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第一章
第四十一話
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なんだ、今のは?妙な記憶がオレの頭に流れてきた。ふと上を見ると何かが光っている。眼を凝らすまでもない。トリガーカードだ。さっきのバトルでゲットしたものだ。独りでに稼働したらしい。とにかく、絵里華から話されたものではない。これは忘れてしまおう。
翌日の授業は午前中で終わり。
「何だかお腹が空いたわね。」
家に帰るなり、由梨が言いだした。
食事については、数日前に由梨と話していた。
『「幽霊でも何か食べないといけないということなのか?」
「別に。何も食べなくても生きていける。って、死んでるけど。死んでるんだから栄養素を摂取する必要はないわ。でも現世での癖というか、趣味ね。いやアタシはセレブだから嗜みね。何か、こう口にしないと気が済まない時があるのよ。」』
ということで食べる必要はないが、習慣は残っているというわけだ。
「そうなのか。じゃあ何が食べたいんだ。」
「そうね。セレブと言えば、やっぱりたこ焼きね。」
「たこ焼き?それって、グルメの中でもC級だぞ。」
「C級?Aが最下位で、Cが最高なんでしょ?フォフォフォ。」
由梨は腰に両手を当てて、仁王立ち。仁王というよりはツインテールのペコちゃん人形だが。
((あのう、そのう、たこ焼きって何どす。))
絵里華人形がおずおずと質問してきた。
翌日の授業は午前中で終わり。
「何だかお腹が空いたわね。」
家に帰るなり、由梨が言いだした。
食事については、数日前に由梨と話していた。
『「幽霊でも何か食べないといけないということなのか?」
「別に。何も食べなくても生きていける。って、死んでるけど。死んでるんだから栄養素を摂取する必要はないわ。でも現世での癖というか、趣味ね。いやアタシはセレブだから嗜みね。何か、こう口にしないと気が済まない時があるのよ。」』
ということで食べる必要はないが、習慣は残っているというわけだ。
「そうなのか。じゃあ何が食べたいんだ。」
「そうね。セレブと言えば、やっぱりたこ焼きね。」
「たこ焼き?それって、グルメの中でもC級だぞ。」
「C級?Aが最下位で、Cが最高なんでしょ?フォフォフォ。」
由梨は腰に両手を当てて、仁王立ち。仁王というよりはツインテールのペコちゃん人形だが。
((あのう、そのう、たこ焼きって何どす。))
絵里華人形がおずおずと質問してきた。
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