失楽園パンツの魔王様?

木mori

文字の大きさ
66 / 71
第二章

第三十三部分

しおりを挟む
「まだそんなことをおっしゃるのですか。」
「まだアタシは魂を食べてないわ。そ、それはアタシの役割なんだけど。」
「あら、それならワタクシがやりますわよ。食べるなんて簡単、朝立ち前ですわ。」
「お嬢様、ツンデレ用語でも本格派です。」
カリナは大悟を引き寄せてキスをしようとした。
「やめて!アタシがやる!」
ユリが大悟に唇を合わせた。今度は前とは違い、濃厚なキスである。一回目の経験が生きているのだろうか。
「柔らかい。こんな感触は初めてだ。この前はいきなりでよくわからなかったけど、女の子の唇って、こうなんだ。」
大悟がほとんど初めての体験に酔い痴れていた時、ユリと大悟のからだが熱くなり膨張したように見えたかと思うと空中に消えた。
「こ、これは空間移転魔法?そんな高度な魔法を生徒会書記代理補佐が使えるなんて?信じらんないですわ。インポッシブルがスタンドしたみたいですわ!」
「お嬢サマ。物理的現象の表現方法は正しいですが、使い方がツンデレです。」
「ユリさんは結局人間界へ行ってしまったようですわね。まあいいですわ。地獄の危機を救った当事者としての貢献度を加味いたしましょう。ソーセージをくわえて、地獄への帰還を待ってますわ。」
「お嬢サマ。くわえるものがかなり違っています。」

大悟がとユリが突如姿を消して、桃羅はヤキモキしていた。
「あの年増泥棒女、お兄ちゃんをたぶらかして、どこかで拉致して、あんなことや、そんなことをやってるんじゃないかな。ま、まさか、お兄ちゃんにスカートをまくって、パンツを見せまくってるんじゃ?ダブル捲り!?そんな、おいしい、じゃない、恐ろしいことをしてるんじゃ?あたしもやりたい!」
性欲に完全支配されている桃羅であった。それでもなかなかふたりが帰宅しないことに。しびれを切らした桃羅。
「もうガマンできない。こうしてやる!」
桃羅は大悟の部屋に行って、ベッドにダイブ!大相撲の前頭が横綱にやるようにまくらに頭をつけた。
「くう~ん。お兄ちゃんのいい匂い。萌えるぅ!」
枕につけた顔でマーキングする桃羅。興奮状態がMAXとなり、陶酔しつつある。
「あれ?枕が小さくなったみたい。さっきより柔らかいし。胸も堅いけど、ほんのりぽにょっとしてる?」
「あはん。」
「あたしの声じゃない?」
「ちょっとあんた、なにしてるのよ。離れなさいよ、気持ち悪い。」
「あれ?ユリ!?」
「おいおい、お前たち。オレのベッドで、貧乳(ユリ)遊びするんじゃねえ。」
「お兄ちゃん!」
桃羅はベッドから飛び跳ねて、大悟へアタックしたが、間一髪大悟はよけた。桃羅は壁ドカンとなった。
「アタシたち、人間界に戻って来れたんだ。」
ユリはうれしそうに表情を崩した。
「そのようだな。良かったな、ユリ。」
「べ、別に喜んでるわけじゃないのよ。アタシは大悟がパンツ魔王なのか勇者なのか、まだ見極めがついてないから、確認しようとしてるだけなんだからねっ。」
「そうだな。それはオレもお前のことがわからないし、知りたいところだ。」
「ちょっとユリ。ずいぶん、お兄ちゃんと親しげに見えるけど、お兄ちゃんにホレ薬でも飲ませたんじゃないの?」
「バカなこと言ってるんじゃないわよ。誰がこんなヤツのために。悪名高いパンツ魔王なのよ。」
「さあ、どう思ってるのかな?勇者としか思ってないみたいだけど。」
「そ、そんなことぜったいないわよ。天地神明に誓ってないわ!」
「地獄から来たと言うわりに、天国的なところを崇拝してるんだ?」
「誰が天国なんかを!あんなところ、まさに地獄よ。」
「言ってることがよくわからないぞ。ひとの部屋でいいかげんにしろ!」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。

沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。 すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。 だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。 イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。 変わり果てた現実を前に、 夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。 深い後悔と悲しみに苛まれながら、 失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。 しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。 贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。 そして、母の心を知っていく子供たち。 イネスが求める愛とは、 そして、幸せとは――。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

断罪後のモブ令息、誰にも気づかれずに出奔する

まる
ファンタジー
断罪後のモブ令息が誰にも気づかれないよう出奔して幸せを探す話

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。 毎日19時に更新予定です。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...