短編集【BLACK】

タピオカ

文字の大きさ
19 / 23

ゲーム&コーヒー

しおりを挟む
 今日も家でコーヒーを飲み、ダークチョコを食べ、それをしながらゲームをしているが楽しすぎて最高だな。
 今は8月中旬、つまり夏休み。だから自由時間だらけってことだ。

「あ~…くそ、失敗した!そろそろカフェインの覚醒作用が切れてきたか!?」

 ゲームで集中力を保って上手い動きをする為にもカフェインを摂取する。
 …成分について詳しくないからなんとなくだけど、飲まないよりはゲームしやすい感じがするんだ。
 だからそれが入っている飲み物であるコーヒーを俺は愛用している。

「さて、冷蔵庫に取りに行きますかっと」



 …あ、取りに来たはいいがコーヒーベースが無いな。
 俺はボトル1本で何回もお手軽に飲めるベースタイプのコーヒーを飲んでるんだよ。
 ペットボトルのやつより安いから親もそれでいいって言うしな。

 しょうがない、近くのスーパーで買ってくるか。



 …あ~!!買ってきたが今の時間でコーヒーを早く飲みたくて飲みたくてしょうがない!!
 時間をあまり空けすぎずに飲みたいんだよな~!

 まあコーヒー買う為だけにスーパーに行くのも微妙だから、ついでにダークチョコも買ったし沢山食べて更に覚醒するぞ!

「…ひゃっほーい!美味い!!コーヒーもチョコも最後に俺の脳を活性化させるぜ!さあ、ゲームの続きだ!」

 テンションが上がるぜ!今日もまた夜遅く、いや違う、この勢いで朝までゲームしちまうぞ!!

「よし!動きもいい!やっぱりゲームのお供にはコーヒーとチョコだな!」



 …今は夏休みの終わり頃、コーヒーを飲んだら眠くならないから最近は24時間全く寝ずに沢山飲んでゲームしている。
 それを続けているからかなんだか変な感じだ。

 体がダルい。だが覚醒してるから感覚ははっきりしてる。

 ここまでなったらさすがに寝なきゃいけないんだろうが、カフェインのせいで眠れやしない。
 しかもそれなのにまだコーヒーを飲みたいと思う、そしてゲームも続けたい。
 だから病院は行かないんだ。

「…カフェイン中毒とゲーム依存症かな。分かってはいるけどやめれないんだよな」

 まあ今日もゲームをしよう。



 さて、コーヒーを飲みきった事だし冷蔵庫に取りに行くか。

 あれ?立ち上がったかと思いきや倒れてしまった。
 ………体がちゃんと言う事聞いてくれなくて起き上がれないしぞ。
 このままじゃゲームができないからしょうがない。

 「母さ~ん。病院に連れて行ってくれ~」

 部屋から母さんを呼んだ。病院に行くのは嫌だがしょうがない。



 ………あれから病院に行ったらまさかの1ヶ月の入院になっちまった。
 俺の体そんなにボロボロになってたのか。

「でも明日で退院だ。またコーヒーもゲームも楽しむぞ!」



 …我が家に着いたぞ!さっそくゲームとコーヒーとチョコの組み合わせだ!
 ………あれ?冷蔵庫にコーヒーが無い! 
 あ、そうか!俺がいなかったから使い切ってそのままなんだな!
 しょうがない、コーヒーを買いに行く前にとりあえずゲームをしよう!

「は?ゲームが無い!?」

 …どういう事だよ!コーヒーはともかくゲームは何処にいったんだ!?
 う~ん、母さんに聞いてみるか!


「俺のゲームが見つからないんだけど知らない?」
「…あぁ、あれね。全部売ったわよ」

 売った!?せっかく集めた俺のゲームを…!?

「なんでだよ…俺の宝物だぞ!!」
「なんでって…医者から止められたからよ。ゲームとコーヒーのせいで入院する事になったんだから禁止しろって」

 …くそ!医者め!文句言いに行ってやる!



「おい!医者!俺に対してゲームとコーヒーをやめさせるとはめちゃくちゃしやがって!」

 俺を担当した医者を見て文句を言う。

「はあ…やっぱりあなたは手遅れでしたか。しょうがない…」

 手遅れってなんだよ!俺は普通に元気になったんだ、だからまたゲームをしたいだけなのに!
 ……あれ?他の医者が大勢で俺の周りに集まってきた。

 「……って何するんだお前ら!話せ!」

 なんで俺を捕まえるんだ!?

「…1度試しに退院させてみましたが、こんなに怒りを僕にぶつけたりでやはりもう駄目みたいですね。今度はいつ退院できるか分かりませんよ…」



 ………あれからだいぶ時が経った、俺はまだ病院に入院させられている。
 ゲームも出来ない、コーヒーも飲めない…こんなの何の為に生きてるのか分からない。

 …あ、あっちに見えるのはあのクソ医者だ!

「待ちやがれ!今日こそ覚悟しろ!!」
「またですか、懲りない人ですね………そんなんじゃいつになっても退院できないですよ。ふふっ……これからも医者と患者としてよろしく」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです 読みながら話に潜む違和感を探してみてください 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

『ショート怪談』訪れるもの

見崎志念
ホラー
一話完結のお話をぽつぽつとしたためております。ドロッとしたよくわからないものに対しての恐怖をお楽しみください

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

あなたのサイコパス度が分かる話(短編まとめ)

ミィタソ
ホラー
簡単にサイコパス診断をしてみましょう

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

処理中です...