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第一章
第二十部分
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トイレ待機作戦(命名、ユリ)に失敗したユリは、お風呂覗き作戦(どうみても犯罪)を決行することに踏み切った。
「こ、これなら確実に見れるわ。場所はアソコ。男子のアソコって、いったいどうなってるのかしら。大きくなったりするとか聞いたことあるけど。・・・・は、恥ずかしい!アタシったら、いったい何を考えてるのかしら。アソコって、ただのおへその下の部位ってことなんだから、突起物とかではないわ。・・・突起物っていったい?きゃああ!」
頬に両手を当てて、顔を左右に振る仕草は相当にかわいいが、見ている者がいないのが残念である。
「でも、これをやらないと、魔王確認ができないわ。そうそう、これはアタシの意思ではなく義務なのよ。地獄のウサミミ三大義務は、桃太郎退治、人間界治安維持、納税なんだからね。」
なんともバランスの悪い義務である。それに桃太郎は伝説の人物では?それはさておき、お風呂覗きプロジェクト(作戦名変更byユリ)を立ち上げることにしたユリ。
大悟がバスルームに行ったことを確認してから(すでにストーカーモード)、自分の部屋を出るユリ。
浴室ドアを泥棒のように、こっそりと開ける。大悟の脱いだ衣服がカゴに入っている。ジャージが上になっているため、下着類は見えない。脱いだ順番からするとおかしいのだが、たたみ方とかは人それぞれだからと自分にいい聞かせるユリ。少々落胆した自分に、ハッとするユリであった。自分はヘンタイじゃない!とお経のように三度唱えて飲み込んだ。
ユリのポジションから浴室の半透明なドア見える。中は湯気でもうもうとなっている。長身のシルエットがビミョーに見えて、ユリの心拍数が急上昇。
ガラガラッと一気にドアを開放したユリ。
「い、いきなり、何するんだよ!」
抗う大悟であったが、なんせ体を洗っている最中で、完全無防備。
無意識に視線が動いて、ユリは気にしていた突起物を瞳に映してしまった!
「す、スゴい!これが、アレ!!!きゃああああ!」
見た方のユリが卒倒した。
・・・・・・・・・・・・。
「どうシミュレーションしてもアタシには気絶フラグが立つわ。やっぱりやめとくのが賢明ね。」
すべてユリの妄想であった。
ユリは営業成績不振でボーナスの下がったサラリーマンのように、肩を落とした。
「・・・でも、あきらめきれないわ。」
ユリは一念発起で、大悟の入浴シーンをその目で確認することにした。
一度シミュレーションをしているせいか、足音には十分注意して歩き、ついに浴室に到着した。廊下側のドアを開けて、中に入る。浴室ドアに少し隙間があるせいか、脱衣場にも湯気が流れていて、視界が悪い。
カゴに入っている大悟の下着類がユリを強く刺激し、血流が逆流するような感覚に捉われる。
「よ、よし。いよいよだわ。」
半透明のドアに手をかけるユリ。そこに妙に柔らかい感触がある。
「あれ。これはいったいなにかしら?」
「あれ。これはいったいなんだろう?」
ユリの網膜に映ったもうひとりの女子。桃羅だった。中腰で重なるように、ほぼ同じ位置にいたふたり。
「こんなところでいったいなにをしているのよ。って、兄のノゾキをしているのよね。」
「そっちこそ、居候の身でお兄ちゃんのノゾキとは不届き千万だよ。実の妹には兄をノゾク権利は憲法で保障されているんだからね。それにここはあたしの指定席なんだから。」
「兄のお風呂をノゾクなんて、最高にツンデレだわ。」
「こ、これなら確実に見れるわ。場所はアソコ。男子のアソコって、いったいどうなってるのかしら。大きくなったりするとか聞いたことあるけど。・・・・は、恥ずかしい!アタシったら、いったい何を考えてるのかしら。アソコって、ただのおへその下の部位ってことなんだから、突起物とかではないわ。・・・突起物っていったい?きゃああ!」
頬に両手を当てて、顔を左右に振る仕草は相当にかわいいが、見ている者がいないのが残念である。
「でも、これをやらないと、魔王確認ができないわ。そうそう、これはアタシの意思ではなく義務なのよ。地獄のウサミミ三大義務は、桃太郎退治、人間界治安維持、納税なんだからね。」
なんともバランスの悪い義務である。それに桃太郎は伝説の人物では?それはさておき、お風呂覗きプロジェクト(作戦名変更byユリ)を立ち上げることにしたユリ。
大悟がバスルームに行ったことを確認してから(すでにストーカーモード)、自分の部屋を出るユリ。
浴室ドアを泥棒のように、こっそりと開ける。大悟の脱いだ衣服がカゴに入っている。ジャージが上になっているため、下着類は見えない。脱いだ順番からするとおかしいのだが、たたみ方とかは人それぞれだからと自分にいい聞かせるユリ。少々落胆した自分に、ハッとするユリであった。自分はヘンタイじゃない!とお経のように三度唱えて飲み込んだ。
ユリのポジションから浴室の半透明なドア見える。中は湯気でもうもうとなっている。長身のシルエットがビミョーに見えて、ユリの心拍数が急上昇。
ガラガラッと一気にドアを開放したユリ。
「い、いきなり、何するんだよ!」
抗う大悟であったが、なんせ体を洗っている最中で、完全無防備。
無意識に視線が動いて、ユリは気にしていた突起物を瞳に映してしまった!
「す、スゴい!これが、アレ!!!きゃああああ!」
見た方のユリが卒倒した。
・・・・・・・・・・・・。
「どうシミュレーションしてもアタシには気絶フラグが立つわ。やっぱりやめとくのが賢明ね。」
すべてユリの妄想であった。
ユリは営業成績不振でボーナスの下がったサラリーマンのように、肩を落とした。
「・・・でも、あきらめきれないわ。」
ユリは一念発起で、大悟の入浴シーンをその目で確認することにした。
一度シミュレーションをしているせいか、足音には十分注意して歩き、ついに浴室に到着した。廊下側のドアを開けて、中に入る。浴室ドアに少し隙間があるせいか、脱衣場にも湯気が流れていて、視界が悪い。
カゴに入っている大悟の下着類がユリを強く刺激し、血流が逆流するような感覚に捉われる。
「よ、よし。いよいよだわ。」
半透明のドアに手をかけるユリ。そこに妙に柔らかい感触がある。
「あれ。これはいったいなにかしら?」
「あれ。これはいったいなんだろう?」
ユリの網膜に映ったもうひとりの女子。桃羅だった。中腰で重なるように、ほぼ同じ位置にいたふたり。
「こんなところでいったいなにをしているのよ。って、兄のノゾキをしているのよね。」
「そっちこそ、居候の身でお兄ちゃんのノゾキとは不届き千万だよ。実の妹には兄をノゾク権利は憲法で保障されているんだからね。それにここはあたしの指定席なんだから。」
「兄のお風呂をノゾクなんて、最高にツンデレだわ。」
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