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第一章
第三十四話
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『私の妄想?事実ではないということなのか?』
『そうだ。いわゆる被害妄想のようなもの。
お前は待ち合わせ場所にブログ仲間が来なかったことを恨みに思った。
それがお前の心に深く大きな傷をつけて、精神がおかしくなり、精神死を迎えたものと思われる。それが真相だ。』
オレの違和感とは自分に流れ込んできたジバクの意識にある心の乱れだった。
『ぐあああああ~。』
ジバクが絶叫すると、頭に白い輪が見えた。
((今どす!))
絵里華の人形はそう言うと、本体の剣で、輪を斬り落とした。
すると、輪はトリガーカードに変わった。
ジバクはすでに消滅していた。閻魔女王のところにいったのだろう。
いや、閻魔女王はうちにいる。じゃあ死人裁きはどうするんだろう?
((いや~ん。どすどす!))
人形が両手で胸を隠す。
一瞬、全身が生まれたままの姿になった。
同時に本体である人間の方も同じ仕草。
両者共に赤いビキニの上の方がなくなっている。
そこにカードがふわふわと緩やかに飛んできて、ふたつの小山を覆ったかと思うと、ブラの形を成して、装着された。
『そうだ。いわゆる被害妄想のようなもの。
お前は待ち合わせ場所にブログ仲間が来なかったことを恨みに思った。
それがお前の心に深く大きな傷をつけて、精神がおかしくなり、精神死を迎えたものと思われる。それが真相だ。』
オレの違和感とは自分に流れ込んできたジバクの意識にある心の乱れだった。
『ぐあああああ~。』
ジバクが絶叫すると、頭に白い輪が見えた。
((今どす!))
絵里華の人形はそう言うと、本体の剣で、輪を斬り落とした。
すると、輪はトリガーカードに変わった。
ジバクはすでに消滅していた。閻魔女王のところにいったのだろう。
いや、閻魔女王はうちにいる。じゃあ死人裁きはどうするんだろう?
((いや~ん。どすどす!))
人形が両手で胸を隠す。
一瞬、全身が生まれたままの姿になった。
同時に本体である人間の方も同じ仕草。
両者共に赤いビキニの上の方がなくなっている。
そこにカードがふわふわと緩やかに飛んできて、ふたつの小山を覆ったかと思うと、ブラの形を成して、装着された。
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