天は百万分の二物しか与えなかった

木mori

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第二章

第六部分

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「言いたいことはそれだけか。真実は知らない、語らない方がいい場合が多いと思うがな。妾を悪人と見ているならば話は早い。鰯司は魔界の環境改善のための、エネルギー源なんじゃ。」
「エネルギー源ですか?いかにも大量消費されて、中身がなくなったら、ポイ捨て、というパターンになりそうですね。ショボン。」
「低脳な鰯司にしては読みが鋭いのう。じゃか、その背景を先に説明しよう。魔界が暗いのは光が乏しいせいじゃ。光がなければ文明は栄えぬ。だから道路も整備されておらぬ。さらにまっすぐな道路などインフラが不充分であれば経済も発展しない。だから魔界の財政は厳しいんじゃ。経済を発展させるためには、光が必要じゃ。加えて、直進道路を建設して最短距離で移動して、時間を効率的に活用することも重要じゃ。永年、魔界には光とまっすぐな線が欠けている、つまり光線不足に悩んでいるということじゃ。光線不足で経済が停滞し、魔界全体が貧困に喘ぐ。。そのひとつの現れが、パンツなし症候群なんじゃ!チラッ。きゃあ!」
トリス会長は、自分でちょうちんブルマを見せてから、思いっきり恥ずかしがった。
「ゴ、ゴホン。みんな人間界に行きたがっている。パンツは経済発展の象徴である。ゆえに、みんなパンツが欲しいんじゃ。」
「ちなみに、妾は悪魔女王である。魔界を束ねておる。この女王府庁の奥に、鰯司のエネルギーを吸収する設備がある。それは肝心のエネルギー源がなく、ずっと不稼働であった。それで魔界では長い間、光線の能力を持つ者を探していた。ある時、使い魔にその能力を持つ者が現れた。光とまっすぐな線に乏しい魔界では、その使い魔を育てることができない。従って、その使い魔は、人間界で育てられたのじゃ。」
「それが僕だと?」
「鰯司の短い人生の中で、自分の能力発動には自覚があろう。」
「僕は使い魔。それも消費されて消滅してしまうだけの、ひどく軽い存在。」
しかし、鰯司はふと頭に浮かんできたことを口にした。
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