には窓から入る太陽の光だけが、カーテンから漏れている。
「愛奈、僕がベッドまで運ぶから愛奈は何か止血出来るモノと、包帯を頼む」
一刻を争う事態、他の事を考えている暇などない。
僕は刺した愛奈の事を考えるよりも指示する事を選んだ。
「分かった。先輩の様子をお願い」
多分、この行動が合っているんだと僕は思う。
それに応えるかのように愛奈も直ぐに動いてくれて、今のこの状況をちゃんと理解していると感じられた。
正直、何が正しいとか僕には分からない。
ただ先輩を助けたい。そう思っただけ─
暫く空気が張り詰めていたけれど、先輩の手当てが終わり、ちゃんと呼吸をしているのを確認すると僕と愛奈は胸を撫で下ろす。
「僕達に出来る事はやった。先輩も安定して来てはいるけど、念の為に病院へ連れて行こう」
「ええ…そうね。私のせいでごめんなさい」
まだ完全には気が抜けないけど、愛奈の言葉を聞いてホッとする自分がいた。
何故だろう、先輩を刺したはずの彼女を憎いとは思わない。怒りたいという気持ちもない。
不思議な感覚だけが残る。
取り敢えず、少し落ち着いたからと先輩が寝ているベッドの横に折りたたみ式の椅子を二つ並べた。
並べた椅子の一つに僕は腰を下ろす。だけど愛奈は座ろうとはしない。
「…疲れて愛奈まで倒れたら、先輩が心配するから」
僕が少しぶっきらぼうに言うと、愛奈は素直に座ってくれてまた、安心する事が増えた。
今、この状況で愛奈はどんな気持ちで何を思っているのだろう…友達とはいえ、そんな事を考えた事が無かった僕は初めてそう思った。
今までは考えていなかったのが当たり前で、こんな風に誰かの為に何かを考える事が出来るとも思っていなかった。
もっとちゃんと、相手と向き合おう…
そうすれば、何か変われる気がする。
「刺した事はいけない事…だけど、友達なのに悩んでた事とか、何も分かってやれなくてごめん」
思った事をありのまま伝える。
僕の気持ちが伝わるかなんてどうでもいい。
何もしてやれなかったのは事実で、変わることは無い。それなら、これからを変えよう。
一瞬だけ顔が強ばるが、そのあと僕の言葉を聞いた愛奈の瞳から涙が流れる。
「ごめんなさい。ごめんなさい…」
涙が頬を伝うのと同時に蹲り、謝り続ける愛奈の姿は見ていてとても辛い。どんな理由であっても、許される事ではないけど僕は友達として言葉を投げ掛けた。
「もう良いんだよ。先輩も安定してるし、病院に行ったら一緒にお見舞いに行こう…」
恥ずかしい事に、初めて友達らしい事を自分の口から言えた気がする。何が足りなかったとか言葉に表すのは難しいけど、これだけは言える。
あの不思議な本に出会い、僕の普通だった人生が変わって、ようやく色々な人と向き合えるようになった。
本来なら友達や親友、先輩…色々な人と関わって気付いてあげる事を僕は出来ていない。
当たり前だと思っていた生活は何一つ当たり前なんかじゃなかった。
それを、不思議な本が教えてくれたのかも知れない。
「愛奈、これからはもっと話そう。何でもいい、些細な事でも悩みがあったら言って欲しい。友達だから─」
信用や信頼を取り戻したり今以上、誰かの為に考えたり一緒に悩むのは簡単じゃない。だからこそ、より絆を深めて一緒に考えてあげよう。
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