夢追い作家の甘くない現実〜今日も何かが壊れていく〜

こぉぷ

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19.ドキドキ

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  __________φ(..)___________


 小夏コナツさんは掃除機を持ってきた

「すみません 小夏さん」

「そのまま動かないでくださいね」

 ヴイィーン

 少し離れた場所から掃除機をかける
 パラパラと子気味良い音を鳴らし
 掃除機は破片を吸い上げる

「こんなもんかな?」

「お待たせしました、ジュンさん
 こっちへ来てください」

 掃除機をその場に置いたまま
 俺を手招く彼女を追った


 .....✒️   .....


 リビングから廊下に出ると
 そのまま目の前の洗面所に入る
 小夏さんは俺の手首を掴んで
 傷口を見ながら血を洗い流した

 彼女との距離感に
 ドキドキしながらも
 彼女の真剣な表情を見て
 不埒な考えを抑え込んだ……


「・・・(´ρ`*)コホン」



 再びリビングへ戻ると
 今度はダイニングの
 椅子へ座るように促された

 救急箱をテーブルに乗せると
 隣に座った彼女は
 手早く消毒をしてくれた

「慣れてますね」

「ええ……妹がそそっかしくて
 よく怪我をしていたものですから」

「なるほど」

「ガラスは危険ですから
 念の為に病院に行ってください」

「大丈夫ですよ、これくらい」

「何が大丈夫なんですか!
 血が出たんですよ?
 傷口から小さな破片が血管に入ったら
 どうなるか分かってるんですか!」

「‪Σ( ˙꒳​˙ ;)そ……そうですよね」

「あ……ごめんなさい
 つい大きな声を出してしまって……」

「いえ……心配してくださり
 ありがとうございます
 でもほら出血は止まりました」

「見せてください」

 小夏さんが俺の手を取り
 顔を近付けてきた

 (; ꒪꒫꒪)(。_。 )ジィ...

 あのさぁ~
 さっきからさ~
 近いんだよォ~


 ドキ…ドキ… ﮩ٨ـﮩ♡ﮩ٨ـﮩ


 傷口を確認するだけだ
 落ち着け俺……


 てか……また “赤” だな
 俺のラッキーアイテム……

 なんか、小夏さんといる時に
 よく見るような……

 でも、あの日の占いだから
 今日は違うよな……


「ね?止まってるでしょう?
 傷口が浅い証拠です!
 もし必要なら受診しますから」

「他に切れているところは?
 ……ないですか?」

 そう言いながら手を返して
 手の甲を指先で撫でながら眺める
 指を広げて指の間まで確認する

「小夏さん……(,,- -,,)ぁ、あの……」

 小夏さんから ふわりと
 優しい香りが漂ってきて
 ムラムラ……じゃない!
 ソワソワして落ち着かないんだって!

 ついさっき おとこ 木室キムロ ジュン を
 落ちつかせたばかりなのにぃ!


「大丈夫そうですね」

 そう言うと顔を上げた小夏さん
 その距離は驚くほど近くて
 俺たちは見つめ合ったまま固まった


 シ──(  ,・-・,)(・-・ *) ──ン


 再び沈黙……


 ドキドキ ﮩ٨ـﮩ♡ﮩ٨ـﮩ ドキドキ


「っ……すみません近かったですね」

 慌てたように視線を逸らされ
 小夏さんが離れかけた

「小夏さん!」

 行かないで!

 俺は思わず彼女が離れる前に
 その手を捕まえるように指を絡めた

 驚いた彼女が再び顔を上げた時
 その近さに無意識に俺の体は動き
 彼女の唇に吸い付いていた


 あぁ……なんて柔らかいんだろう



 .....✒️   .....
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